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今日のおはなし  作者: 溝口智子
金の糸 15
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雨ざらし

雨ざらし

展覧会の絵のような静寂と、生まれた瞬間のような叫びと。


だれかに認められたいんだ。

それが本心なんだ。


でもそれは本心じゃなく。

自分は自分でいたいんだ。




街についたころから降りだした雨が、今では本降りになっていて

傘を持たない僕たちは

雨に降られるしかなくて。


折からの寒さにボタンを押す指は震えて

あなたに届けたい言葉は凍りついてしまう。


見失ったあたたかさは

腹の中に忘れてきた。

寒さに指は震えて

あなたに届けたい言葉は凍りついて


あいたい


あいたい



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