表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日のおはなし  作者: 溝口智子
金の糸 15
516/888

アンフェア

アンフェア

『ずるい!』

『は?』

『ちゃんと顔が見える写真じゃないとフェアじゃない!』

『フェアって。あなたが勝手にあなたの顔写真アップしているだけでしょう。それで、なんで私があなたのために私の顔をさらさなきゃならないのですか?』

 フェイスブックでいきなり友達申請してきた男が、モニタの向こうでがなりたてる。

『友達ならお互いに顔を知ってるものだろ!』

『友達じゃないですし』

『さっき、友達申請オーケーしたじゃないか!』

『あなたが申請した。私が承認した。その後すぐの発言が『顔見せてください』あまりにも失礼でしょう』

『だってフェアじゃない』

『フェアな人間関係をお望みなら、あなたが顔写真をはずせばいいでしょう』

『なんで僕がしなきゃならないの?』

『そもそもなんであなたは私に友達申請したのですか』

『彼女募集中だから』

『私は男ですが?』




『だましたな!』

『私は性別について語った覚えはありません。そもそもプロフィールで性別を明かしています。あなたは友達になりたい人のプロフィールさえ見ないのですか。ならばどこを見て友達になりたいと思ったのですか』

『顔写真を見て』

『私は顔写真をアップしていないのに?』

『もういい!』


 以上が私が体験したフェイスブックでの面白体験である。このやりとりで失敗したな〜と思うことがある。


 あまりに面白いキャラの彼。もう少し長くからかい続けたらもっと面白くなっただろうに。非常に残念だ。

 ちなみに私の性別が男女どちらなのか?

 それはご想像にお任せしたい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ