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雨ざらし
雨ざらし
展覧会の絵のような静寂と、生まれた瞬間のような叫びと。
だれかに認められたいんだ。
それが本心なんだ。
でもそれは本心じゃなく。
自分は自分でいたいんだ。
街についたころから降りだした雨が、今では本降りになっていて
傘を持たない僕たちは
雨に降られるしかなくて。
折からの寒さにボタンを押す指は震えて
あなたに届けたい言葉は凍りついてしまう。
見失ったあたたかさは
腹の中に忘れてきた。
寒さに指は震えて
あなたに届けたい言葉は凍りついて
あいたい
あいたい
雨ざらし
展覧会の絵のような静寂と、生まれた瞬間のような叫びと。
だれかに認められたいんだ。
それが本心なんだ。
でもそれは本心じゃなく。
自分は自分でいたいんだ。
街についたころから降りだした雨が、今では本降りになっていて
傘を持たない僕たちは
雨に降られるしかなくて。
折からの寒さにボタンを押す指は震えて
あなたに届けたい言葉は凍りついてしまう。
見失ったあたたかさは
腹の中に忘れてきた。
寒さに指は震えて
あなたに届けたい言葉は凍りついて
あいたい
あいたい
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