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み~にゃ恐怖の時間

第5話 ノミの襲来


 み~にゃはアメショ(アメリカンショートヘア)と何かのミックスで、柄はアメショなのだが毛は結構長めだと思う。

もふもふ感がたまらないのだが、なんせ抜け毛が凄い。

その為たまにシャンプーをしてあげてたのだが、特に嫌がる素振りもせず暴れもせずジッとしてるので、てっきり好きなのだと思っていた。

後で思えばただただ恐ろしくて固まっていたんだろう。

前も書いたがうちではホントに大人しいお嬢なのだ。



 ある日友人が2日ほど子猫を預かってほしいと言ってきた。(有香ではない)

子猫ならみ~にゃのいい遊び相手になってくれるかと思い、喜んで引き受けた。

 その子猫はまだ生後5ヶ月くらいのサビ柄で、とても人懐っこい子だった。

私の印象だがサビ柄の子は大体愛想がいいと思う。

すぐに懐いて遊んでたが、肝心のみ~にゃは全く我関せずだ。

今まで何匹かの猫や、ウサギ、犬など会う機会があったが基本無視である。

自分のことを人間だと思ってるんじゃないかと疑うことが多々あるため、動物には興味がないのかもしれない。

 一方子猫のほうは遊び盛りだ。何かとみ~にゃにちょっかいをかけるがいつも振られ、その度にみ~にゃはフラッと他の部屋に逃げていた。


 あっという間に時間は経ち、全く仲良くならないまま子猫は帰っていった。

そのまま何事もなく過ごしていたある日、どうもみ~にゃの様子がおかしい。

やたら体をガシガシ掻いたりガジガジ体をかじったり…

んー?どうしたんだろう?

抱っこしてボーっとしながら毛をいじくりまわしてると何かが動いた!

何だ?今何かいたよね?

毛をかき分けかき分けチェックしていると、小さい虫がサーっと通った。

こ、これはもしかして…。

未だかつて見たことなかったが、間違いないね。ノミだ!

でもなんで?外にも出てないのに…。

もしかしてあの子猫が連れてきたのか?

くっついてなくてもノミって移るものなのね(泣)


 そして考えた。

そうだ、シャンプーしたら取れるかな?

無知な私は安易にもそれでいなくなると思ってしまったのだ。

早速シャンプーをし、乾かしてからもう一度チェックする。

…いなさそうだな。

ホッとしみ~にゃを開放するとしばらくノミのことは忘れていた。

ところが…またもや怪しい動きが!

カシカシ!ガジガジ!

まだいるのか!

うーん…。またまた考えた。

そうだ!水責めにしたらいけるんじゃ!

み~にゃを抱きかかえ風呂場へ走り、ぬるま湯の中へ浸けてしばらく様子を見る。

流石に泣きだしたが逃げようとするのを押さえ、毛をワシャワシャしてるとノミがプカプカ浮いてきた。

…と同時に茶色い物体がプカプカ…(活字にするのはためらわれるのでご想像におまかせします)

………そうです。あまりの怖さに粗相をしてしまったんですね。

それでようやく水が怖かったんだと理解しました。

みーちゃんごめんなさい。

結果ノミが取りきれるはずもなく、ノミ取り用の首輪があることを知り買いに走って着けたら一瞬でいなくなった。

最初から首輪をつけてたら怖い思いをしなくて済んだのに、アホな飼い主のせいでとんだ災難を被ったみ~にゃ。


 その後何かの本で、猫は綺麗好きで常に毛づくろいをしてるのでシャンプーはしなくてもいいというのを見た。

シャンプーをすると自分の匂いが消えてしまうので、余計に毛づくろいをするとも書いてあったので、シャンプーはあれっきりこれっきりで今に至っている。



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