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ぐるぐると回る思考回路の中で
躓きにも似た物が存在する
私の目にした物以外の道を
死界と呼ぶので有れば
私は、道以外に目を向けていないと言うことになる
暗闇の脳回路の中で
私は、渦巻く視界を、観察している
光り輝く火花の群は
時折
その電気を、無駄に、漏電させながら
何とか、意志疎通をしているが
しかし、その漏れ出す前の原液的思考
は、遠く及ばない
行動と思考の源流には
隔たりが存在する
其れは、三千年で
宗教は、神を作り出すように
ただの人であろうとも
其れは、真実を、物語化し
全く別の物へと作り替えてしまう
其れは、リンゴを、みかんジュースにするような
本質はちがえど終着点は同じような
されど趣向的には、異差が産まれる事だろう
私は、まばゆい明かりの中
他を見れずにいる
午後の授業が終わり
私の脳内は、プールの自由時間のように
惚けて、空を眺めている
それは、女の水死体という俗説のように
上を向いて
実に、陽気な上 この上ない
水温は、適温
私の体温よりも、幾分低いであろう
これなら、授業をやるよりも
こうして、皮膚を、ふやかしている方が
余程、良い
私は、こうして、十五分ほど
皮膚に水分を、含ませながら
ゆっくりと、浮いている
果たして何が浮いているのだろうか
体内には、脂肪もあるが
空気もある
肺から空気を、吐き出せば、私の視界は、水にゆがみ
プールの底で、泡ブクを吐く蟹となる事だろう
私の視界は、眼鏡をつけることで、
膜を一つ張り 視界が、すっきりと映し出す
これは、屈折率の問題だろうか
人間がもし、水中で生活を始めたら
きっと、陸に上がったときに、歪み始めるに違いない
そうなると、両生類は、どういう目の構造をしているのか
人間の目が、よわよわなそぎ落とした
唐変木とでも言うのだろうか
私は、フォイッスルを、水中の中で、いち早く
聞くと
「おいーい
自由時間は、終了だ、皆プールから上がるように」
私は、浮上を開始した
シャワーで薬剤を、洗い流しながら
考える
体温の低下を押さえるために
変温動物は、発熱する
しかし、それが、極限まで継続されれば
我々の体温は、下がり
血液の質は、変化するのだろうか
それとも、毛の濃い者が生き残るというのだろうか
進化論は、取捨選択により残ったものもあるが
しかし、先祖の記憶を、よみがえらすと言うことも
有るのでは無かろうか
寒かった時代に、生きていれば、その耐性が、蘇るとか
ひどい環境に対して、耐えられる物が、蘇ったり
ただ、人は、水生を、先祖にしていても
しかし、水中でいきることは出来ない
それは、余りに遡りすぎて忘れているか
もしくは、エラが付いた
赤ん坊が産まれれば、別かも知れない
何せ、母胎の中
子宮の中で
我々は、律儀なことに
一から、細胞分裂を、繰り返し
進化の過程をおさらいしているのだ
実に、生真面目であり
また、その課程がなければ
我々は、生き残れなかったことになる
実に勤勉な復習練習を、赤ん坊から、生物は繰り返さなければいけないのだ
それは同時に、そこまで変化しなければ生き残れなかった
劣等種とも言い換えることが出来るのではないだろうか
それは、辺境に、追いつめられた
特殊な、植物群
主に、食虫植物があげられるだろう
何を持って、特殊と見るかは、非常に難しい
例えば、
落ち葉とは、自分のしたにひきつめ
それを、肥料にしたりする行為
これもれっきとした、補足活動である
我々は、一体 何が足りずに
ここまで、頭を、働かすのか
どういう物が、幸せと、認識するように、選ばれているのか
実に、不可思議なものである
それは、生物的欲求を、満たすことに、順応なの
それが、変化を生むための繁殖行為 継続を有する衣食住への行為 記憶を整理する睡眠行為
新たなる情報を、減ったコップを、埋めるための知識
としての情報収集
現実的真実を、知るための密室的孤立
分ければ、それは、どこまでも、続くだろうが
我々の脳が、考える行動に、外部的
記憶が、存在しなければ
人は、消滅してしまう
それは、メモリーが、読み込めないと
生物が、認識してしまうのだろう
そして、この世の中で、生物的全体脳が、考える
最も重要な、複雑な情報
それが、愛なのかも知れない
愛とは、果たして何なのだろうか
生殖行為を、及ぼすもの
継続を、必要とした本能
知識欲を埋めるための物
愛とは五十音最初の二文字とは、良く言ったもので
愛という質量は
人間は、毛皮を、脱いでさえ
まだ必要と感じる部位であったわけだ
しかし、技能の伝承
が、生存戦略上
重用だったのでは無かろうというのは、分かるが
しかし、愛とは、何だろうか
植物に愛はあるのか
愛のある育て方をすれば、植物は、良く育つ
しかしそれは、植物に注意を向け、全身全霊で、
野生に、自生地に近いもしくは、それ以上を、目指すわけであり
それが、愛のなせる技 であったとしても
愛と言う物が、植物に、直接的影響を、
与えているかは、分からない
それが、間接的に存在しているのであれば
やはり、愛は、必要な物と考えるべきなのだろうが
しかし、それは、愛があるから、物事は上手く行く
故に、愛が、人間は、必要になった
そして、それが、残ったのか
それとも、愛、は、別の意味理由があり
もしくは、生物が、生み出した何かなのか
愛とは、何だろうか
所謂
その行動を、とりあえず
愛と、呼んでいるだけでは無かろうか
それは、笑顔の人をとりあえず良い人と言うような怪しさがある
愛と呼ばれる物に
親の愛 恋人の愛 家族の愛
があるが
しかし、親友は、愛ではなく友情
情なのだ
親愛と言う、のもあるが
しかし、親が出てきてしまう
愛
その分離とは何だろうか
個別に分けると
どうなるのか
愛
愛とは、コミニケーションだとしよう
人は、情報こそが、二足歩行生物の武器だといえる
逆に、情報がなければ、滅ぶのは、早い
家族間の情報
それは時として、職人達の会話のように
言語を必要と、しない
つまり、言葉という文字という無粋な物を、必要としない
言語
例えば、東北の方が、言葉としては、発達しているという
つまり、情報量を、圧縮することで
さらなる、情報を、多量に詰め込めるというわけだ
しかし、現実問題
書類とうの契約とは、最悪を、逃れるための
最悪な奴に対する防御壁であり
仕方ないのかも知れないが
しかし、コミニケーション
つまり、会話
と言う物は、潤滑に、ロス無く
つまりは、技術的に、油のない機械のように
異音がするような物は、重みが無いとも言える
逆に、失敗は、積めるだろうが
ほとんどにおいて、其れは、不要になる
何故なら、成功とは、常に、失敗を繰り返しているに近い
成功を繰り返すという事は、そうなる技術を、繰り返すことになる
それに対して、人は失敗を繰り返す
今ある情報を、得るために
機械を、操作するのか
それとも、自分で、一から失敗するかの違いでしかない
其れは、のっぴきならない理由から、始めるか
それとも、その場所から、始めるか継続するかは
意味が違ってくる
意味のはじめは、必然であり偶然だ
しかし、その継続とは、技術である
其れは、野生動物のハーレムのようなものであるが
しかし、果たして、その価値基準は、正しいのであろうか
都市伝説 怪談の類が
人を流れる技術の中で
待ったく別に、生まれ変わるのに対し
ハーレムというのは、何を、求めて、存在しているのか
野生生物なら強さや美しさだが
しかし、さらに強い物がいれば、その役割は、変わる
ただ、其れが、現れなければ、見える範囲での
価値基準となる
ネットで調べれば、大多数の表が、分かる現在において
人は、本当に、その価値基準を、正しいと言えるのであろうか
其れは、技術の発展とも言えるが
自らの積み重ねの消失とも言える
さらなる発展に選ぶという物が消失してしまえば
人の価値観は、短絡的に、一つ
つまりは、多様性が、失われる
其れは、心の多様性も、消失し
他者を、認められない事に通じる
免疫が、ワクチンが無いのだ
あきらめとは、良い意味でも、悪い意味でも言われる
事に、人との会話に関して
あきらめとは、緩和材にもなるし
その局地こそが、無言であろう
しかし、悪足掻きすれば、其れは、意味と理由の
理論武装の戦場になり
其れは其れで、おもしろそうではある
ただ、数の戦いと
達人の戦い
その質に関しては、やはり、コミニケーションが、勝のでは無かろうか
現実は、数字に、動かされているが故に
曖昧な、答えを、正当と、考え
其れで、動くしかないコミニケーション弱者が、存在する
其れは、継続に、依存する形で
其れを、全てとするが故に
発展や、新しいことが、理解できない
何故なら、言葉だけでは、想像できない
それ故に、それ以外で、見せられるとショート
してしまう
が、しかし、それは、免疫がないだけであり
結局は、相容れない物である
世の中には、理想と現実
と言う言葉がある
理想とは、空想であり現実とは、実際に起こることだ
それは、世界観が、ちがうが故に
ぶつかれば、大惨事になる
それが、ストーリー的には、おもしろいが
事件に、発展しかけないので、危険極まりない
愛とは、空想なのか
それとも、システムなのか
愛は、夢なのか幻なのか空想なのか現実なのか
物質なのか信号なのか感覚なのか空想なのか
比べるとは、何なのか
あっちが良かったけど
こっちの方がもとっと良かった
使ってみたら・・
愛とは、比べるものだろうか
それは、利益を、追求
効率を、追求しているのか
しかし、愛とは、育てるものとも言う
つまり、職人は、道具を、選ばない
選んでいるうちは、二流であり
どんなものでも出来る
それは、どんな道具でも出来ると言うよりも
何をやっても、答えが見えているとでも言うべきか
相手が、悪いのではなく
自分が悪い
良い物を、買えば、それは単純だが
しかし、劣って居るものでも、それは、使い方が
悪いだけであり
大差はない
そういうのであれば、
恋とは、どこに行き着くのだろうか
愛と恋
その違いは、何なのか
愛が、継続であり
恋は、探索なのか
其れでは、好きとは、何か
愛なのか恋なのか
それとも、単なる言動か
生物的愛とは、何か
生物の目的として、多様性が、存在する
最近では、生きるために、精一杯で
自滅しようとしているような気がするが
しかし、もし其れが、生殖するためのアクター
つまりは、スイッチだとすれば
愛は、生殖が、目的となり
つまりは、継続することが、目的となる
しかし、では、継続させるための一連の本能を
愛と、呼ぶのであれば
食べることも 寝ることも
その他のことすべてが
愛ではないだろうか
では、継続しないのは、愛では、無いのであろうか
例えば、飽き性とは、愛ではないのか
人に飽きると言うことが、この世に存在するのだろうか
人に興味がないのであれば、其れは、十分存在しうるだろう
しかし、人に会うのが、苦痛であったり
する場合
其れは、人間的本能が、それを、嫌っていると言うべきか
つまり、繰り返しの阻害
生命活動の危機
其れが、相手とのコミニケーションの断絶を、産むのでは無かろうか
この場合 愛 や 恋とは
どこに存在するのか
嫌いになることが、愛なのか
其れは、本能であり技術ではないだろう
全てのことを、恋愛で、考えるなと言うのがあるが
しかし、それは、言い換えれば
全てを、超絶技能で考える技能集団とも言い換えられる
恋とは、美しさだとすれば
美しい物は、優れていると言う
それは、動作 容姿 行動 知性 存在
それは、言い換えれば 肉体的最適解に近づく
相手を、如何に考え 籠絡する最大のコミニケーション能力の技術 経験に元打ちされた継続可能な技術や知識 幅広い知識により自分の所有していない情報の図書館 その人間の総合的立ち位置遺伝的存在意義
鬼ごっこを、生物的逃走本能を刺激した
実に、有意義な遊びであり
それと同じで、恋愛とは、生物的遺伝情報の継続を
強く感じる行動とも言える
逆に行えば、そういうことに、興味が無いという現実はどうなのだろうか
継続が、難しい
と、一つに言えば、それは、実に的を得ている
それは、逆ハーレムと、言えるのかも知れない
継続可能であれば、するが
しないのであれば、わざわざ、こちらから、行かない
と言う
それは、すごいルールのようにも感じる
統率の取れた軍隊とは、ルールを、破らないものである
人のルールとは、そこまで、行き着いていると言えるのかも知れない
それは、技術の発展により
行動を、起こさない所まで来ている
人は、会話を、求めない
其れは、会話が無くても、分かってしまっていると言えるのか
それとも、知らないだけなのか
実に、難しいことがある
会話とは、技術だ
繰り返し繰り返し行われることで、発展を遂げる
しかし、技術とは、いつの時代も、正しさを、裏打ちするものではない
技術とは、最短化 効率化であり
その先にあるのは、技術の圧縮化である
しかし、正しさとは、多様性だ
強さ一強となった物は、崩れやすいものである何時の時代も
では、愛とは、多様性を、産むための本能だというのか
子育てとは、コミニケーションとは、それらを、継続させるための本能だとでも言うのか
では、それらを、否定的な生物は
働き蟻とでも言うのだろうか
人は、愛が、必要なのか子供が必要なのか
継続が、必要なのか
愛が、求める先は答えとは、何なのか
「で、あるからにして、生物的ピラミットは、今現在
円柱状になっており、
何時崩壊してもおかしくはありません
たとえば、東京の場合
そのピラミッドいや缶が、つぶれてしまったが故に
人間以外の生物が持っている
様々な細菌 細胞
等の放出が減少し
ウイルスの蔓延がおこり
大規模なパンデミックが、起こり
今なお
市都は、封鎖しています
生物的、多様性とは、継続できるように
それぞれが、調整し生きてきた存在であり
其れを、壊して良いほど 人間の存在は、絶対ではありません
何故なら、地球は、人間が、居るだけで
人間は、地球を、作ることが、出来ないからです
われわれが、それを、崩すことにより
われわれでは、予想できないことが起こった場合
対応が、出来ないのです」
チャイムが鳴る
黒板の白いチョークが、消されていく
私は、ノートを閉じながら
考える
面倒なことになった
齢 17歳
私は、今朝 いつもの通り
自分の下駄箱を開けると
下駄の代わりに、靴が置かれており
その中に、紙が置かれている
借金の催促状か
そんなことを、考えずに
私は、紙を見ると
そこには、几帳面な、適当な文字で
間隔をあけて
丸っこい文字で
「城島 詰子様
放課後 校舎裏に来て下さい」
と書かれている
今の時代
リンチをするほど暇な人間も居なくなっている
ヤンキーでさえ その生息数は、減少し
生態系の変化を、感じる今日この頃である
われわれは、もはや何かに、反骨する事をやめたのか
それとも、徳川家康のように、虎視眈々と、
無駄にあがかず
身を潜めているというのだろうか
潜みすぎて、寝てなければいいか
いや、もう死んでいるのか
それとも、そのような物は、時代遅れだとでも言うのだろうか
老害は去るべきか
私は、思案する
これは、少女マンガか
それともこれを、ふつうのこととして考えている輩か
そんな物を、好きになれる自信がない
まだ、単なる、経過報告や、事務の書類を、渡されないとも、限らないのだ
私は、紙を見ながら考える
恋
それは、全国にいる外来種ではなかろうか
ナマズも本来は、琵琶湖より南にしか存在しなかったと言うが
そうなると、人間が、増やしている物は
皆
外来種以外の何者でもない
では、人は、外来種と言う概念が、通じるのだろうか
輸入品は、それに当たるのかも知れないし
建築技術 知識もそれに当たるかも知れない
私は、知識の混在が、知識の生態系の乱れだとすれば
最善解とは、場所により変化し
人により変化するはずだ
其れを一律にしている
学校教育は、危ないとさえ言える
何かをやるための最速解は
別の何かをやるための遠回りになる
その場合、その遠回りするだけの価値が、あるのだろうか
そういう技術を、人は、一度、失っては居ないだろうか
地域差の技術を、伝統を、
その土地が培ってきた、外部頭脳を
その出してきた最適解を、越えられるほど
学校とは、優れては居ないのではないか
果たして、今のオーソドックスとは
どの程度 遅れているのだろうか
学校とは、教師の自己満足か給料のための組織では無かろうか
人は、はじめから人としての最適解を、提示しているのでは無かろうか
では、学校が、継続しているという事は、その考えを、許容しているという事になる
では、その理由とは
チャイムが鳴る
皆が、部活や、帰宅を、しているさなか
私は、机の下に入っている
紙を、出すと
ポケットに入れた
果たして、どうすることだろうか
私は、廊下にでると
トイレに向かう
流しで、顔を、洗うが
見栄えのしない
ぼやけたポンカンが
髪を、生やして立っている
私は、ハンカチで、顔を拭く
表にでると
それぞれバラケた
働き蟻のように
ちりじりに去っていく
それも、調べれば、細分化 ルールがあるのだろうが
どうでも良い
いつも同じようなものだ
私は、階段を下り
踊り場をすぎて、下駄箱の集団住宅街へと向かう
そのくらい中から
私は自分の名前の書かれた下駄箱を、空けて、靴を取り出す
其れを、履くと
表にでた
まだ暑い日差しが、校舎を照らしているが
しかし、玄関は、どういう理屈か
日陰に、面しており
何とも陰鬱なものである
外にでると、来客用の、明るいど真ん中に空けられたような玄関を、足げりに
校舎裏に続くように、来客用とは逆の方向に、壁を伝うように歩く
グラウンドでは、練習する部活が、ひしめき合い
プールでは、スキー部が浮いている
我が校には、水泳部等という特殊なクラブはない
山間部近くの寂れた学校なのだ
私は、忍者のように、壁に張り付きながら
校舎裏へと向かう
この場合、どこが、表などと言う無粋なことは言わないで、置こう分からないのである
その面積は、三百メートルは、優に越すだろう
校舎の周囲
その半分を、校舎裏と言うのであれば、大まかに
二百メートルと仮定したとして
果たして、どこにいるかも分からない
人物は、余りにも、いい加減では無かろうか
ハチ公前に、待ち合わせしかおらず
結果的に、待ち合わせにならないような
其れの、縮小版とでもいうような
そうは言っても、その目印にならない
待ち合わせは図書館とでも言うような
漠然とした共通認識の強要
私は、スニーカーと言うか
ひもの付いた運動靴を、歩かせながら
ぱかぱかと、外回りをしている
スニーカーと言うと、どうも、メーカー物のこじゃれた物を、思い描いてしまうが
しかし、無名メーカーだろうが
運動靴は、スニーカーだ
しかし、スニーカーとは、何なのか
スポーツシューズで良いではないか
何だ、スニーカーって
すかしやがって
私の怒りが、沸点で、ぶくぶくと泡立っている
そのまま、歩いていってしまえば
私は、表の玄関へと、向かう
その前に、一人の男子生徒の姿があった
これで、私が、男子生徒だったり教師だったら
おもしろいかも知れないが
残念ながら、私は、ごく一般的な、ふつうの生徒である
私に置いての普通が、
世間一般での普通かは、分からないが
しかし、その統計の精度を下げれば、ある程度、一般的だろう
その男子生徒の高さは、高く
百七十は、越えているだろう
細身であり、何か、黒い服が、すらっと見える
まるで、棒切れが、白い古びた校舎の壁に、寄っかかっているようにさえ見える
私は、さてまあ、近づいた方がいいかどうか
等考えながら、徐々に距離を、近づける
男子生徒は、不意に、立ち上がるというか
壁から、背を離した
この人物だろうか
私の疑問点に対して
奴は、こちらをみた
果たして、はて、私は、どのように行動を取ったら
、良いだろうか
とりあえずの答えは、Noである
理由はない
ただ、noである
理由無き理由など
存在するかは分からないが
しかし、理由がないことに対する、マイナス点が、
私の場合、非常に大きかったのだろう
理由がない、と言うことは、不明と言うことだ
其れを無理矢理、よく分からない理由
と言う、言動に、納めているだけであって
世の中は、海外のようなルールと言うか
契約地獄ではなく
まだ、何となく、が生存している
稀少地域なのだ
しかし、其れは言ってしまえば、細やかとも言えるし
貴族主義のような、ルールのマウンテン化とも言える
言葉の使い方 作法
それらが、行き着く先は、到底理解出来ない
技術の果てであり
其れは時に、農村主義に戻るようにも思う
ともかくにして、理由なき
とは、理由があるよりも、多大な物に対する
言葉の言語の理由の上澄みの数を示し
それを、一切がっさい伐採するように、切り詰めるのは
ほんに、人間の愚かしさとしか言いようがない
多様性とは、空白に産む
それ以外は、ロボットにでも任せておけばいいのだ
ただ、耐性は、ある程度必要かも知れない
海外においての、契約とは、相手と自分を、縛るものであり
其れ程までに、反撃 陰謀 裏切り等々が
暗躍した結果の出来事
日本人は、其れを、自意識に置いて抑制している
不明りょな生物なのだ
口伝が、途絶えて久しい我が国に置いて
果たして、最後の繋ぎとは、何だろうか
本小説絵ドラマ演劇等々
その全ては、其れが主体ではなく
それから生み出される
別の何かを、重要視する
文字が、終着ではなく
それを、生み出して、そのあと、感情に残った物こそが、
その過程の産物だ
逆に言えば、作る側は
その過程を、逆流し
読む側は
如何に美味しく食べるかのプロであり
作るにおいて、そこまで行ってしまうのは
食べるプロでは、無いのかも知れない
そこにリソースをさくくらいであれば、
一つでも多く食べた方が良い
食材が、物事を考えてしまえば、調理も難しい
調理者は、食材を、誰よりも、考えて理解するべきであるが
しかし、食材が、答えを言ってしまえば、本末転倒である
作るにしても
食材を、作るのか
作られるのか
それとも、其れを、調理するかは、非常に違うし
何だったら、其れを売る人間
食べる人間も違う
雰囲気を楽しむのか
ルールを楽しむのか
そう言う空間を楽しむのか
それとも、調理方法を、楽しむのか
食材を、楽しむのか
一連の流を、楽しむのか
はたまた、楽しまないことを、楽しむのか
どちらにしても、物事とは、完成した時点で完成していない
完成した後に、誰かがそれに対して、何か思うことで、完成する
其れは、作者、本人でも全く問題はないわけだ
過程が大事だと言うが、果たしてどうだろうが
どこまでが、過程かと言えば、其れは非常に膨大であり
どこか等から何処までと言うような収まるものではないだろう
其れを過程というのであれば、作品とは、その延長線上であり
まだ終わっていないことになる
人生を、作品だというのであれば、其れは、生命の系譜が、続くこと、途切れること
全てを、含めた
もしくは、人間外も
または、人間も、細胞の一つにすぎないと、見るべきか
「あの すいません」
目の前に、黒い服が見え
私の頭上から、声がする
「・・はい」
私は、前を見ると
鈍い金色の制服のボタンが見える
まるでどら焼きのように膨らんでいる
目の前の男
こいつは、何が目的だ
こいつが、紙の主だというのだろうか
私は、立ったまま上を向く
二十度ほど顔を上げれば
ざっくりとした髪型
髭は、生えていない
まるで、ホルマリンにでもしていたのか
多少白に、紅をさしたような肌色
血色が悪い
世が世なら
悪役のような青さだ
大抵、肌の青い人間は、適役だと
空想の世界では、相場が決まっている
そうなると、危険人物に違いない
まあ、空想の中では
「実は、お話がありまして」
まるで、歩いていたら、誘われる
ナンパと言うよりも、宗教
及び絵画の販売のようにさえ感じられる
何か、金を無心されるというのだろうか
私は目の前の男の目を見てみる
黒目だ
日が射しているはずだが
茶色く透けず
まるで、深淵か
墨汁でも垂らしたような黒目が
こちらを、じっと、見つめている
唇が、かさついている
「相談というのは」
男は、口を、続ける
どうも、恋愛話ではなさそうだ
なんと言うことか
私こそが、伏線に踊らされた
おきまりばかりの空想脳だったとでも言うのか
現実と空想の狭間
空想とは、現実に近いのか
空想を、作る物は、はじめから、作るという時点で
限られた同じような人間であり
限りなく偏っては居ないだろうか
それ故に、ひょんに出てくるものは
大抵、本の世界ではない
原石的
手の加えられていない物になる
であれば、技術とは、変化とは
果たして、われわれが、思い描く
まだ見たことのない物とは
実は、技術の延長線上にあるものではなく
全く逆に、何処から来たのかよく分からない
もしくは、その本の魂を持ちながら
全く別の方向に行ったものが
その魂を、別の場所で、大爆発でも起こしてしまった
災害なのでは無かろうか
畑違いにふれ
それでも、なお、魂を、もちづづけられるほどの熱意
魂 根性
それらが焼き付いたDNAは、それに結びつき
「それで、相談とは」
私は、聞く
実に、無感情だ
もう少し、感情を込めればいい物を
会話の継続がない故に
技術が圧倒的に足りない
慣れとは、余裕を、産むと言うが
しかし
「実は、少々言いにくい事があるんだが」
何なのか、早く言ってほしいものである
貴様に時間の概念がないのか
とか、言っているところが、時間の概念が、勿体なく無駄なのだろうか
「実は、好きな人が居るんですが」
どうやら、的外れではなかったようだ
「其れで何ですが、其れが、あなたに酷似しておりまして、どうすればいいでしょうか」
私は思案の湖の中
井戸に沈むように




