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救済人員

救済人員


とある森の中

その施設は、建造されていた

灰色のコンクリートは、色鮮やかに、彩られ

誰がどう見ても、この中に、犯罪者が居るとは、思えない

もしこれが、日本ではない

海外であれば、その可能性を、考える人間が

そのコンクリートの動物園のような檻の中に、存在すると、思う人間もいるだろう

しかし、現に、ここは、日本であり、その可能性を、

国という監獄を、有している団体が、市民のお金で、こんな施設を、許すはずが無く、これは、頭の可笑しい

宗教団体が、新しく出来て、どうしようもなく、人間を、巻き込んで、おかしな事を、やっていると考えた方が、つぶれた、遊園地の次程に、現実味のある

思考経路に思えた

その建物の、ぐるりと囲まれた

中世の城下町のような塀の上には、運動会か、サーカスが、街へやってきたときのように

三角の色とりどりの艶やかな旗が、つり下げられ

その主に、黄色の多い、旗が、時に、たまに、風に揺らめき

はためいている

私は、カメラを片手に、その門よりも

離れた位置で、シャッターを、切っている

もちろん、この場所は、国でも県でも市でもない

ましては、村の伝統的施設でもない

この場所は、俗に、監獄

もしくは、救済寺院と、呼ばれた

犯罪者を、民間人が、収容している場所である

この、今まででは考えられない

法律を、無視したような、施設であるが

しかし、刑務所から出た者の中には、

この場所に、訪れる者もいる

犯罪者で、あれば、入居無料

其れが、この施設であり

逆に、一般人は、立ち入ることが出来ない

其れは、法を犯さなければ、入れない

逆のような、話だ

犯罪履歴書と言う

世にもおかしな、資格が、この場所では、入るために必要になるが

わざわざそんな事のために、犯罪を犯す人間も居ない

この施設の運用が、どのように行われ

どう言う事が、内部で、行われているのか

其れすらも、謎であり

ただ、この存在は、ぽっかりと空いた

海の中の深海のように

ただただ、生命の進入を、制限している

私は、一度、レンズから、目を離して、

デジタルの画面を、確認し

その色合いや露出の暗明を、確かめ

やはり大丈夫だったと、もう一度、シャッターの銀の丸に、人差し指を、かけた

時刻は、12時前だろう

森の中で、その無機質な、コンクリートの壁を

SDに、保存し続けていた


森の中を、近くのバス停から、歩いて、二時間ほど

はじめは、舗装道路が、地続きに、文明の跡を、残していたが

其れは、次第に、自然に、染め上げられ

あるのは、森と、どこまでも、延々と続くような

砂利道がある

日陰のせいか、道に、草は、無く

なおかつ、電波も、高い木のせいか

中継場所が、無いせいなのか

携帯は、先ほどから、久しぶりに、沈黙を、繰り返している

私は、この場所に来るきっかけというのも

一つの、都市伝説を、媒体にしてからの事である

私の勤めている会社は、紙に、文字を書き連ねるような、会社であり

いつも、火がついたように、会社内から、明かりが消えることなく

人間の寿命を、燃やしている

さらに、ここは、大学に出てまで得るような、肩書きも内容もなく

ただ、実力だけが、くすくすと、くすぶるような

連中が、油の埃のように、髪屑を巻き付きながら

玉となり、この場所に、居着いている

さらには、異質というよりも、真実に、近いのが、この場所の特徴であり

どれほど優秀な肩書きでも

一週間が、山場な事が多い

逆に、中卒の編集長が、居るくらいの

実力主義であり

それ故に、実力のない者は、容赦なく

死んでいく

この場所にあるのは、命よりも

見栄や、プライドであり

故に、人として、目に宿しては行けないような、感情を、宿すどころではない

何か、変人奇人の寄せ集めのような、雰囲気がある

つまり、この場所を、大きく、三つに分けると

才能 人を傷つける事実  変人の三つに分かれ

おおよそ

そして、何故か、読者評の高いのは

大抵、変人似分類される人間が多い

キャラクター性が強い性だろうか

まあ、事実を書きたい人間は

よそで、だめ出しを食らったが故に、ここにいるので、さして気にもとめないことだろうし

天才は、他人に、気にも留めていない

いや、気にしていたとしても、其れが、丁度良い

案配に、均衡を、保って居るとも言えなくもない

どちらにしても、変人は、変人を呼ぶ

そして、大抵其れは、どう言うわけか、面白い人間であることが、多かれ少なかれ多いのは事実である

人を見る目はあるのだろう

私と言えば、この中では、主に、真ん中

真実に、分類される

真実が、正しい必要性はない

どんなつまらない小説も、最後まで見なければ、

其れが、わざとつまらなく書いているのか、分からない事のように

何かの答えを、一つ言うことは出来ないが

しかし、大抵、いや、ほとんどが、その詰めさえあやふやに、自分の言いたいことを言うだけの

辞書だったら、燃やされて八つ裂きにされた上に

つるし上げられても、可笑しくないような、物が多い

つまり、素人じみているのだ

裾のを、広げるには、この回答は、バツだが

しかし、足がかりにするには、おおよそ

これは、十二分に、十三分だ

揺るぎない下地が合ってこそ

変わったことも出来る

下地がなければ、下地を作るために、変わったことは、余り出来かねるのだ

どちらが良いかと聞かれれば、初めの方が良いとも思えるが

しかし、其れこそが、途中経過であり

何かを言うべきではないのかも知れないが

しかし、すべてが、前者では、どうにも、よろしくない

クッキーで、ブロックは、詰めないのである

たとえ其れが、最善回答で、無くとも

おおよそにおいて、九割方

其れは、最善回答を、誰もが、知識の引継により

継続できる物であり

機械が、知識を、詰め込むのに似ている

初めから、最適解を、求めるのは、非常に、複雑で、難解であり

まず持って、目に見えない物を、理解すると言うことを、理解しなければ、行けなくなる

何かをするのは、別の何かをするために、その途中に其れがあるだけだとすれば、

其れをする理由は、一つではない

私は、一人、未だに、鉛筆で、原稿用紙の四角いますを、無意味に、黒く埋めながら

考える

このせいで、清書が、必要になり

さらには、其れは、文字をパソコンに打ち直すために

ある程度、読解出来るような、文字でなければならない

つまりは、早く書くと言うよりも、分かるように、一つ一つ書く

其れは、非常に、面倒であり、なおかつ、時間の無駄に感じるが

読めない文字を、パソコンの前で、読むよりは

ゆっくりと、スピードを落として

文字を、一文字一文字、確かめながら

これは読めると、考えながら書かないと

死海文書よりも、清書に時間を、要しかねない

私の文字は、誰かが、解読に時間を割けるような

内容の文章では、絶対にない

故に、ゆっくりと、書くのだ

全く、そのまま、結局

キーボードを打って、自分で、パソコンに、打ち込む記憶させる行為を、するのだから、何度手間かと思われるかも知れないが

しかしながら、漢字離れ、文字離れ

を、叫ぶ弾圧者がいる昨今

故に、私は、其れに立ち向かうように、文字を、書いている

全く無駄でしかない

しかし、その無意味さが、他では出せない、文章を、書いているような気もしないではないような気がしてはいるような、いないような、居るような、気がしているが故に

私は、其れが故に、鉛筆のとっきんとっきんにとがった

芯をじりじりと、すり減らし

小学生のように、鉛筆を、消費している

エコが騒がれている現代

鉛筆の原材料と、パソコンの消費電力

どちらが、世の為 人の為

果ての最終目的は、世界の継続のためだろうが

しかし、其れは、わからんが

しかし、黒く書き連ねた

その無意味さが、実は、何かの役に立っていると

信じたい

私は、原稿用紙の束と

脇に置かれた

ピンクの無愛想な、素っ気ないノートを見ながら

一応書き終わり

コーヒーでも飲もうと

灰色の、興味のない座席から、席を立った

狭い古くさい建物

まるで、その映像は、昭和のどこかの部署の映画を見ているようであり

その現代社会を、捨て去ったような、前時代的空間は

全く、セットのようにも

また、時代に逆行して

逆に取り残されているようにも思える

しかし、まあ、つまりは、変人の吹き溜まり

ゴミ捨て場と言うべきだろう

人は、人を選ぶと言うが

その最果てを、辿ると

逆にその倍率は、高いのかも知れない

実に、こしに濾されて

故に、その取っかかりの無さは、何体生物

のようでさえある

社会に、不要な物を、持っているとは

実に、貴重な人材である

何故なら、社会に、染まることなく

別の部位を、持っているわけだから

その希少度は、言語化不能である程に

無意味きわまりない


毎回の事であるが、私は、いつものごとく

様々だ、唾棄すべきような、人が、求めないような、情報を、わざと、収集する事で、時間を、短縮し

その反動で、アホみたいに、アホなことに飢えている

人類へ向けて、私の時間を、消費浪費する事で得た

要る必要のない、情報を、提供する事が出来る

幸いにして、唾棄すべき物という物は

唾棄してしまった人間にしてみれば、実に、興味深い物らしく

わざわいして、福となるとは言わないが

私は、仕事を、続けられている

いつもの如く、先程も述べたとおり

いつものように、私は、パソコンや、人を話を、伺いに、町中を、ぶらぶらと、インタビューか

盗聴か

聞き耳を立てながら

色々な場所へと回る

バー キャバクラ 飲み屋 ハンバーガーショップ

塾 等々

まわるまわれば、公園から、ホームレスの家まで

その活動範囲は、子供が歩くように、犬に、棒をぶつける如く

私は、まるで、棒を倒して、世界の運命を決めるように、無秩序に、情報収集に、いそしみ励んだ

されど、その成果に見合わず

私は、一端、それらを、漬け物のように、漬けることにして

一人、ハンバーガーショップで

無駄に、コーヒーを、飲みながら、考える

学生や、サラリーマン 主婦に混じって

小さな子供と母親らしき人間達が

会話をしている

私は、泡ぶくを立てるように、紙コップを、口に、浸しながら

考える

情報を、収集する

辞書のように

私は、感情は、存在しない

そんな事を、言ったって

どこぞの禁欲宗教のように、されど、人間は、縛られた、反動を、起こすものだ

されど、縛られることで、見えてくる物も、あるのは事実

其れが、正しいかは、さておいて、

やりたいかどうかにおいては、判断が難しい

無理矢理其れと断定づけるが

されど、劣っていようとも、其れが、答えであれば、其れを突き進めるか

非常に難しい

早生は、創世か

私の口に付いた、赤いトマトケチャップは、等の昔に、おなかの中か

それとも、紙コップのコーヒーと共に、流されたか

私は、膨大な、言葉を、頭に、無意味に、真剣に、蓄えながら

方向性を、決めず

ただ一人、ハンバーガーショップで、座っていた


事の発端は、詰まるところ、ネットでの、糸口であったわけだ

私は、とある犯罪者の記事を、いつの間にか、あっ待った断片の箸から、ふわふわと、当たり始め

其れは、様々なほんの断片をかき集めていく内に、その答えの一端を、細い線のように、輪郭を形成し始める

全く答えは違えど

集めれば集めるほど

その集数は、増え

一応のデーターを、集めることはできる

しかし、感情は、別ホルダーにするにしても

それでも、データー的事象は、余り差を見せず

辞書の他の会社との違いを見るよりも、少なく感じる

されど、それでも、しかし、なぜだか

その差は、本の完結

及び、ただの、引用の一つに過なかったとしても

その系譜は、ぼやぼやと、気流を、白い雲に、見せるように

透明人間の輪郭を、足跡で示すように、

徐々にではあったが

分かりかねる雰囲気を、かすかなにおいを

わずかながらに

私は、ぼんやりと、浮かび上がらせていた

問題点は、それでも、其れが、この問題点の

初めの一歩でもなく

信号を、待っている程度

歩くかどうかの達位置に居る

これは、どこかに向かう途中の中途半端な場所であり

信号を、待つことについての

有意義せいを、考えるのも、一興であるが

残念ながら、私は、其れはまた別のフォルダーに、何文字か、入っている

依然、其れについて、考えたことがあり

その事象を、探していた時期がある

その月は、毎日三時間ほど

意味もなく、信号の前に立ち

意味もなく、青信号になろうとも

黄色赤になろうとも

私は、時間が、私だけ停止したように、留まり続けた

其れはさながら、まるで、信号機の真下にいる

幽霊かマスコットか

不審者か、犯罪者予備軍か

感情が、特殊な人間だったに、他の視点から見れば、思われたに違いないが、趣味とは、時として、わざと辱めを、受ける必要性がある

決して、それ自体に、意味を置きはしないし

私の趣味ではない

しかし、無意味こそ、本意

私は、雨の日も風の日も

また、心地の良いときだって

留まり続けた

警察も、三日目からは、声をかけなくなった

私は、孤独に、信号機の真下の亡霊ゴーストに

なり果て続けたのであった

そんな、信号機を、通り過ぎた、私は、一人、頭を悩ませている

今回の思案を、何にしようか

何となしに、その答えは、私の意志とは無関係に

積み重なった、何かから、醤油か、油のように、

じわじわと、其れは、シミとなり、何かに、形成しようとしている

まるで、風車小屋の汚れた床に

黒いシミが、何かを、形作るように

其れは、明らかに、存在している

私は、その光景から、それから、離れて、別のことを考えても、あふれ出す油は、徐々に地面を越えて

私の思考の断片に、其れを、紐付け

色を、変えている

ネンキンかキノコ菌のようであるが

其れは、私の、思考まで浸食し

まるで、何かと何かを、勝手に紐づけるように

マインドコントロールか

鬱病患者のように

同じ思考が、ぐるぐると回る

これを、トリップと言うか

熱暴走というか

オーバーヒート

神懸かり

果ては、ただの妄想癖だというのだろうか

考えられた断片が、否応無く、磁石のように、くっつき始め

私の思考が、徐々にだが、しかし

今まで、動いていなかった

存在さえ確認も、知らなかった

歯車が、私の意志とは反対に、動き始める

果たして、この先に何があるのだろう

ここまで来てしまえば、私はただ

ことの顛末を、調べ尽くして

整えるしかない

部外者に、等しい

では、事の顛末を

いや、始まりの断片のおおよそを、述べることにしようか


罪には罪を、罰には罰を

私には、私を、己には、己を

自分には、自分を 他者には他者を

自己中心的な考えには、自己中心的な考えを

暗い夜道には、暗い夜道

六時には六時

我には、我

わたしには、わたし

あなたには、あなた

繰り返される

繰り返される文言は

繰り返されるが故に、反響し

写し鏡のように、其れを、指し示す

私と言う存在を、映し出すのは、私自身か

それとも、私を、見ている人間か

私は、私を、どうやってみるのだろうか

客観視の客観とは、果たして、良い客なのだろうか

もしも、果たして、どうして、どうも

良い客がいたと仮定した場合

その客とは、何を指し示すのだろうか

私は、私と言う

存在を、私と、仮定するが

私が、私たる由縁は

私が、私だと、断片の中から

考えるが故に、其れは、私なのだ

私と、あなたの、境目がなくなったとしても

私は、私であり、あなたはあなただ

故に、私は、あなたではないし

あなたも私ではない

しかし、それはつまり、私とあなたという存在の境目を、しっかりと、認識できているという事になる

其れは、経験なのか

それとも、事実だからなのか

私とあなたの境目を、どうやって、どうして、認識するのか

私、私を見ている私は、何を、考えて、私を、見ているのだろう

其れは、どんな理由があり

見るという行動の途中に、その行動を置いているのだろうか

私は、私自身であり

あなたではない

しかし、あなたは、私だと言う事に対しての

否定は、出来るのであろうか

私とあなたの違いは、チンパンジーと人間と

どの程度の差を持って、違うのか

そして、その差は、意味のある差なのだろうか

遊び半分に、思う適当な我な、だけなのではないだろうか

私は、一人、パソコンを、ぽちぽちと、真夜中に、画面を、見ながら、打っている

部屋には、数人の仕事なのか、寝ているのか分からない人間が、存在し

生存し

動いている

生物的に見れば、行動的に見れば

希少性で見れば 遺伝子的に見れば

立ち位置的に見れば

見ればと言うが

その観測者の立ち位置は、果たして、曲がって、歪んで

狂っていないだろうか

其れを、観測できる人間は、居るのだろうか

そして、其れが、曲がっていないと、言い切れる人間はいるのだろうか

どちらかに傾いているのは

世界が傾いていた場合

其れは、まっすぐ立っていることになる

逆に、其れに逆らうのは、無理をして言るとも言える

私は、パソコンを、閉じると、文章を、保存していた画面が、電気を消したことにより

発光を止め

黄土色の光を通していないモニターの表面が、提示される

其れは、嫌いな魚に対する

食と見た時の

外見のような気がする

私は、そろそろ、たまってきた、内容を、仕方なく

整一散

まとめ上げて、それに、示唆を加え始めた

果たして、何をするか

まだ足りないデーターはどれだ

現地に行った場合

求める物は、なんじゃらほい

私は、動き始めた

脳の回転に、遊具に振り落とされないように

ただただ、必死に捕まる

今まで、休んでいた分

溜めていた分

その回転速度は、円振率が、高くなり

私の握力は、外部へと、とばされまいと、必死にそれに捕まる

其れが正しいかなど、私には、分かるはずもない

もし、其れを、勝手に決めるのであれば

私は、部外者から、身内

いや、自身に、変化することだろう

独善が、答えであれば、他者など必要ない

しかし、自分自身が、存在すると言うことは、他者も存在する

何故なら、人間は、完璧な、生物ではない

たまたまを、複重させ

独善を、進むしか無くなっている

ピンキーな物は、常に、滅び行く

進化を、人間の手の内に入れた時

我々の進化は、終演を迎え

台本を、無くした舞台俳優は

演技も出来ず 引きこもる事になるだろう

我々は、ただ、生物で、あるが故に

生物なのだ

私のノートファイルに、集められた

様々な情報は、どうしようもなく散乱し

されど、逆に言えば、逆説的に唱えるとするならば

其れは、逆に、私にしか解読できない独自言語

即ち

機械が、最適解を見つけるのであれば

私は、其れを、越えた最適解を

見つけられるのかも知れない

最適解を、正しさと見るか

速度と見るか 合理と見るか

しかし、生物は、有機物であり

無機物という物は、合理において、導き出した物に関しては、人間よりも優れているが

しかし、無意味 無利益 無価値 無存在

な事に関して、機械は、其れに、意味を見出すほど

暇なのだろうか

暇を欲する生物なのか

無機物なのか

無機物と有機物

勤勉なのは、どちらなのだろうか

勤勉とは、誰に対しての答えなのだろうか

私の鞄の中に、目を閉じるノートパソコンは、果たして、私なのか、外部なのか

ファイルに、仕舞われた

膨大な、犯罪者の目録

一人に付き

二三冊の本を、読み

現在を、知る術を、調べに、調べた

其れは、突貫工事と、言わずには、居られないが

しかし、そうは、言っても、仕事である

後の事は、読者に任せる事にしよう

私は、ノートパソコンの入った

鞄を持ち上げると

いよいよ席を立った

明日から、取材に行かなければならない

私は、そう思いながら

電話をかける

取材に行くので、数日開けます

そのような内容に対して、場所等を、細かに、相手に話して、電話を切る

とある県の山奥にある施設

その情報は、噂話の断片を、拾い集め

かき集めたとき

現実的な噂と

非現実的な都市伝説との間にある

現実味を帯びたレッドラインを、明らかに越えていた

其れは、存在する

逆を言えば、其れが、明らかに、ぷっつりと、とぎれていた場合

其れは、逆に、不自然であり

何か、人為的な、行動の跡が見える

私は、頭を、回転させる

きっと、これは、逆に、皺が、摩擦により

焼き切れ手仕舞うのではないかと心配になるが

しかし、普段行かない場所へ、行くのは、非常に

負荷のかかる行為であり

入念に、調べたからと言って、成功するものでもない

私は、帰る前に、バスの出る

バス停に、立ち止まり、帰路に就く

時刻は、午前二時

実に、眠たい時刻である

ふらつく足取りの中

私の脳内では、様々な人間に、殺された被害者の過去と人生 時間 顔などが、浮かぶ

果たして、これは、ただ単に、合わさっただけなのだろうか 犯罪者と被害者は

果たして、別人なのだろうか

被害者は、被害者であり

犯罪者は、犯罪者

犯罪者とは、一体何なのか

法律を、抜いたとき

そこに存在するのは、一体何か

一般人と言われる人間と、何が違うのか

一般人は、犯罪を、呼び込む行為を、していないと言うのか

火の立たないところに、火事は起こらないと言う

のなら

この社会全体こそが、犯罪の温床に、なっているのでは無かろうか

すべては、地続きだ

どちらも、人間だ

犯罪心理と、健全な心理

それは、所詮、棲み分けが、もしくは、ただの弊害

なのでは無かろうか

大量のゴミを出し

その毒で、部屋の中で、ゴミに押しつぶされるように

ガスで、死んだだけではないのだろうか

身嗜みを、優先した結果

お菓子を、食べればいいじゃないと、言うのと

対して変わらないのでは無かろうか

しかし、もしも、其れが、努力の結果だというのであれば

人に、望みはないだろう

すべからず 怠惰であり

最善とは、所詮 白粉の猛毒でしかない

整形は出来ても性格は変えられない

機械は、出来ても

人間の思考は、追いつかない

ルール外は、常に、野放しである

制御できない

この世界で

未完成の図面ばかりが、広げられ

真っ赤な青紙は、それを、さらに黒く塗りつぶし

真実は、その中で、赤く膿んでいく

窒息した真実が、表に出た頃には

もはや、取り返しも、つかないだろう

我々は、掘り尽くされた鉱山の穴の中で

ただ、念仏を、唱えるしかないのである


目を覚ますと、バスから降りた私は、電車に揺られていた事を、いよいよ思い出す

断片を、つなぎ合わせることで、場所の特定は、おぼろげながらに、出来てくる

ネットに上がる情報とは、一方通行であることが多く

それらすべてを、否定して、進めば、塵も残らないことだろう

特に、

答えのでないもの

もしくは、答えが、個人で決まった物に関しては、

恐ろしいまでに、無力だ

それは、答えを望んでいないが故か

それとも、其れ程までに、生物の細分化は進んだのか

その内、人間同士でも、子供が作れない時が

来るんじゃないかと、思わなくもないが

しかし、現代社会の都会を見れば

狭い場所に押し込めて

効率を重視した場合の

人間の形成を、実験しているように、見えなくもない

私は、本を片手に、外を見ると

まばらに、緑が、途切れ途切れ後ろへと飛んでいく

安心安全

我々は、そろそろ、機械から、手を離した方が良いのかも知れない

感覚がない人間は、自分を壊していることにも気がつかないと言う

機械という神経の通っていない存在に対して

人はどの程度、無力で

何を壊されているのかも

関知出来ないのでは無かろうか

窓を流れる景色

これを、私は、どの程度

認知しているのだろうか

歩いた所で、それは、変わらないかも知れないが

一秒と一分では

その無意味さの印象は、大きく変わるだろうが

意味に関しては、前者に依存する

山の麓に、降りた私は、大きなリュックサックを背負い腰元に、ベルトを強く巻く

辺りは、木々のせいか涼しく

じっとりとした、水分が、日光の遮りにより

葉っぱにより

変換され廃棄処分されているに違いない

果たして、木の老廃物は、どこに、溜まるというのだろうか

しばらく歩くと

舗装道路は、道を、消し始めている

私は、その境界線を、見ながら

辺りに、当たりを付ける

場所は、分かっている

聞いているのだ

しかし、それ故に、其れが合っているかの保証はない

人が何かを言えば、それは、合っているか

合っていないのでは無かろうか

と言う二つが産まれてくる

無理に、其れを、合っていると仮定して

もしくは、そう言う事例の一つとして認識するか

または、全部否定した後に

自分が、耐えられる範囲で、相手に、最善を、尽くすか

私は、地図を、見ながら、考える

この図という物は、ゲームのように、覚えるまでが、意味不明であり

覚えて仕舞えば、無意味と分かっていても、使い方は、分かる

好き不好きは、存在しても

その答えは、存在する

麻婆豆腐が、いくら苦手であっても

作り方が全く同じであれば

大抵は、同じであろう

理解できなくても

何をも留めているかの予想は付く

魚嫌いでも

魚料理を作ることは出来る

私の足は、ゆっくりと、山の中に、踏み入れられた

誰もいない空間に、私だけが、部外者のように、進入している

山は誰の物でもないが

山へ、進入させてはいけない種子や生物を、ふんだんに、まき散らしているのが人間と言うものだ

されど、ルールを、知らなければ、誰も取り締まらない

正しさは、無くても常識までないのは問題だ

感覚とは、知識では、覚えられない

何故なら、感覚は、知識ではないからだ

山の景色の中に、道がある

道があるから、私は、通っているのか

道が無くても、通ることは出来る

しかし、道がなければ、私は、この道を、歩いているのだろうか

そうなれば、私は、目的地ではなく

目的のない道を進むことが、目的になって仕舞いかねない

答えとは、何かの副産物であり

それだけを、求めたときに、それは、歪な、無機物にも似た出来損ないの化け物となる

見せ物小屋には良いのだろうか

普段には、到底てきさない不良品だ

品行方正なものは、不良品に、あこがれるのかも知れないが

しかし、問題点は、では、我々の足下は、正しいのか

と言うことに感じられる

山を、登るにつれて

妙な、気配が、私の内部へと、侵入を始めた

其れは、私が、どうも、ひよっているだけなのか

それとも、私には、明確に、答えられない、そんな事象が、存在しうると言うのだろうか

私は、一人ごこちに、なりながら

砂利を、踏みしめる

古い鉱山跡地

其れは、内部により引火し爆発を起こし

其れを、留めるために、作を、取った場所であり

その跡に建てられた、慰留地も

遠の昔に、忘れ去られ

今では、その、公共施設のような

頑強な、建物の跡地だけが残り

それを、使用した

実験にも似た

行い

その全貌ばかりが、存在している

人の口に、戸は立てられない

しかし、逆を言えば、其れを、望んでいるが故に

漏れ出すのでは無かろうか

以前は、黄色い旗が、たなびき

入り口のコンクリートには、色あせたように、ペンキの跡が、灰色の壁に、染み着いている

空は、其れとは、対比を表すように、青くそして白い雲が浮かんでいる

平和寺院

それは、犯罪者を、同じ目に、合わせる施設

そう言えば、手っ取り早く伝わることだろう

治療ではなく

其れは、この組織のルール

其れは、利益ではない

ただのルール

信仰

絶対とも言える

陰陽

即ち、行いには、行いを

何かがあるから何かが起きるのではなく

何かがあったから、何かをする

この場所で行われるのは、再現という儀式

そこに、感情はなく

ただ、淡々と、繰り返される供物

場の運営は、遺族のお布施で、賄われる

今は、誰も居ないはずのこの施設で


誰かの叫び声を

なぜか聞いた


なぜか、誰かの叫び声を、聞いた


私は、一人、カメラを、抱えながら前に歩く

ここは、誰も居ないはずだ

しかし、記憶は、記録は、確かに存在する

私とは、無関係に、其れは、それだけが、事実である

私のレンズは、暗闇の中

感度を最大にし

採光を、めいいっぱいに、開いた

もう 誰も居ないはずである

私は、罪もなく、シャッターをおろした






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