703/888
りぼんの娘
りぼんの娘
ごとごと揺れるバスの中、前の座席に座った娘はポニーテールに白いりぼん。ふわふわのシフォンのりぼん。
そっとつまんで引っ張ってみたい。りぼんの行方は風にまかせて流れる黒髪を眺めてみたい。
けれどりぼんはふわふわと頼りなく揺れていて不器用な指では掴めそうにもない。白いりぼんはポニーテールによく似合う。ずっと見つめていたくなる。
ごとごと揺れるバスの中、シフォンのりぼんのふわふわを、触れることない白いりぼんを、見つめている。バスに揺られて見つめている。
りぼんの娘
ごとごと揺れるバスの中、前の座席に座った娘はポニーテールに白いりぼん。ふわふわのシフォンのりぼん。
そっとつまんで引っ張ってみたい。りぼんの行方は風にまかせて流れる黒髪を眺めてみたい。
けれどりぼんはふわふわと頼りなく揺れていて不器用な指では掴めそうにもない。白いりぼんはポニーテールによく似合う。ずっと見つめていたくなる。
ごとごと揺れるバスの中、シフォンのりぼんのふわふわを、触れることない白いりぼんを、見つめている。バスに揺られて見つめている。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。