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長い夢の中に浮かぶ、意地悪な空想は、私の魂と混ざり合い
其れが、異質に、意味の分からない物へと変化を始めた
誰とも知れない意志が
私の中に、混じり始めると
私は、私としての、教示を、消失させ
ただ、ただ、危険的な思想へと、染まり始める
私の残り少ない染色体は、絵の具や塗り絵のように、
塗りつぶされ
其れは、油絵の具を、剥ぐようにしなければ、その正体を、目視することは、最早難しい段階まで、来ているに違いない
私は、ぬぐい去った後でも
まるで、其れが、染み着いた物が、いつまで経っても
汚れのように、完全には、ぬぐい去れない其れは、タテューにも、まき散らされて、肌に食い込んだ散弾銃の鉄の破片のように、肉の中で
いつまで経っても、取り出せず、そこに存在するような、苦しみを、見いだす
故に、私は、積み重なった本の重圧のように
其れは、意味をなさず
ただただ、化石のように、身を潜め
何かの物体を、本来の意志とは、関係なく
埋め尽くす物量の一端にしか成らない存在になっている
私の名前は
こぼれ落ちた、断片は、私の意識を、塗りつぶした
永い眠りから目を覚ました
ポップな、尖り方の無い部屋では
白やピンクが、所々存在しており
其れはまるで、誰かの内蔵のようにも
その、曲線状を、ふんだんに、造形した
この部屋は、自然芸術とも、植物曲線アートのような
進化の過程により
そぎ落とされた
魂の断片を見るように、直角な物を、見いだすのは、難しい
詰まりは、芸術的にさえ、見える
其れを、選んだ、私は、まるで、才能豊かな存在かと言えば
そうではない
ただのメルヘンだ
デザート【】笑い
だ、やんでれ、ツンデレ
何でもござれ、と言う風で
どうにも、よろしくはない
しかし、私という存在は、其れを求めているのだから、仕方がない
たとえば、土を食べる、習慣とは、土さえ珍しい都会では、かなり珍しいとも
逆に、それ故に、一種のステータスに成っていてもおかしくはない
ただ、其れを、薬や、飲料水のように、食した場合
大抵の場所では、問題視されかねない
善悪の区別が付かなければ
其れを、うのみにして健康良いと
よし悪し関わらず判断できず食べる物もいるだろうが
しかし、其れの、達人とは、常用し
其れの、良し悪し
得手不得手
最悪を、考える程度には、ふつうに、考えられそうだ
何がいいたいかと言えば、
特に何かを考えずとも、人は何かを考えているし
考えていても、逆に、其れは、停止していると同じ可能性は、無くはないはけだ
人は、本を破り捨てて、町を、かけずりまわり
知識よりも、実地を、優先した場合
果たして、混沌とした、後世に、決めつけられた
中世像に、近づくのであろうか
行くのであろうか
其れは、実に、分からない
私が、問題しなければならないのは
手元にある、目玉焼きの黄身の円周と
お味噌汁の中に、浮かんだ、ナスの味に対する
私なりのマイナスイメージの方が、重要かつ、
そして無意味にして、この世の中で、もっとも、重要な、答えだ
其れは、現実には勝てないが
しかし、世界の世の世の中の真理の一端であるのは
間違いようのない、真実であり
間違いようのない、実地的、事実
既成事実なのである
私は、ご飯を、かみ砕きながら
その数を、把握はしていないが
しかし、把握するよりも、重要な事を、行っているに違いない
何故なら、重要で有れば、人は、食べるご飯粒の数を、毎回数えなければならないからだ
しかし、其れを、はしょり、感覚にゆだねている間にも
実は、脳が、体が、其れを、数えていないとも限らない
私は、一人、試案を進める
では、漬け物の、青いナスは、どうだろう
緑を、青と言うことはあるが
しかし、目の前に、真っ青どころか
青黒いナスが
輪切りを、さらに、まっぷたつに、上から下に、ヘタからオワリまで、垂直に、二等分に、切られ
その半分が、四角い長方形の皿の上に、並べられている
奇しくも、下の絵皿は、青い絵で
中国かどこかの風景を、指し示している
きっと、到底、私では、想像だに、しないような、伝説が、有ることが、想像できてしまうのが、朝食という食卓の恐ろしい言われだ
私は、直ぐに、茄子のいやらしい(嫌な)触感と歯ごたえ
そして、味に、辟易しながら
朝食を、かみしめると
そのまま身支度へと急ぐ
残念長らく
私は、時間を、操れることを、願うにも関わらず
私が、時間を、一秒でも、過去へと
自分を、移動
もしくは、止めることは、願わない
いや、もし、私が、其れを願って、現実に、起きたら
私は、そのほんの一秒と言うバクに
永遠に、取り残され
ゲームソフトを、魔改造して、暗転と、文字化けした
画面か、その中に、取り残されたような、状況に、成らないとも限らないではないではないか
私は、頭を、かきながら、私が存在している
時間軸の私を、動かすことに、専念する
悲しいことに、妄想と、リアルの行動は、必ずとも、かみ合わない
故に、辟易しながら動くのだ
もし、私の考えを、この世に、反映されたら
其れは、世界を、大きくゆがめることに、成りかねない
私の部屋のように
失策は、失策が、でるまで、分からない
其れは、平面では無いからだ
授業は、そう言う意味では、平面性を、欠き
あまりにも、理不尽な無意味な行動を、この世の中に、強要している時代遅れのコンピューターのような、感じを否めない
世界の動向は、足をもがけども動けども変わらないような
この日本において、有る意味、まさに、鎖国のような、状況を、未だ、世界がつながりかけているという
現時点に置いても、色濃く色を、残しているに違いない
私は、リボンを、髪に左右に、結ぶと、そのまま、鞄一式、その中に、入れて、歩き出した
「いってきます」
私が、誰も居ない部屋に、そう言うと、表にでる
外は、晴れ晴れとしているのは、私の電脳空間が、見せる
青空だからであろう
空の青さと、私の心のブルーさは、絶妙に、意味をはき違い
マッチしている
良く、かわいい物に、残酷描写をさせると
栄えるのは、その、ギャップが、マッチングしてしまうせいだ
しかし、今私が、眺めている
空の青と
私の心情が、必ずしもマッチしているかどうかは
私の時間に対する
無制限でもない、デスマッチが、ヒートアップし
真っ赤に燃えているようにも見える
つまり、色と感情は、名前に限って、意味を共有しているわけではないと言うわけだ
炎も、赤よりも、青の方が、高温だという
しかし、熱そうなのは、危険そうだという物は
盛り上がりそうなのはと、ぐるりと回せば、
釜茹でしている地獄が
未だに、赤い炎を使用しているのは、
そう言う演出が、必要だからに違いない
もし、青い炎へと、近代化が図られれば
そのスタイリッシュさから
客足が
スカイツリーターワーから東京タワーに、移動するように、変わることも、十二分に考えられる
私の足取りは、道路を歩き、先ほどバス停の停留所の屋根の下に止まっている
しかし、私の移動とは関わらず
時間は、過ぎている
おかしい、なにが、動いているのだというのだろうか
何かが動いているから
何かが動いている
エネルギーは、エネルギーが、生まれたから動いている
無からエネルギーは存在しない
もし存在すれば、其れは、舞台の裏側を見てしまったような世界観だろう
でも、じゃあ、始めにエネルギーを動かした物が居なければ
エネルギーは存在しないんじゃないか
いや、目の前で、過ぎ去る時間は、どのエネルギーが存在しているのか
これも、色と同じで、意味を共合わない
全く関係のない存在の可能性も、有るのではないか
向こうから、大きなバスが、狭っくるしい道の向こうから、その姿を現し
私の前に、いや、バス停の前だから、止まる
手を挙げて止まれば、其れは、かなり悠長か
それとも、とんでも無く、人口の少ない融通の利くタクシーのようなバスだろう
先ほどまで、動いていた、その巨体は、動いているのだから
私よりは、早い
しかし、それも、私の存在が、止まっているから遅いのか
それとも、
バスが、動いているから私が、止まっているように見えるのか
バスから見れば、私は、動いているように、見えるのでは無かろうか
いや、すべては、言葉のあややで
その本意とは、全く関係のないところに、存在して
しまって良い無い保証は、何処にもないのだ
論理とは、失敗を、見いだせない
現実とは、現実的ではない
私の目の前に、止まった、バスに、乗り込むと
席に座る
時間の動きの中で、やはり、私は、そこに存在している
「やあ、バカ」
いつもイジメてくる
野球部の馬鹿だ
丸坊主が、よく似合う
馬鹿である
「ナンダ バカ」
私は、そうつっけんどうに、言ってやるが
相手は、それが、分からないのか
スポーツマンシップにあるまじき
にへら、笑いを、苦笑して、私に、近づくと
後ろの席に座る
全く、なっていない
背後を取るなど、一体なにを学んでいるのか
これだから、直感を、信じすぎる物は、野生の本能で、相手よりも、有利に立ちたがるのだ
「背後をとって、どうするつもりだ」
私は、後ろに、そう呼びかけると
「明日の午後12時
俺の部屋で、降霊会を、やるんだ、来ないか」
私は、疑問に思う
明日の12時は、結局は何時だ
今日の午後一時と、言うことも出来るのではないだろうか
それに、レディーが、どうして、そんな時間に、男の
しかも、男子生徒の、部屋になんぞ、行かなければならないのだ
何処の世界に、恒例会何ぞ、おっさん臭い
いや、怪しい物に行くわけもない
私は、首に、親指を立てて
いつかの恐竜のように
それを、喉元に当てて
相手に見せつけてやる
黒いエイリアンのような、瞳が、私を、見ている前で
私の親指は、相手へ、一文字に、拒絶を、切りつけてやった
「えーどうして、そう言う、メルヘンなこと好きじゃないの
話子さん」
私は、瞬時に、前に向く
「私は、花子さんじゃない」
そう言って、一人、鞄から、気むずかしそうな、題名のマンガを取り出すと、一人黙々と、一人座りようの
席の窓の横で、本を、読み始める
バスは、動いたり、止まったり、また動いたり、止まったりを、繰り返しながら
私の存在は、このバスの椅子取りゲームにもならない
乗車率の中
一席を、占有し続ける
これも、校舎、前まで、続くことだろう
私の、読書の時間を、また、背後から、邪魔する職種が、うごめく
変態め
底の方で、眠っていたらいいのに
そう、ベンチの底の方で
うめき声ばかり、くちばしから漏らしていればいいのだ
わはぁあははぁぁは・・・・
「それで、どうするんだ、お前、修学旅行も行かないんじゃないか
だから、何かすればいいのに
他に誰もいないからと言って、わざわざ
私に話しかけなくてもいいだろうに
読書の邪魔は、脳の邪魔だ
思考を、塞ぐ、こいつにとっての、絶対は、人間と繋がることなのだろうか
「私は、やることがある」
なにが
奴は、そう聞くが、私がそれに答える義務はない
「飛行なんぞ、絶対にごめんだ
なにがある変わらない」
優等生かと、後ろで、そんな言葉が聞こえるが
奴が、何か、問題を起こしたという記憶がない
と言うか、何が、どうすれば、私が、優等だというのだろうか
奴とドングリの背比べ程度である
「お前は、暇だな、明日、死ぬかも知れないと言うのに」
私は、世の中の危険を、手元のカバーの下の
漫画本を、手本に、教示を、教えて、しまおうとも、考えたが
先に、奴の、下ずら三寸 口の中で
私という、知識者に、対して、運動の如き
感覚で、スムーズに、這い寄ってくる
果たして、私の脳内の思考回路のスムーズさと
物理による、その肉体反射
どちらが、その道のプロか、奴は、全く持って、理解していない
怖い物知らずでは無かろうか
いや、物を、知らなさすぎると言うべきか
それは、同じ意味か、違う意味か
さて果て、あいつは、何を言うのか
ごそごそと、物音が聞こえる
しゃべる準備でもしているというのだろうか
準備は重要であるが、
果たして、付け焼き刃でどうにかなる程度の事なのだろう
「なにが」
それは、非常に、小さな声で、私が、聞かなかったことにしても良いほどに、小さい
それでも、私は、その先を促すように、聞き耳を立てる
「っえ」
何か言ったか、そう言おうとするが
それに、いや、それこそ、その声こそが、すべてを、流すように、
私の言葉に、かぶせる
いや、そんな物など、はじめから、聞かなかった、存在などしていない前提のように、それは、繰り返した
独り言のように
「今、人が、死ぬって、言ったけど、どういう事」
私は、我に返る
こいつの中で、常識は、現代人のように、死が、遠い物として、認識されているが故に、びっくりさせてしまったか
でも、私は、何時死ぬかも分からないと言う
仏教的、継続して、流行っている
物事の儚さを、教えるべきか
柔和に、気を付けて生なと、言うべきか
「お前は、明日死ぬかも知れないのだから、気を付けろ」
私は、思いっきり、いい加減なことを、適当に、
奴に、言ってやる
「何で、何で、お前は、そう思うんだよ」
私の、男らしい、助言は、こいつには、小粋な、話すら、女子とは、出来ないらしい
ここで、男なんて、なんて、言ってしまえば、こいつの
感性は、どこか遠くに、明日から旅にでるか
死にかけの猫のように、安全を求めて、旅だってしまうに違いない
その方向性を、行ってしまう行為を、止める義理もないが
しかし、人の傷とは、下に、深いものである
私は、「シネ」
と、思いながら
「ナンダ、シガコワイノカ」と、背後へ向けて、助言を、繰り返す
少しは、安心するだろうか
「お前、クラスに、イワイって、居るの知っているか」
クラスの名前何ぞ、覚えても何ら得にはならないが
しかし、悲しきこと、現実問題として、私は、それでも、様々な軋轢を、有無のを知っているが故に、
やむなく、名前は、知っている
ほぼほぼ忘れかけるかかけないかを、継続している状態ゆえ
忘れていても、何らおかしくはない
私は、絶対的強者として、悪くないと、そう思いたい
願いたい
お願いしたい
そう言うところが、大けがというか
痛いのだろう
まさに、地雷である
「しらない」と言いたいが
私のアンサーは、知っていると、方向を、指し示していた
電光パネルに、記された
画面には、薄暗い雰囲気の
髪の長い女が、写っている
私と酷似した形態をしているが故に、
いや、感じというか、雰囲気と言うべきだろうか
私は、奴と、話したことはないが
しかし、義務をさしおいて、それは、十分
覚えるに値する程の、何かに、感じられた
それが、何なのか、同族嫌悪か仲間意識か
はたまた、たまたま、どうでも良いことか
「それで、私の前で、何が言いたい」
ここで、私の前で、女の名前なんて言ったら
面白いだろうが、面白くない私は、
面白い事は言わない方が賢明な判断に寄るだろう
「で、何が言いたいんだ」
私は、声を荒げるように、振り向くと、そこに、その存在
小早川 均の、存在は、おらず
いや、居るのだ
肉体は
つまり、しかし、そう言うことだ
私から見て、その存在は、口から、泡を吐き
まるで、死んだように、死んでいた
それは、事件のように、命を落としていた
細胞レベルでは、まだ生存の内かも知れないが
それは、学者の範囲であり
私のような、可愛げのある高校生に関しては、一介の
登場シーンとしては、驚くべきだろう
私は、頭の中が、空回りし
広野で、枯れ草の中
赤い風車が、一生懸命、必死扱いて、回っている
そんな光景が、浮かぶ
もしここで、バブパイプでも鳴ろうものなら
大変な、大惨事が、起こる予感が、私のわらの犬と言うフォルダーが、再生を、始めるが
バスのエンジン音を除いて
過疎の幽霊バスに置いては、話し声でさえまれである
ただでさえ早朝だ、その省エネモードは、地球環境のために、最低限であろうべきであろう所は
実に、省エネ的である
まるで、火の消えた蝋燭のように
青白い顔をして、立っている姿は、死に神に見えなくもない
果たして、命を羨ましがる亡霊か
はたまた、他人の命を、欲しがる強欲なコレクター魂か
それとも、ただの嫌がらせか
それが、正義感なら、手に負えないが
現に、泡を吐いて、椅子に、ぶっ倒れて寝たように死んでいる
そんな奴を前に、私は、それこそ、それ相応に、近づき
頬を叩き
襟元に、指を当てると
脈が感じられない
まずいなこりゃ
そんな、感覚の中
めったやたら
いや、存在すら忌まわしく
されど、義務のように、充電を毎晩繰り返し
毎月、何千円かを、無駄にする
その電話付き多機能ガジェットを、起動
最早、覚えてい無いと言っても差し支えない
暗号じみたキーワードというかパスワードを、ボタンを押して、起動させる
どうやら、起動したようだ
私は、ロックの解除と共に
滅多にどころか、ここ半年、デパートで電話をしたときさえ
渋った、その電話を開いて、何度も聞いた
その番号を、押し
一言
「バスですが、友人が死にました」
と、声に出した瞬間、私はものすごい後悔の念に
押し詰められた
救急車だっけ警察だっけ
私の疑問は、止められたバスの前に、到着した
二台の車により、いよいよ混沌と、分からなくなる
バスが、停車したのは
「もしもし、運転手さん
実は、友達が呼吸していないんです、出来れば、病院へ」
車内には二三人の人間が、
それを聞いて、驚いて、背後へと向かう
「ああ・・ええ」
ぼけたように、それはそう言うが、気がついたように
無線機を取ると、なにやら連絡をした後に
「では、病院へ向かいます
乗客の方、申し訳有りませんが、用事がある方は
途中で、おろしますので、お願いいたします」
拒否がないと分かると、バスは、私が感じたことのない程の
スピードを上げながら
町を走り始めた
きっと、警察が見たら
涎を隠して、近づいていくることは、目に見えている
いや、それこそが、隠していない証拠だと言えるが
私は、白い建物が、遠くで見えている
横で、寝ている男の心臓に、おそるおそる、手を当ててみるが、相変わらずである
動いていても、バスの動作の誤作動の範囲内に、収まってしまうくらいである
私は、ゆっくりと、近づくと、顔の近くにより
そこで、必死に、名前を
小早川の名前を、呼ぶが、相変わらず、だらんとの伸びた舌が、よだれを垂らして、クリーム色のセーターに垂れている
おしゃれをしても、この程度だ
いやしかし、野球部の癖して、セーターってなんだ
シャツでも着てろよ
その、シャツの上から来たクリームに、透明の唾液が、泡を含みながら
下へ下へと、舌を伝いながら落ちていく
「着きました」
目をそらし、外の窓ガラスを見ると
白黒と赤と白の大型といや、中、と普通車の大きさの車
そして、外には、制服を着た、人間が、入り口付近に、立っている
あわただしく、入ってきた、看護しや、レスキュー隊員が、抱えるように、高校生を、抱き上げて、バスから運んでいる
まるで、捕食された昆虫のようではないか
私は一人、その光景を、ボーと人事のように、蟻に見つからないように、見ている
一匹のキリギリスの気分だ
そうなると、彼も、キリギリスだったという事になるが
だとしたら、我々は、青春期を、実に無意味で無駄な事へと
それどころか、世のためにも成らない事へとつぎ込んだものだと、感心感嘆せざる終えない
私は、一人、窓ガラスの向こう
車内から、彼が、ストレンジャーというのだろうかストレッチャーというのか、移動式のベッドのような物へと乗せられると
そのまま、窓の向こう病院の玄関の自動ドアから、内部へ消えていった
「あんた、一緒に行かなくてええんかい」
老婆が、そんなことを言う
果たして、私は、学校をさぼって、保健体育の
ただでさえ、休みがちな座学をさぼって
その筆記を、下げていってもいいのだろうか
良いに違いない
そう思って、私は、さも、堂々と
威風堂々に、バスを、降りると、先ほどの影を、追おうと
したが、あの横になった小早川
の姿は、もう何処にもなく
ただ、私は場違いに、活気のある病院のロビーで、辺りを見回した
早朝だというのに、人は、作業のように、適度に動く
それは、会社のように、会話もなく
淡々と、座っている
そんな中で、落ち着きのない私は、実に、異彩を、放つ異端児として、そこに立っている
やっぱり戻ろうかとも思うが、バスが、もう動き始めて、私の視界から
玄関の窓を通して、消えていく姿だけが映る
ここで戻ったとしても何といいわけをして良いか分からない・・・
そうか、そうだ、私は、電話をしなければならない
学校に電話をすれば、万事休す
流石に、こんな、人命がかかっていることで、トヤカク言うような進学校ではないだろう
そんな、非人道的な学校ではないと信じたいが
物事の価値観が、おかしな集まりである
最早、そんな非効率的な物を、捨てていたとしても、何らおかしくはない
心に、聖書はあっても誠実さはないのだ
私は、ぼやけた頭で、流石に、こんな場所で、携帯ガジェットを、使う気にも
使うわけにも
また、使ってはいけないことぐらいを、思い出して、先ほど、来たばかりの自動ドアを、逆に、でると
そのまま、携帯を、操作して、一応、登録してあった
学校の忌々しい、悪魔の電話番号へと
その呪文を、術式を、暗号を、記号を、ただの数字を、打ち込んだ
何の因果か、それは、正しく作動したようで
携帯からは、呼び出し音が、やくざの事務所並の早さで、切れる
「はい、こちら」
聞きたくもない学校名を聞いた後
私は、事の重大さを、重大そうに、人命の尊さをにおわせながら
しゃべると、すぐに別の先生を、呼んでくると言う
残念ながら、奴と私は、同じクラスで、同じ、臭い授業を、聞かなければならない生け贄なのだ
つまりは、同じ、奴が、教師が、そこに出ることは、予想に、優しい
それはのろいか呪文か、それが当たってしまった祝福にも似た、呪怨だろうか
そのファンファーレは、つまらない実に、どうでも良い
声により、返答を、起こした
「田中ですが、はい、話子です
はい、あなたのクラスの
ええ、で、はい、大変なんです
ええ、全く、そのとおりで、はい
そうです、そうなんですよ、はい、そうです
そのとおりで、はい、全く」
電話の向こうからは、要領をえない
そんな怒鳴り声がして、切れた
切れられて
切れられた
私は、一人、ぽつんと、受話器を、押して、切ると
ポケットに入れてから、鞄にそれを、入れて、入れ直して、内側のチャックの奥に封印した
だからいやなのだ、電話も人間も、みんなみんな
と、みんみんと、歌いながら
私は、考える
そんな馬鹿なことを考えている場合ではちっともこれっぽっちも
それもこれも、どれも、それぞれ全く違うの長助次郎ざえもん小五郎の助の長助君だと言っても
全く持って、差し支えない
どうも、焦れば焦るほど、私の数少ないぼぎゃぶらりーが、破裂して、とんでも無くどうでも良い、思案が、回転する
果たして、どうしたものか、彼は、死んだのだろうか
もしそうなら、なぜ、どうして
それは、ホワイダニット何て、物じゃない
ただの心臓発作の可能性もある
人間の死が、生き物の死が
遠くなろうとも、その確率は、一定だ
人間が、不良品ではないと、誰が決めたのか
不良品である
いや、変化を有するために、そんな物は、設計内
と、言ったとしても、何ら差し支え無いだろう
料理が、どうでも良い行程で、全く持ってその根底を、上手い絵のように
料理のざ、店の味
みたいなものだって、結果大差はない
マジックみたいなものだ
それは、努力かも知れないが
あまりに現実的に不要味が強い
しかし、現実だけでは、どうしようもなく弱い
ゆらぎがないのだ
故に、どうでも良い
本来やら無いような、考えではなく、実験にうらずけられた
経験の外側に存在するアンサー
それは、いわゆる特技として、考えられるが
ようは、そんな馬鹿なことを、わざわざやらない
そう、役者や落語家 マジシャン 絵描き アニメーターに、言うようなものだろう
不要とは何か、それは、他者が決めることではない
私だって決めかねてはいるが
ただ、両方が、果たして正しい根拠はない
放置が、一番だが、現実の餌食になってどうしようもない
故に、人は、技術で、ぎゃふんと、黙らすしかない
が、故に、発展無く、技術が、跋扈する
ゆら気とは、認めることだが
しかし、技術とは、見た目にはすごいが、内容は、別の目に感覚に感じにその他何かに
見えないところに、その本懐は存在する
そう言えば、奴は、何か言っていた
そして、奴は、死んだではないか
何が、言いたかったのか
そう言えば、奴は、何に誘っていたのか
そう言えば、集会、いや、何だったか
確か、そう、そう、総会だ
いや、そうそう降霊会
そうだ、降霊会
奴は、そんな事を、高校生になって、恥ずかしげも無く、公共の早朝の朝っぱらから
私の背後を、不敬にも陣取って、私に、わざわざ
そんな事を言うのだ
馬鹿げている
今年で何歳だ
人間の生物的寿命は、二十歳までと聞いたことがある
もしそれが本当なら、実に無駄な時間を、我々は、人生の全てで、浪費して居るものだ
故に、社会人とは、大人とは、その無駄遣いのツケで
死者のように、死者のように、人生を、過ごすことになる
長くやるには、どうしようもなく、無価値で、趣味の延長線上とさえ・・・
私は、目の前に、やけに大柄な赤い車をみた
それは、日々、校舎裏の駐車場に、止まり
その駐車場のそれをみる度に、十円玉が
私の心に、財布に、鞄の中で、うなりをあげるのを、私は、毎日感じながら
下校を、繰り返す
今こそは、我が右手、そんな事を考えたが
他人のいや、他車の空似、等しく
それは、担任が、乗っているように、私の乏しい眼からは、見たように、感じられる
まさか、授業を、ほっぽりだしてまで、来るとは
私は、駐車場方面から
熊のような足取りで、一人の男が、この正面玄関へ向けて、衝突するように、走ってくる姿を、確認した
果たして、これは、わざと、それを、演じているのか
それとも、ただの猪突猛進馬鹿野郎の短気な軌道の沿線を、私は、見ているだけだろうか
目の前まで走ってきた教師は、私を通り過ぎて、中へとはいると、自動ドアが、どうぞどうぞというように、開閉し
私を一人残して、その幻影は、入り口付近の長いカウンターの受付に、その姿を見ることが出来る
私は、幽霊か、幻覚なのだろうか
そんな、自我を、消失しかねない
傷心を、感じながら
自動ドアを、通れば、それは、機械の平等せいか
物理の頭でっかちか
自動に、開閉したそれは、名前のごとく
私を、内部へと、誘導した
「それで、どうだったんだ、田中
小早川は、どうしたんだ」
廊下を、医者でもないのに、早歩きに、私は、連れ去るように、並んで歩く
病院の中央から、灯りが消えたら
それは、バイオハザード後も、かくやという
地下研究施設のような、閉塞間が、得られることだろう
こんな場所で、ヘッドライトをつけて、鬼ごっこでもした日には、心臓発作で、人が死んでも、おかしくはない
まるで、食われるくらいならと、死んでしまう、ウサギのように
私の、脳内は、廊下を歩く、私という存在が、一人、浮き彫りになる、私は、なぜここにいるのか、そのアンサーは、私以外に誰かが、話せる物なのだろうか
私の名前は
私を言い表すように、
示しては、必ずしも無い
なぜなら、私が、しゃべることなど、教室では無く
さらに、家においても、会話は、重要な、コミニュケーションツールでも、はからずしもない
それは、言えば、英語が、とりあえず、ビジネスで、使われることが多いから、馬鹿の一つ覚えで、英語を、やるようなもので、そんな、日常会話
仕事で、使うものだけが、やればいいのだ
よく言う話、普段使う物しか、人間は、覚えないのだから、実に、大きな時間の無駄遣いであり
プログラマーは、そのプログラムを覚えればいいし
恋人なら、それを、覚えてもいいだろう
しかし、一人で、TTRPGや、ボードゲームを、遊ぶような人間に、果たして、訳す以外に、使い道は、存在するのだろうか
・・・そう言う意味では、有るかも知れないが
だとすれば、勝手に、覚えることだろう
覚えないので有れば、やはり、必要では、無かったのでは無かろうか
それは、流行り廃りの共通認識
共通するための言語であり
最強では、決してない
私の、緩いおつむは、唾液を垂らしながら
廊下を、歩く
その影は、
私に、何を、影響させるというのだろうか
時間は、止まったように、動く
意味など、無いように、ゆらしながら




