594/888
初めちょろちょろ中ぱっぱ
初めちょろちょろ中ぱっぱ
あやちゃんのお母さんはお鍋でご飯を炊きます。お鍋で炊くと「おこげ」ができるのが好きなのだとお母さんは言います。
お母さんはキッチンでいつも歌を歌いながらご飯を炊きます。
「初めちょろちょろ中ぱっぱ じゅうじゅう吹いたら火をひいて 赤子泣いても蓋とるな 米はやっぱりおこげさん」
あやちゃんは、お母さんは魔法の呪文でおこげを作っているのだと思いました。歌の歌詞がわからなかったからです。
でも、「初め」と「おこげ」という言葉はわかります。あやちゃんは魔法の最後はおこげになるんだなあ、と感心して今日も美味しくおこげを食べました。
とっぴんぱらりのぷう
 




