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み~にゃ小デブになる

第2話 食欲の秋?


み~にゃがうちにやってきて数ヶ月。

死にかけてたのが嘘みたいに毎日元気にイタズラ中…


「イヤーーー!カーテンぼろぼろやんけ!」

「あ!こらっ!テーブル上がるな!」

「ギャー!ゴミ箱ひっくり返しとるし!」etc…

毎日が戦場である。


何故かよくわからないが1日数回は突然家の中を走り回り、色々ぶつかりひっくり返したり落としたりと一人大運動会を繰り広げている。

そんなに動いているにも関わらず…

ん?なんか腹ポテってしてませんか?


実は最初の出会いがアレだっただけに、つい甘やかしご飯やおやつをせっせとあげてたのよね~…

み~にゃはちょこちょこ食いのタイプで、一度にガッツリ食べずおちょぼ口でお上品に食べるので、何回にも分けてあげてたのです。「姫様」か「お嬢様」とお呼びしておりまする。

よくよく考えるとトータルだと結構な量だったな…

これはアカン。デブになる前にダイエットじゃー!

鳴かれても心鬼にして我慢じゃ!


………「…ニャー…」(様子見でとりあえず鳴いてみる)

無視無視!

「……んにゃん?」(聞こえなかったのかちら?)少し近づいてみる。

無視よ無視!

(おかちいにゃ。耳遠くなったのかちら)下僕(作者)の横に座る。

「ニャーーーーー!!!」

!ビックリしたー!どっから声出しとんねん!

さすがに無視できずみーにゃを見つめ、諭すように話す。

「お嬢ちゃまお腹空かれましたか?申し訳ありませんがご飯はもうしばらくお待ち下さい。」

(…にゃんと?よくわからにゃいけど小腹空いたのねん。にゃんかちょうだいニャー!)

ぽんっ!下僕の足に前足を乗せ首をかしげる。


か…かわいい!…くっ!アカンアカン。ここで負けるわけにはいかないのだ。


(おかちいわね。いつもならこれでイケルにょに)…もう1回やってみる。

ぽんっ! …シーン… ?ぽんっ! シーン… ??ぽんっ!………

(にゃんにゃのよー!)…ふいっ!トコトコトコ…


おや?諦めてくれたかな?良かった良かった♪あー拷問だった。

………?それにしても静かだけどどこ行ったのかな?物音しないとそれはそれで心配になるものだ。

隣の部屋からリビングを覗いてみると…

テーブルの上にちょこんと座っているみーにゃの前には、さっき飲み残したお茶の入ったコップが…!

「や、やめれーーー!」

悲痛な叫びも虚しくジッとこっちを見ながら軽く前足をぽんっ…

(ギャーーー!声に出ない叫び)

がたん!バシャ!

しゅっ!トン!…奥の部屋に逃げ込み麩の影から様子見するみ~にゃ。


……負けました。

「全くもう!なんでこういうことするかなー」とブチブチ言いながらコップを片付け、渋々ご飯を用意する下僕。

「んにゃー」早速寄ってきて満足気なみ~にゃ。

(わたちに勝とうなんて100万年早いのにゃ)


…はい…すみませんでした(泣)

結局負け続け、この1年後には見事に成長したデブっちょみ~にゃになったとさ。


めでたしめでたし…



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