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20 血塗れの薔薇①

【前回のあらすじ】

 圧倒的ではないか、我が機動殻()は!!

 

 自分の良く知る機動殻乗りであるロゼ・マリアと思わぬ場面で邂逅を果たした2nd(セカンド)は二三言葉を交わした後、『残党の始末をしてくるわ』と言って離れていく機動殻を見送った。

 ロゼの去り際、彼女に頼んで追手が使っていた車を機動殻に起こして貰い、2ndの言い付けを守って廃墟の中に隠れていたシャルロットを回収しに行った。

 だが機動殻ロゼによる暴力に晒された自動車は其処ら中が歪み、車体はタイヤが転がるたびに大きく跳ねる。正常な車の三倍の時間を掛け、2nd達は漸く佳奈の待つ装甲車へたどり着くことができた。


 一部崩落した外壁から見える鈍色をした大型装甲車を見た2ndは、ここで漸く緊張の糸を緩める。

 そして茹だる様な暑さを誇っている外から、冷房の効いた車内に入れると心が躍っていた。だが助手席に座るメイド服を着た人物が居るのを思い出すと、そんな喜びも直ぐに引っ込んだ。


 深く知らない人間をパーソナルスペースに入れることに強い抵抗感のある2ndは、大型施設の廃墟に到着るまでの短い間、下らないと分かってはいても悩みに悩む。

 苦渋の選択の結果、冷房の効いた車内には入らず、大型施設の廃墟の中で佳奈とシャルロットによって今回負った怪我の治療を受ける事にしたのだった。

 ボロボロの改造車を廃墟の外に止め、シャルロットを先導するように廃墟内の中央にある広間に足を踏み入れると、小さな影が突如として2ndへ迫る。

 咄嗟に迎撃態勢を取ろうとするシャルロットを手で制し、膝をついて両手を広げる。


「ただいま」


「おかえりっ!」


 2ndがそう言うや否や、水玉模様のワンピースを着た少女が2ndの胸元に飛び込んでくる。自分を迎えてくれる存在がいることに何やら感慨深い思いが胸をよぎった2ndだったが、それはすぐに後悔に取って代わられる。


「ぐふぅッ!!」


 手加減のない佳奈のタックル―――もとい抱き付きは酷い打撲を負う人間にとって傷に響く行為だった。

 思わずうめき声を漏らしてしまった2ndだったが、少女の目元に雫が溜まっているのを目撃してしまい、これ以上はどんなに辛くとも泣き言を漏らす訳にもいかなかった。

 2ndが出来ることは、痛みを堪えて優しく佳奈の頭を撫でるしかなかった。


 二人が感動的な雰囲気を醸し出しているその時、二人の関係を知らないシャルロットは顔立ちの似ていない親子程歳の離れた二人を見て怪訝な―――ともすれば汚物ロリコンを見下するような冷たい視線を廃墟の残骸に腰掛ける2ndへ向けていた。


 立ち位置が背後だったこともあってシャルロットが険しい表情をしていたことに気づかぬまま、節々に走る痛みで怪我が上半身に集中していると判断した2ndが治療を受ける為に上着を脱ぎ捨てる。

 服の下の惨状を改めて目の当たりにした佳奈が慌てて装甲車へ走り、M-2が予め用意していただろう救急箱と着替えを小さな両腕に抱えて戻ってくる。

 しかし救急箱の所在を知っていても、箱に入っている道具の使い方を佳奈は知らない。それぞれの使い方をレクチャーしながら治療スプレーを一つ取り出し、2ndは自分で処置できる傷口に吹き掛けていく。

 背中のように目に見えなかったり、手の届かない所は佳奈とシャルロットの手を借りて擦り傷にはスプレーを吹きかけ、痣などにはその大きさに応じた保護再生シートを貼って貰う事にした。

 箱を持ってきた佳奈は教えられると直ぐに2ndの背中にテキパキと処置を施していくが、同じ役目を負ったシャルロットの手は止まっていた。


 2ndの引き絞られ無駄を一切廃した筋肉質な身体には、背中だけに止まらず、上半身全体に渡って今回とは関係ない多くの傷跡が残されていたからだ。

 無数の傷は種別を問わず、火傷や切り傷、はてには弾痕などと様々な物が残されているが、それ自体は荒事に身を置く傭兵では珍しくはない。


 だがその数があまりにも異常だった。


 今現在、治療技術も前時代に存在していた技術レベルに近づきつつある。

 その中には再生医療も含まれており、臓器や四肢の完全修復とまでは行かないが、大きな傷程度であれば傷痕を残さずに治すのは可能となっていた。

 もちろん時間が経過し塞がってしまった傷跡を残さずに治す事は難しいが、街に入りにくい残り者(レムナント)でも治療を施してくれる伝手は必ず持っており、直ぐに治療できるはずだ。

 現に親しい極貧傭兵ですら、行きつけの医者を抱えて大きな傷跡など無く数えられる程度の傷跡があるだけだ。

 もし多くの傷痕が残る事があるとすれば、それは万全な治療を施している暇も無いような苛烈極まりない戦場に身を置くぐらいしか思い浮かばない。


 それに2ndの見た目はシャルロットよりは確実に歳上、だがそれほど歳の差がある様にも見えない。

 そんな男が治療も満足に出来ない様な戦場に身を置き、重度の傷を負いながらも生きていると考えれば、シャルロットが驚きを隠せないのも無理はない。


 襲撃者レイダーに追われている時に目の当たりにした実力。

 致命傷の様に見える傷跡。

 特に露出している右の脇腹から首の右側面に広がる再生跡は酷いものであり、そんな傷を負う経験をしても生き残れる実力者らしき人物の名を一度も聞いたことが無いという事実も、シャルロットの驚きを加速させる一因となった。


「だいじょうぶ?」


「おう、大丈夫だ。これぐらい慣れっこだからな」


 しかしそんな驚きもチョコチョコと動く――――しかも信じられない事に強制されているのではなく、自主的にだ!!――――佳奈が視界に入り、手が止まっている自分を恥ずかしく思えたシャルロットも2ndの治療に参加する。


 二人掛かりで治療を施され、道具も一通り揃っていればそう掛からずに治療は終わる。

 2ndの上半身は吹きかけられた白い粉と保護再生シートで見事に装飾され、鎮痛作用の強い保護再生シートの御蔭で痛みが引いてきた2ndは佳奈とM-2に用意してもらった新しい上着を着直した。


 すると治療が終わるタイミングを見計らっていたかのように、廃墟の中で大きく崩れ落ちている箇所から黒塗りの機動殻が現れる。

 機動殻の中でも一際大型の加速ユニットを採用しているブラックプリンスがドーム状の廃墟の中に入れば、例え徐行に近い速度であったとしても加速ユニットから吹き降ろされる風は凄まじい事になる。

 子供の中でもかなり小柄な分類に入るだろう佳奈には耐えるだけでも辛そうだった。

 パタパタとゴスロリチックなメイド服のスカートがはためく音を聞きつつ立ち上がり、佳奈が吹き飛ばされない様に背中に隠す。

 必死にしがみつく佳奈から機動殻へ目を向ければ、胸部の姿勢制御スラスターを細目に吹き出し、体勢を整えつつ空中で速度を完全に殺すと大きな音を立てて足をつけるところだった。

 背部から生える三対の細長い多連動加速ユニットは機能を停止させる直前に青緑色の粒子を大量に吐き出し、廃墟の中に強風と砂埃を生む。

 目に埃が入って若干涙目になった2ndは、その元凶を鬱陶しげに見上げる。


 関節部や施されていた補助装甲などは取り除かれ、本来のカラーリングでも強調されていたブラックプリンセスの武骨さが緩和されており、スマートさすら与えられている。

 左肩部にはブラックプリンスを製造しているR(ローズ)|M〈マテリアル〉社のイメージロゴである薔薇をモチーフにしたエンブレムに真紅を付け足した、血の滴る真っ赤な薔薇のエンブレムが描かれている。

 改めてやってきた機動殻を観察したが、やはりどこをどう見ても2ndの知人が操る機動殻であった。


 関節部が軋む音を聞きながら6mもある巨大な鋼鉄の塊を見上げていると、機動殻は膝を付き、操縦席の出入り口を解放するために頭部装甲が開け放たれる。

 レーダーや通信機、外部映像を操縦席に伝えるための光学機器類の放つ熱で頭部が展開された場所からは白い蒸気が上り、頭部装甲内に篭っていた熱が解放されて首から上の奥の景色が歪んで見える。

 歪んだ景色の中に、操縦席から出てきた人影が立ち上がる。

 未知の人物の登場に佳奈はズボンを握る手の力を強め、シャルロットは生唾を飲み込んだ。

 操縦者を知る2ndは、ブラックプリンスと同じ場所に出入り口が設けられているチハを駆っているためその場の暑さを想像して顔を顰めるだけだった。


「……あれが、血濡れの薔薇(ブラッディ・ローズ)のロゼ・マリアか」


 独り言のように小さく呟いたシャルロットは、ちょうど機動殻にロープを引っ掛けて降りてくる人物を見て、幾人もの男たちに追われていた時のように堅い表情を作っていた。

 それを見た2ndは「まぁ、初対面じゃそうなるか」と呟いてから頭を掻く。


 “ロゼ・マリア”


 五年程前に突如として現われたレムナントの傭兵。

 ひたすらに激しい作戦へ参加しては常勝無敗を誇り、敗戦濃厚となった幾つもの戦場を強引ながらも引っくり返してきた機動殻乗り。

 機動殻に乗らず、パワードスーツを纏えば優秀な機械科歩兵にもなり、身一つでユーラシア大陸を渡り歩きながら荒事に従事する戦場の悪魔。

 同じ様に戦場を歩く者で知らない者はいない、とまで言われるようになった女傑。


 それが真に彼女を知らない者たちの抱く第一印象である。

 勇ましい逸話を作る女性は一体どんな人物なのだろうかと期待、興奮、警戒、不安といった様々な感情がシャルロットの横顔から見て取れた。

 だが、そんな表情もロゼが近くに寄ると驚きの一色に染まる。


 ロゼと何度か一緒にいた時に何度か見た事があるそれに苦笑いを浮かべ、警戒心を剥き出しにしながらも半身を2ndの背に隠している佳奈を愛らしく思い、二人が見ている方向へ顔を向ける。

 そこには見慣れたが、ある意味見慣れぬ年若い女性が立っていた。

 久方ぶりに直に見る知人を2ndは不躾にも足元から舐めるように観察していく。


 引き締められた太もも。

 柔らかさと張りを備え合わせている様に見える臀部。

 無駄を削ぎ落としつつ、しなやかさを失っていない腹筋。

 着込んだパワードスーツの胸部を上向きに押し上げる形の整った双丘。

 瑞々しい唇は笑みを浮かべ、妖艶な印象を与える口元のボクロと眠たげな垂れ目は優しげに細められている。


 ロゼは機体に似たカラーリングの補助強化服パワードスーツに身を包んでいた。

 ピッチリと体表に吸い付くような薄いエナメル質の素材で作られた機動殻用のパワードスーツは、ロゼが持つ女性特有の美しいプロポーションを見事に強調させていた。

 途中2ndの視線に気が付いたロゼがまるで見せ付けるように腰に手を当てて全身を見せつけるポーズを取ったが、どう見ても世間一般に囁かれているロゼの噂からは想像も出来ない美貌である。

 シャルロットの口は開いたままになっていた。


 2ndはパワードスーツでは無くドレスを着た方が似合うと常々思うのだが、補助強化服だからこそ余計に際立つロゼのプロポーションが見れないのは中々惜しいものだとも思っていた。

 そんな勝手な事を思っている男一名を余所に、2ndと同じく相手の姿を確認していたロゼの視線がシャルロットへ向くと、その直前まで纏っていた空気がガラリと変わる。

 優しげに細められていた視線には剣呑さが宿り、笑みを浮かべていた口元からは感情が抜け落ちる。


「ひゃぅ」


 更に鋭い視線が2ndの背後から隠れて様子を伺っていた佳奈へ移るとその鋭さは更に増し、佳奈が露にしていたロゼへの警戒心は一瞬にして萎縮する。

 逃げ場など無いにも関わらず、少しでも視線から体を隠すように2ndの背後に身を隠し、可能な限り体を縮めようとしていた。それでも隠しきれなかった部分を食い入る様に見続けた後、佳奈へ向けられていた鋭い視線は2ndへと向かう。

 この展開を概ね予想して苦笑いを浮かべていた2ndの視線とかみ合い、肩をすくめる2ndに対してロゼから漂う危険な空気が悪化する。


「あら、セカンド。私の事は無視する癖に、他の女の子には手を出すのね。それにそっちの娘は………貴方ってもしかしてロリコンだったのかしら?」


 そう言いながらロゼはまとっていた険悪さを一瞬で消し去り、淫靡な微笑みを携えたロゼは2ndの眼前まで歩み寄る。

 更にゆっくりとした動作でしなだれかかる様に両腕を2ndの首に絡ませる。

 吐息が絡み合う距離にまでお互いの顔が接近し、仄かに香る薔薇に似せて作られた合成香料が2ndの鼻腔を擽るが、今の2ndにそれを堪能している余裕は無かった。

 今のロゼは口元こそ微笑んではいるが、その実目元は一切笑ってはいなかったのだ。

 最接近しているからこそ分かる瞳に宿る射殺さんばかりの殺気に、2ndは背筋に大粒の冷や汗を流していた。


「色々と突っ込みたい事はあるが、お前が思っている事は全部間違いだと否定しておこう。だいたい俺とお前は―――」


 不意にロゼの瞳が怪しい光を宿し、誤解を招きかねない現状を前に否定しょうと紡ごうとした言葉を2ndは咄嗟に飲み込んだ。


「……貴方と私は、なにかしら?」


 ロゼは首を傾げると首に回した手で2ndの首を撫で、離れ際にツッーっと手入れの行き届いた爪が表皮を軽く引っ掻いて行く。

 平時であれば馬鹿な男達を魅了して止まないその動作が、2ndには言外に「返答次第では殺す」と言っている様にしか思えず、首に死神に死神の鎌を掛けられているような気分に陥った。


「い、いや。何でもない、です。はい」


「そう?」


 銃弾飛び交う戦場とはまた別種の恐怖を前に平静を装って何とかそれだけは言ったが、2ndの声は僅かに震えていた。

 ロゼはそんな2ndに溜め息を吐き出し、呆れた様な表情を作ると2ndから体を離す。


「まぁ、いいわ。今回は見逃してあげる。それで貴方が唾付けした娘たちの紹介をして貰ってもいいかしら?」


「おい、まるで俺があっちこっちに唾付けて回ってるみたいな言い方するなよ。俺が相手してるのはみんな後腐れの無いネーちゃん達だけだぞ。……って、子供の前でする話でも無いし、まぁいいや。

 えーっと、こっちの特殊な性癖を持った男達が喜びそうな服装をしてるのがシャルロット。たぶんお前が受けてるだろう依頼の保護対象者だと思うぞ。んで、こっちのチッコイのが訳あって俺が保護してる柊 佳奈だ」


「しゃ、シャルロットです」


「ひ、柊 佳奈、です」


「ふーん、なるほどねぇ」


 吃りながらも自己紹介をした二人をロゼは顎に手を当てながらを眺める。

 値踏みをするような目付きで二人の全身を嘗めるように眺めた後、ロゼは徐にシャルロットに歩み寄ると小声で幾つかやり取りを始める。

 内容を盗み聞きしようにもお互い耳を寄せて話している為、何を話しているのかは2ndの耳を持ってしても分からなかった。だた、二人は一応雇い雇われの関係にあるのだろうと盗み聞きする気も無かった。

 別に二人が二、三言葉を交わすとシャルロットが急に青ざめたのを目撃し、そして何故か2ndの背筋に悪寒が走り、ビビって努めて聞かないようにしたとか、そういう訳ではない。

 浮気を咎められた気分に陥りかけていた2ndは釈然としないものの、気晴らしに背後に隠れながらロゼを伺っている佳奈の頭を撫で回す。

 2ndの手が佳奈の頭に触れると一瞬びくりと震えるも、その後はロゼへの警戒を残しながら頭を撫でる手を受け入れる。


 そうして怪しげな雰囲気を発している約二名を置き去りにして和んでいる2nd達に気が付いたロゼが「死にたく無かったら忘れない事ね」とシャルロットに言い残し、今度は2nd達―――具体的に言えば2ndの背後に隠れている佳奈の前までゆったりと歩を進める。

 2ndの前まで移動してきたロゼは目の前にいる2ndの存在を無視して佳奈の目線の高さを合わせる様にしゃがみ込む。

 先ほど2ndを前にした時の様な鋭い殺気もなければ、シャルロットを相手にしていた時の様な怪しげな空気もまとっていない。その姿はいたって普通の柔和な美女である。


「貴女、柊 佳奈って言うのよね。名前からして日系だからファーストネームは佳奈で合ってるかしら?」


「え、えっと、そう、です」


 声を掛けられると思ってもいなかった佳奈は僅かに驚きながらも素直に答えるが、驚きのあまり思わず日本語で返してしまった為に声を掛けた側であるロゼが首を傾げる。

 思わぬ反応に何か気に触る事をしてしまったと考えた佳奈は更にあたふたし始めるが、ロゼの方もどうしたものかと困り顔で対応に窮していた。

 板挟みの状態で事の行く末を見守っていた2ndが唯一事情を知っていることもあり、二人に助け舟を出す事にした。


「悪いロゼ。佳奈はまだ共通言語を習得してないんだ。自動翻訳機でロゼの言ってる事は理解してる筈だから、そのつもりで接してやってくれ」


「日本語使ってて共通言語を習得してない、ねぇ。まぁ訳ありって事なら仕方ないわね……じゃあ佳奈ちゃん、私の質問に答えてくれないかしら。“YES”なら1回頷いて“NO”なら首を横に振ってちょうだい」


 おっかなびっくりといった様子で佳奈がこくりと頷き、ロゼは優しげな笑みを浮かべる。


「俺の時より丁寧な対応だな」


 そう呟いた2ndを華麗にスルーしたロゼは相変わらず柔和な笑みを浮かべていたが、意を決したかようにくわっと佳奈の両肩を掴み、真剣な眼差しを佳奈に向ける。


「佳奈ちゃん! 2ndに如何わしい事をされてない?」


 真剣な様子で佳奈に問い掛けようとしていたロゼの第一声にズゴッーと言う擬音が聞こえてきそうな程、見事にすっころぶ2ndだった。


 

 次回更新は6/20を予定しています。

 それではここまで読んで頂き、ありがとうございます。

 誤字・脱字・質問・感想など、首を長くしてお待ちしております。

 

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