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今日のおはなし  作者: 溝口智子
金の糸 15
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道にはなにかが落ちている

道にはなにかが落ちている

地面を見て歩くくせがある。

上を向いて歩いていると、知った顔に出会う可能性があるからだ。顔は見れば「あ、知ってる顔」とわかるのだが、名前がとんと出てこない。どこで会ったかも思い出せない。

その再会は恐怖だ。


なもので、地面を見て歩く。

すると色々なものが落ちていることに気づく。


ストラップ、鍵、ピアス、手袋、片方だけの靴、文庫本、お金。


とにかくお金はよく落ちている。

小銭は当然のこと、お札もたまに落ちている。

ショッピングセンターなどではとくに多い。

ポロポロ落として気づかないなんて、どんな金持ちだろうと感心する。


今までで一番高額な拾いものは二十万越え。預金通帳を拾ったので。もちろん警察署に届けた。


財布も結構落ちている。

道には今日もなにかが落ちている。

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