pink
カランカランカラン
『こんちわー』
『ういーす。今日もよろしくねー。』
『はーい』
『あのー。今の人って…』
『あ〜signalだね。』
『もしかして、もう知ってた?』
まぁここに入り浸ってますからほぼ知ってますよ。
『今からオススメしようと思ったのに〜』
『でもrainbowは知らないでしょ?』
まさか!私が聞いたことすらないバンドがあるなんて…ありえない。
『うん、知らないや。教えて!!教えて!!』
『うーんとね、rainbowは結成してまだそんなにたってないんだけど、凄く上手くて、たまにうちでライブしてくれるの!もうねー1回聴いたら離れられないって感じ。』
『そうなんだー。じゃあ今日聞いてみようかな』
どうせこの前のバンドみたいなことでしよ。どのバンドみても何かが足りない感じがするんだよなぁ。
『ほんと?rainbowは3番目だよ!』
『OK』
『うん、あっそろそろ1バンド目始まる!サポートよろしくね。私は入口にタイテ貼って来るから。』
『よろしくね。じゃなくて、何すればいいの?』
『イマイチ盛り上がってなかったら煽ったり、機材運びやドリンク、あとは物販かな。まぁ私もやるし、お父さんもいるからね。もちろん、rainbowの時は何もやんなくていいよ。お客さんとしてライブ楽しんじゃって!』
『分かった。出来るかわかんないけど…』
『あっほら、もう始まっちゃうよ。』