用語解説
このページは作中に登場する回数が多い用語のネタバレにならない範囲での解説になります。
極力気を付けてはいますが、私が気づかない内にネタバレしている事があるかも知れないので注意して下さい。
【追記及び改訂】 2017.6.10
追記:新時代について
改訂:『クラスタ』についての解説を一部変更
【汚染災害】
過去の大戦や人間の営みによって発生した有毒な物質によって、人類が地上で生存できなくなってしまった出来事の事。
人類がコールドスリープをしていた期間を指して使われる場合が多い。
【前時代】
汚染災害以前の文明、及び時代を指す言葉。
【新世紀】
汚染災害後、人々が姿を変えた地球を見て名付けた時代の総称。暦は一応西暦が使用されているが、地域によっては新世紀○○年と称する所もある。
【クラスタ】
対汚染物質の機能を有した装置を持たず、最低限の自治組織が存在し、人口が100~3000人程度の小規模な集団の総称。
人々が最低限の生活を営んでいる集団の最小単位であり、街の名前=自治組織の名前の所が多い。
【コープ】
都市全域を覆う対汚染物質の装置を有し、一社もしくは複数の企業が運営している都市の総称。
コープとされる条件は先に挙げたこと以外に10km^2以上の面積を持つ都市が一つないし複数あること。
コープの大きさはまちまちであり、総人口が1万人にも満たない所もあれば優に10万人を超えている所も存在する。
【ユニオン】
2000km^2以上の面積を持つ都市を複数持ち、大小を問わず総所属企業数が1000を超える団体の総称。
多くのユニオンは方舟戦争直後に生き残る事を目的に結成されたものの後継組織であり、新世紀に入ってから生まれたユニオンは二つしかない。
大半のユニオンは新世紀に入ってからも前時代と同じく資本主義を掲げている所が多く、ユニオン内での格差はかなり大きいものの、コープとは比べるべくもない経済規模からユニオンの統治する都市に住んでいる住人たちの生活水準は基本的にコープなどと比べて高い。
【残り物】
コープはおろかクラスタにも属さず、誰も居ない荒野の何処かに拠点を持って活動をする、個人または小規模集団を指す蔑称。
残り者の大半はユニオンやコープ、クラスタで犯罪を犯して指名手配された者や何かしらの問題を抱え追われる事と成った者が殆どであり、基本的に何処の組織も好んで彼らを受け入れる事は無い。
また面倒事を引き起こす彼等の中には腕の立つ傭兵・運び屋・残骸漁り・賞金稼ぎなどもおり、荒事を生業としている彼等を差す言葉として使われる事もごく稀にある。
【合成食料】
ゲル状の栄養補給食品の総称。現代では最も安価で大量に作られる食料として普及している。
汚染災害後に食料不足に陥る事を想定して前時代に発明された一品。特徴としては飲み込みやすく、腹持ちがいい。
味については推して知るべし。
【合成食品】
化学的に合成された食材の事。肉や魚、野菜などに似せて作られており、疑似食品と呼ばれることもある。
【新共通貨幣】
ユニオン『PeNeC』が定めた地球上に存在するほぼ全ての組織で使用できる貨幣のこと。
新共通貨幣の単位は"nc"と定められており、専用の電子カードを用いた電子貨幣である。
共通貨幣の媒体たるカードの形は統一されているが、製造された場所・グレードに応じて意匠が凝らされる事がある。
【機動殻】
人型地上兵器の略称、正式名称:機動装甲外殻(英:HAW/Humanoid Assault Weapon)。
機動殻の構造やOSなどで分類分けされており、第一世代・第二世代・第三世代の三つが現在存在している。
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