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夢の終わりは
夢の終わりは
「今寝たら夜眠れない」と思いながらもうたたねの午後。
予感した恋の終わりはまだ遠く、未華子は泣くに泣けない日々で。
ヒグラシが鳴き始めたと気づいたら、夏がなんだか憐れに思われ。
幼すぎ大き過ぎたと思いつつ、それでも今日も募る思いが、
未華子の手には重すぎる。未華子の目にはまばゆくて、まぶた閉じれば、
あの人の影ばかり見え、声ばかりなぜか聞こえず、泣きそうになる。
うとうとと、そんなことなど夢に見て、起きた頃には夕焼け雲が、
恋の形に歪んで消えた。
夢の終わりは
「今寝たら夜眠れない」と思いながらもうたたねの午後。
予感した恋の終わりはまだ遠く、未華子は泣くに泣けない日々で。
ヒグラシが鳴き始めたと気づいたら、夏がなんだか憐れに思われ。
幼すぎ大き過ぎたと思いつつ、それでも今日も募る思いが、
未華子の手には重すぎる。未華子の目にはまばゆくて、まぶた閉じれば、
あの人の影ばかり見え、声ばかりなぜか聞こえず、泣きそうになる。
うとうとと、そんなことなど夢に見て、起きた頃には夕焼け雲が、
恋の形に歪んで消えた。
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