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今日のおはなし  作者: 溝口智子
金の糸 15
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夢の終わりは

夢の終わりは

「今寝たら夜眠れない」と思いながらもうたたねの午後。

 予感した恋の終わりはまだ遠く、未華子は泣くに泣けない日々で。

 ヒグラシが鳴き始めたと気づいたら、夏がなんだか憐れに思われ。

 幼すぎ大き過ぎたと思いつつ、それでも今日も募る思いが、

 未華子の手には重すぎる。未華子の目にはまばゆくて、まぶた閉じれば、

 あの人の影ばかり見え、声ばかりなぜか聞こえず、泣きそうになる。

 うとうとと、そんなことなど夢に見て、起きた頃には夕焼け雲が、

 恋の形に歪んで消えた。

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