チケットてゅコックリ散withライドは、帰らない 2
したら、どうだろうか、もしかすると、この裏面を見る事により
それが、関係してしまったのでは無かろうか
クラスで、そう言う行為を行う人間もいる
しかし、いつ頃だろうか
私は、それを推測するに、妙な事を、
頭の隅に浮かべてしまった
今日は、金曜日
明日は休みだ
しかし、今 現実的に考えて
私の寿命なのか、どうなのかは知らないが
明日まで、ないし
もしかしたら、今日中かも知れない
そうなるのであれば、こういう場合は、どうしようもなく
仕方がないのでは無かろうか
私は、携帯電話から
叔母に、電話をかける
普段、夜型の人間だ
つまりは、今が、夜の五時頃だとしても、何らおかしくはないのである
私の思考は、着信音に、揺さぶられながら
叔母の返信を待つことになる
しかし、いくら待っても、通話ボタンが、開かれない
着信を、取らないようだ
まずいぞこれは、そんな事が、頭をよぎる
叔母の家は、ここから電車を乗り継いで、三〇分ほど
一人暮らしのぼろいアパートだったと記憶していた
行って仕舞うか
それとも、ここにとどまるか
学校に行くのか
これが、ドッキリではない
可能性が、高くなって、高まった今現時点に置いて
私は、行動を、独自に起こした方が、良いのではないだろうかと言う思考に、移転をし始めている
であれば、行こう
そう思ったとき、切れる間際に、通信が、つながった
「何、菊子ちゃん こんな夜中に」
朝であるが、それは、どうでも良い事だろう
私は、一人、考えをまとめるように
「実は、凄く重要な話があるんだけど」と
話を、続ける事にしたのである
車で、20分以下
電車で30分の距離
その中間地点
喫茶店で、私は、叔母と二人で座っていた
電車の種類が、本来叔母に会いに行く路線とは違うが
交通の便から考えれば、妥当な場所に思える
暗い店内には、控えめな音が、流れる
叔母の前に、コーヒーが、運ばれている今現時点に置いて
時間は、七時を、少し回っていた
私は、ランドセルを、大きめの鞄に入れて
脇に置いている
「それで、なんだけど、」
叔母の眠そうな、目が、今の時刻を、叔母の時間を、指し示しているように見える
「コックリさんって、何だと思う」
私は、学校に、叔母の声で、休みの連絡を入れてもらった後、そんな話を始めた
叔母は、その皺の寄った口を、私に向けて、開く
口紅がないせいか、色が薄い
以前、合ったときは、暗闇でも、濡れたように、赤かったと記憶している
「さあ、よく分からないものよ
お稲荷さんってあるじゃない、でも、あれも、
狐は、その眷属と言うか、使いの者で
その主じゃないわけでしょ
そうなると、コックリさんも、なんとなく、狐だと
断定はしているけど
それは、全く違う可能性だってあるじゃない
最近じゃ、キューピットさんだっけ
あれに、名前が変わって居るみたいだけど」
叔母はそう言って、水を飲んだ
コーヒーの湯気が、暗闇の中で、白く立っている
まるで、温泉のようである
「それで、話は何なの、仕事だってあるんだから」
もう、終わったのでは無かろうか
そう思ったが
「寝るのだって重要な、仕事なんだから」
彼女はそう言って、私をみた
黒い瞳が、闇と同化して、全てが、黒く、変色しているように、錯覚した
「それで、その、心配そうな顔
お母さんには、言えない程の事なの」
叔母の顔が、近づく
「はい」
私は、そう言って、事の顛末と今現状の事を
話して見る事にした
「実は、クラスで、失踪事件が、多発しているんです」
彼女は、どうも、実に、つまらなそうに、その目を
見開いた
「つまり、あなたのクラスで、黄金色の紙切れを、受け取った人間が、失踪したと
でも、それは、まだ、曖昧なんじゃない
今から学校に行って、確かめてみたらどうなの
皆、消えて子供が、帰ってきているかも知れないじゃない
あなたの、予想通り
旅行や、それこそ、風邪の可能性だってあるでしょ
心配だから、学校を休んだとか
そう言うことが」
私は、それは、自分も考えたが
もしもの前には、余りにも無意味である
「しかしですね、現に、こうして」
私は、ランドセルから、チャックを開き
そこから、茶封筒を、取り出した
本当にあるのね、と叔母の声が聞こえた
失敬な
そう思ったが、それを開いて
紙を出して
さらには、小さな小袋の封の出来る透明のビニール袋を、取り出している時
「ビリビリ」
と、何か音がして、鞄から、顔を上げて
机の上の音の方を見ると
机の上で、叔母の手の中で、半分ほど
あの、金色の紙が、ぺらりんと破れかけている
なっなにを
私は、そう思い、ひったくろうとしたが
叔母の細い腕が、それを、阻止して仕舞う
「あなた、悩み過ぎよ
それに、こんなにも、簡単に破れて仕舞うものなのかしら
あの世と言ったら、アホみたいな幽玄の時間が、流れている所よ
そんな物が、こんな、女一人に、破れて仕舞うなんて
もっと、良く分からない
素材でも、おかしくはないんじゃない」
しかし、怪談話で、お札を破ってしまったが故に
墓石を、動かしてしまったが故に
みたいな話は、類似に暇が無い
その絶妙の均等の上
もしくは、人類に、そんな、超状的な存在を、渡すほどの事でもないと、考えているかもしれない
それこそ、ティッシュ配りが、高級な、ウェットティッシュの箱を、道行く人に、配らないのと同じで
いや、もっと、すごければ、価値さえも
いや、それ故に、わざと、いい加減な、質を落とした物を
遊びとは、ルールがある
なければ、実に難解だ
私は、チケットを見ながら
言う
「返してください」
考えた末に、その程度の答えだ
ここで、交換条件を出しても良いが
出したところで、叔母が応じるような人間とも思えない
まあ、なぜあんな事を、したかを考えるに、何とも言えない所である
「私、今日中に、死ぬかもしれないんですよ」
一応の声を落として、私は、彼女に話すが
優雅に、白いカップから、コーヒーを、飲んでいる
私は、今日が、今夜が、最後の晩餐になるかもしれないと
メロン・クリーム・ソーダを、頼んでいるが
まだ飲んではない無い
しかし、クリームソーダで、メロンでは無いことは
どの程度なのであろうか
私は、黄金のチケットが、頭上の照明で、反射しているのを見る
「おばさん、で、実は、今日、叔母さんに、来てもらったのは
他でもないです」
何、と、叔母が言う
「あの夜、叔母さんは、こっくりさんを、しましたが、何も起こらないどころか、丁度、途中で、終わって仕舞いました
私は、どうも、それが気がかりでならないんです
あれは、果たして、大丈夫だったのですか
それに、それと、同時期に、事を同じくして
あの事件が、起こり始めたような、気がするのです
何か、関係が、あるのでしょうか」
私は、クリームソーダ越しに、叔母を見る
首を傾げるが、その真相は、分からない
反対側のメロンクリームソーダが、叔母の顔色を
非常に、不健康そうに、透かしてみせる
私は、緑色の顔から、目をそらすと
叔母にまた聞く
「それに、おばさん、気が付いているかもしれませんが
裏側を、見ましたか」
叔母は、裏側を見ながら
首を軽く傾げた
「何かしら、文字列みたいだけど」
私の右手には、小さな袋の中に、丸い玉が転がっている
「これもセットになって、居ました
いよいよ、関連性が、ありそうですけど
何だと思います」
叔母はこちらを見て、面白そうに、笑う
何だろうか、やはり、ぐるだったか
しかし
「ねえ、見てよ」
彼女は、チケットを、紙を、私に、向ける
「ほら」
彼女が見せる
紙の断面は、紙とは思えない
繊維が、はみ出している
「これ、磁石だと思わない」
そう言われると
私は、ゆっくりと、袋から、玉を取り出すと
紙の上に乗せる
すると、小さな、玉は、ゆっくりと、それに引き寄せられるように、動いた
磁石だ
何と言うことだろうか
こんな、薄い紙に、そんな物が、仕込まれているなんて、到底、思いもしなかった
そうなるとやはり
「こんなのは、真っ赤な嘘よ
学校で、ジョークグッズとして、百円ショップとかで、売っているのが、流行っているんでしょ
これを使って、休む口実にしているとか
ほら見てよ、これ」
彼女の方を見ると、小さな、磁石を固定していたと思われる台紙のような物を、はぎ取って
動かすと
まるで、小さな無視が動くように
紙の上で、丸い玉が、移動している
まるで、自由自在に、動き回っているようにも思えるが
全ては彼女の手の内だ
「しかし、どうやって、いや、どうして、これが、私の机の上に、合ったんですか
それは、非常に、問題です」
あなた、それを、親に言った
彼女は、そう言うと私をまた見る
動物は、目を合わせるという行為は、喧嘩の合図だと聞いた事がある
だとすれば、人間とは、実に攻撃的とも
また、
その符号を、使う程に、暇なのかもしれない
「じゃあ、誰かが、友達とかが、来て、部屋に上がった際に、これを、置いて行ったとか
でも、だったら、何か、私に、話しても、良かったんじゃ、父と母が
それを言い忘れていたとか
いや、あのとき、もう、帰っていただろうか
いや、居たはずだ
夕飯の後に
いや、どうだったか
あのチケットが、あの机にあったのは
たしか
私は、考える
人間は、考える足とも葦とも言うが
実際は、考える事を考えるだけかも知れない
答えとは、いい加減なものだ
しかし、その偏屈さが
時として、ほとんど役には立たないが
極々たまに、役に立つことが、極ひとかけら
あるかも知れないかもしれないではないか
私は一人、テーブルの上で、物事を、思案するのだ
聞いていないだけかもしれない
実は、問題が、起こっていたかもしれなかった
しかし、それを、私は、気が付いていなかった
ほんの些細な事なのかも知れない
これは、奇跡でも、怪談でもなく
ただ、私が、小さな事を、見落としていただけの話だったのかも
しかし、もし、そうでないのだとした
やはり、誰かが来て、それに気が付かないこと自体が
おかしい
盗人が、入って、気が付かなかった何て言うことは
あるかも知れないが
それが、実際、あるのだろうか
誰かが、しかも、犯行予告のように
チケットを、置く
何のために
もしも、両親が、それを行ったとして、やはり
何のためか
何度も考えたが
分からない
だとしたら、別
友達だと仮定しても
同じ事だ
こんな良く分からない行動を、私以外で行う人間が、分からない
だれだ、もしこれが、現実だと、仮定した場合
誰が、こんな事を、行うのだ
それのメリットは、誰に、何を、もたらす
まさか、犯罪がしたいが為に犯罪を行うような人間が
私の近くに・・
分からない
奇跡とは、怪談とは
そんな事を、するとは思わないが故に
マジックは、手品は、存在する
凶悪な事件が、滅多に、起こらないから
刑事ドラマや難解な謎がしょっちゅう辺りにないから推理小説は、存在する
奇跡は、起きないが故に、あがめたてまつわれる
自然とは、真似できないが故に、信仰
そして、神という立ち位置にある
偶然
偶然らしい偶然と
予期せぬ偶然
これは、誰かの意図した必然なのだろうか
それとも、非現実的行動を、予測した上での必然
なのだろうか
私は、溶け始めたアイスクリームのように
私の炭酸は、溶け始めたそれと混ざり白く濁り始めていた
どう言うことなのだろうか
これは、必然なのだろうか
だとしたら
「ねえ、おばさん、あのはじめにやった
こっくりさん
何で、死で止まったんだろう
叔母さんなら、家に、上がり込んでも、不自然ではないし
トイレに行くと行って、私の部屋に、手紙を置いても
不振がられない
何だったら、合い鍵だってあるし
私が、気が付かなかっただけかも知れない
昼間に、様子を見て
それこそ、監視して、入ることだって、機械を使えば
簡単だろうと思いますし
ねえ、おばさん
どうして「し」で、止まったんでしょうか
これは、必然でしょうか」
私は、そう聞くと
叔母さんは、にやりと、嫌らしい笑いをして
鞄から、なにやら、紙を取り出す
それは、どうも、あのときの
白い紙に酷似している
いや、そのものなのかも知れない
目の前に、出されたそれは、あのときは暗くて良くは、分からなかったが
そうと言われれば、そうかも知れない
「何で、私が、磁石があると思ったと思う」
私は、叔母の顔を見る
叔母は、台の上を見ながら
「これは、さっきも言ったとおり
量産品のジョーク・グッズ
勝手に、体の微細な動きよりも
こちらを優先するように、動くの
それも、ある一文字からは、全く動かない
なぜなら」
叔母は、紙を破ると
しの文字の所だけ
先ほどと同じように
何か別の素材が、見え隠れしている
「つまり、こういう事よ」
どう言うことだ
ろう
「しかし、叔母さん、なぜそんな事を、する必要性があるんですか
それに、学校の事だって」
叔母は、指を振る
「違うわよ、違う事が、同じように、重なるだけで
それが、同じに見えたら
つながるように
全く違うことでも、それが、つながっているように見える
ただ、それだけの事よ」
本当だろうか
「じゃあ、なぜ、私の部屋に、チケットを、置いたんですか
それは、本当に、量産品なんですか
世間に疎いですが
そんなものCMも、店でも、見たことはありません
私が、自分で言うのもなんですが
アナログゲームしか、内は、勝ってもらえませんから
そう言うコーナーには、必ず、店に行くと
行くようにしているんです
しかし、そんなもの、今の一度も、産まれて、この方
マジックコーナーから変装コーナーまで、見ていましたが
みた記憶が、一切合切御座いません」
私は、彼女に、そう言うが
彼女は、変化がない
しかし、変化がないと言うことが、ある意味、物を
語って居るとも言えなくもない
「どうなんですか」
私は、叔母に、そう言う
彼女は、ついに、口を開いた
「さあ」
さぁ
私は、疑問とクエスチョンが、頭を埋め尽くす
それは、炭酸の泡のように
二酸化炭素のように、様々な
大量の疑問が、浮き上がって
一つの蓋の下に浮上している
密閉された
脳で、寄せ集まっている
「あなた、先ほどから、私の事を
叔母さん、叔母さんと言っているけど
私は、本当に、あなたの言う所の叔母さんかしら」
何を言っているんだ
「滅多に合わない、私の顔何て、覚えていると思う
似顔絵を、かけと言われて
どの程度、画く事が出来るのかしら
それも、両親だって、同じ事じゃない
毎日会っているけど、本当に、それが、その人だと、確証出来るのかしら
私が、似ている人間と、入れ替わって、演技していたら
あなたは、見破れると思う」
どうしてそんな事を
しなければ
「世の中には、重要な事を、間違わないようにする
ルールがある
しかし、それも、精度を、高めても
間違いは、起こる
事件が起きたとして
それが、本当に、犯人なのか
それは、事故だったのではないか
事故ではなく、殺人では
殺人ではなく事故だったのでは
それは、本当に、その殺人事件の犯人なのだろうか
そして、世の中には、一例に、属した者が
犯罪を、置かしたとき
その類の物が、全て、禁止取り締まりされる事が、良くある
逆に言えば
法を、行きすぎた行動を、持って、正義とした場合
も、大変な問題である
それは、本当だろうか
もし、私がやっていたことが、全て、嘘だとしても
現に、もし、あれらが、全て、本当だった場合
それを、認識している人間が、それらを、全て、嘘だと認識した瞬間
全ては、嘘になる
嘘か本当の境目は、果たして、何だろうか
それは、本当に、嘘ではなく
それなのだろうか
私は、あなたに嘘を付いた
それで良いじゃない
まだ、学校には、間に合う時間よ」
彼女は、そう言うと、テーブルに置かれた
裏向きの伝票を持って、有無を言わさず
ベルを鳴らして、表に出た
私は、メロンソーダーの山を恨めしく
一気飲み
して、ふらつきながら
表に出たが
誰も居ない
私は、店内に戻ると、時計を見た
六時
やけに、朝早くから、営業している
喫茶店だ
「店長」
そうかどうかは、全く知らないが
そう言う格好をした人間に対して
白髪を後ろに束ねて一人エプロンにめがねをかけた
髭を生やした男に聞く
「店長は、時計を、イジっては居ませんよね」
私の声は、店長に、届いたはずだ
学校に行くと、いつも通りの教室のはずであるが
やはり、席は、二つ空席のままだ
嘘では、無い
では、あれは、どう言う事だ
やはり、それこそが、真っ赤な嘘の連なり
だったのだろうか
それとも、まだ、二人は、嘘を継続しているだけなのか
私は、それを、嘘だと言わなければ
このゲームのような、嘘のような話は、終幕を
迎えないのではないだろうか
私は、やけに若い
叔母さんのブログのプロフィールを見ながら
放課後に、どちらにまず行こうかを考えていた




