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「先輩」

「先輩」

私は、室内にはいると

元気に金魚が、奥の机で泳いでいるのが見えた

タイマーで、電気が入れられており

今日も快調なのだろう

教室内は、常に、機械のために、一定の温度に整えられており

誰もいない室内には、乾燥もせず多湿でもない

作られた本来あり得ない室温が、寝そべっている

私は、教科書を一冊出すとレポートの続きを考え始める

一応の資料は、山のように、

無意味に運ぶ小学生のランドセルのように詰められ

それを、無意味に出して

考えるのであろうが

相変わらず、答えは、霧散して

石を持ち上げたときにいる虫のように

しばらくして、どこかに消えていってしまう

先輩が居たような気がしたが

どうも、気のせいだったようだ

私は、ノートに、文字を、走らせた

 量が多い物は、中程に重く

終われば、不要だというのに

簡単に文字数は増える

辺りには、誰もいない

ただ機械の機動音が、起動したように

やけにうるさい

私は、ノートを書くのを止めて

立ち上がる

やはり、先輩の影は見えない

ただ、数値だけが、水槽の文字を、データー化している

おかしい

何度、考えても

私は、首をひねるばかりである

水槽内の金魚は泳いでいるにも関わらず

水の中に、動作はなく

繰り返されるデーターの信憑性もふめいりょに歪む

別の大学から、機械を借りても、同じことを繰り返し続け

私は、水槽内に、手を入れる

そこには、果たして、金魚が居たのか

データーの波は、続いている






長い行列ができている

私のが下は、じりじりと動く日光を前に

東から西へと移動している

誰もいないような、光景が、辺りに広がっている

その直線は、どこまでも、前方に続き

私の現在地を、計る物を、私は考えるのを止めた

どこにいても、私は、長い行列の中の一つであり

それを計ることは、メモリーが移動する

定規のようなもので

いよいよ良くわからなくなる

私の前方が揺れている

まるで、巨大な建造物を見るように

それは、見上げても、その先を、見通すことは、真下からはできないのである


ぐらつく視界を、揺らしながら

私は、どうしようもない、感情を、水槽に入れて、かき混ぜている

誰もいない、空間に浮かぶ

水分と、肉塊

その混じり合わない、存在は

実は、溶けだしているに違いないと

混ぜながら考える

水槽に、私以外の、生命体は、入ってはおらず

精密的に言えば、その水の中や、私という体に、別の細菌が、住み着いていないとも限らない

人間など、しょせんは、菌に動かされている

機械のようなもので

宿主こそが、主であれば、我々の意志 思想など

どうも、要領を得なくなっていく

そうなれば、果たして、誰の、継続世界に

我々は、繰り返しているのだろうか

人という、一国を、有した細菌が、日々や

共和や戦争を繰り返し

相手を追い込んだり

自分が有利になるように、策略を巡らせていることにはならないだろうか

私の、手は、

いま、水槽に浮かべ、

さながら、有休でも取らせた息抜きを、細菌に命じられているのである

何せ、我々は、常に、胃袋を

いや、腸を

つまりは、下水場とも

配給をとも

検問所か、戦場を

仕切られた農民のように

日々や戦い

さらには、自分自身も、時には、戦場に赴かなければならない

そんな、中で、常に、細胞を、入れ替えながら

暮らしているのだ

実に、せわしなく

そして、野蛮極まりない物、事の上ない

私は、水槽から手を抜けば

そこからは、水滴が垂れ

机の周りを、汚す

果たして、その質量は、世界的にみれば、

微々たる物であり

それが落ちることにより

大変なことは起こりようがないのではないあろうか

もしこれが起きてしまえば、私という存在は、

限りなくピンキーであり

ワールドブレイカーともでも言うような

特出した、いきなり現れたような

存在となるのかもしれない

しかし、世の中は、その揺れ戻しの中で、

それを、繰り返すだけの

そして、それを、許容できる範囲で、世界は構成されている

それ故に、私は、この世の中に、存在できているし

それさえも、私が、悪玉細菌と、言えない保証もないが

しかし、現に、水は、テーブルに落ちた

しかし、それはやがて、蒸発するなり、ふき取った、布巾から、もしくは、絞った、下水道から、どこかへと行く

つまりは、それは、ずっと、そこに残る存在ではなく

その存在は、流れるものとして

この世の中に、許容されている

もし、それが、拒絶

いや、存在しないものであれば

我々は、それを目にして、いや、さわった瞬間

弾け飛ぶ以上に、妙なことになるのでは無かろうか

なぜなら、それは、全く人間が食べたことのない素材

であれば、我々は、それを分解することができず

もしくは、それを食した時点で

死んでもおかしくはないだろう

なぜなら、それは、イレギュラーであり

我々の世界に

いや、データーに、存在していない

新たなルール

それに対応するために、

まだ、データーが、足りないのだ

我々は、ゲーム盤から、降りることはできない

なぜなら、誰も降りた人間など居ない

それ故に、我々は、今日も生きている

それ故に、ルールの改正は、存在しないのだ

なぜなら、それは、我々のルールが変われば

我々は存在し得ない

なぜなら、我々は、ルールという盤面の上に、置かれた

それ専用のコマなのだから

それから、離脱すれば、そのうちコマも変えなくてはいけない

なぜなら、囲碁の乗っている

その上に、将棋の駒は、置けないのである

我々は、蒸発する水のように

繰り返される

流れのえんかんでしか

生命活動を、続行できない

それは、ルールに、縛られているからである


赤いリンゴが、私の目の前に、落ちる

それは、コンクリートのざらざらした混ぜ込まれている砂利や、ふんざいされた断片により

皮を、壊され

点状に、白い果肉が、見え隠れし

落ちた場所から、果汁が、黒いしみとなり、ぼろおろと、跡を残している

私は、それを急いで、拾おうとしたが

先ほど、の水滴のついた濡れた、手が

それを、拒むように、さらに林檎を一度止まったにも関わらず

さらに加速させて、坂道を、転がせていく

私は、転々と、続いていた、黒いしみが

今度は、まるで、点のように、

そして、さらに、その距離を、開けていくのをみる

何て言うことだろうか

このまま行けば、大通りの

車の通りの多い場所に、その林檎は飛び出していくだろう

私は、必死で追いかけたが、

急な坂道は、私の速度よりも、林檎の転がる速度を、

上げて、私の、前方を、ジェットエンジンでも搭載したかのように

回転し、スピードを上げる

赤い球体が、速度を上げる

私の脳内に、林檎が、黒いタイヤや、高速の車体に

ぶつかり

弾け飛ぶか

後方の車に、引かれる光景が、脳裏にありありとうつりこむ

それどころか、その物体が、車道に飛んで、人間を、

マシンガンでも、打ったように、倒れないとも、限らない

私は、そんなめんどうごとも、思案しながら

足を、回転するように、走る

まるで、SLのような、器械運動のように感じる

しかし、機械的な、無慈悲な、効率化をしていない

柔和な、私の行動は、ますます林檎との距離を、ちじめるどころか、遠くに突き放していく

きっと、ハムレットとお姫様も、ここまでは引き離されなかったに違いない

なぜなら、あの二人は、止まって、ベランダから、愛し合っていたが

私は、一方通行に、追っている

さらには、一度、手にしたにも関わらず

予期せぬ、状態により

手から、赤い生命体は、したへと転がっている、途中である

最中である

そんな、段階を前に

私の息は、心臓の心音を超えて

まるで、息を切らせたバセットハウンドのように

口から、涎や、鼻水を合わせては、垂らし

息も、喘息を、煩ったかのように

低くゆっくりと、かすれているに違いない

私の前方に、坂は続く

しかし、いつまでも続いているわけではない

何が楽しいのか、この林檎は、

坂道を、横に止まればいいものの

それは、工事員の策略か、はたまた技術か

それを、笑うか、楽しむように

横に曲がることもなく

ボーリングであれば、まっすぐ、進むかのように

それは、私の投球とは、押したに過ぎないが

それを、私とは、全く関係ないように

そんなごとく、私の前方ど真ん中に

道路の脇にそれることも、知らず

ただただ、喜び勇んで、死地に、入っていく

いったい何が楽しいのか

その玉砕は、物理の法則によるものなのか

それとも、目に見えない因果が、その行動を、招いているのか

私は、その真意を、深淵を、読み解くことも

のぞくことなく

ただ、一点、直線上の

ただ、丸い球体を、白い血液を、垂らしながら

はねる、その姿を、ただ一心に、真意で、追っていた

辺りに人はなく

点々と照り続ける日光は

真夏にふさわしい

だるい暑さを、下へと落とし

いよいよ、鉄板のように、周りを、焦がしている

もしかすれば、林檎は、はねる魚のように

暑い、鉄板から逃げるように、かけているだけなのかもしれない

それであれば、彼女の進む先にあるのは

いや、彼かどうかなど、雌雄のない林檎に、意味など無いのかもしれないが

それでも、彼女は、私が、そう決めたと仮定して

ルールを、変更して

その先にあるのは、さらなる苦痛に、他ならない

しかし、無知な林檎は、それを考える余裕もなく

ただ、苦痛から逃げるように

黒い道路に、血液を、垂らしながら走っていく

私の向こうに、銀色のトラックが、何台も走り去っていく

光景が目に入る

「不味い」

そうは思っても、おいしそうな林檎は、もはや

長い苦しみの末

皮膚は、破れ、むき出しになり

まるで、大根下ろしにでも、すられたように

白く皮膚が、所々

血でも出たかのように、赤く残って居るのみである

その点描のような、それ自体が、球体のそれを、

私は、手を振り

手を、のばすも

クラクションが時折鳴り響く

黒い道路

黄色い線が、入り組んでいる

その向こう、白いテープ線ならず

本来、止めるはずの白いガードレールに、

飛びつくが

その下を、林檎は、ころころと、すり抜け行った

なんと言うことだろうか

何という悲しい出来事だろうか

名も知れぬ

だれも、理解できない、林檎の魂は

その向こうに、行ってしまった

彼女の気持ちを、誰が理解できようか

きっとだれも理解の範疇にはない

そんな、姿を、私は、おう

白いガードレースの先

その前に手を突くと

そこからのぞく

黒い海原に、目をさらす

飛び交う車体

その間に、無惨にひしゃげて

飛び散った林檎が

その間を、起用に、カラスが、車など存在しないように

舞い降りると

くちばしでくわえ

天高く

高層ビルの林の中を、上に

上空へと飛んでいく

私は唖然と、その姿を、息を切らしながら

観察している

「大丈夫ですか」

私が振り返ると

青い制服を着たお巡りさんだ

きっと、私の不審者顔を、彼は理解できないだろう

そんなことを考えながら

ため息をついた

 長い尋問の末

私は、無罪放免のなり

暗くなりはじめた不気味な、都心街を、歩く

どこまでも、無機質な、においは、頭が芯からいたくなってくる

きっと、だれかがシンナーでも吸い込んで吐き出しているにも違いない

私は、鈍痛のするような、空気を吸いながら

空を見上げても

さらなる、おもっくるしいにおいが、降り注ぎ

早くどこかに避難しなければと思うも

私の進行方向は、

全てが、機械質でできた、人工物のオンパレードであり

どこまでも抜け出せない

生物の死骸でできた森とも体内とも考えられる

そのような場所で、私は、頭をいくら巡らせても

蛍や月明かりに、塗りつぶすように

電気が、まぶしく転倒する

果たして、誰のキャンバスだろうか

ゴッホが描いたら

案外、あまりの白さに、白紙にも見えるのでは無かろうか

そんな、廃墟とも、子供が描いたような

直線上の建物を見ながら

私は、夕食を考える

先ほど、デザートが、爆死して

天へと、召されたのだ

そのお祝いは、私の祝儀と一緒に、消えていった

前か先かなどどうでも良い

解放

それは、供養の一つでは無かろうか

ニジマスでも、供養すれば

外来種の放流と

釣り人への賛歌を得られることでは無かろうか

私の、ノータリンの頭を、揺らしながら

その空っぽの頭蓋骨の中かに、吹き込む

暑く、まどろっこしい、風を、

私は、そのまま、鼻孔から取り込み

肺に落とす

においは、物質だというのであれば

それは、動く動力源になるならないはさておき

食事であろう

ならなけれども

それは、量の問題であり

行動だけで言えば、いくらでも、食べられるという事にはならないか

ならないだろうか

中華街が、路地裏に、ひしめき合っているのか

においの暴力が、ストリートファイとを、繰り返し

さすがに、においの警察はおらず

それは、取り締まられることなく

警察の手から逃れている

私は、財布を握りしめ

リュックを閉めると

誘われたように

ふらふらと、フラダンスを、千年前に失った

未来の住人のていたらくのように

ふらつく体を、クラゲのように

においの水流に、流されるように

私はその引力を、プランクトンあるまじき

行動力により

流動を、さかのぼる鯉か鮭か魚のように

それはいずれ、滝を上るそれかのように

私の安っぽいスニーカーは、ゴムを、踏みしめて、

アスファルトを、けり

ゆっくりと、怪人か、怪獣か変質者のごとく

挙動不審を、省みず

さらなる、混沌を、絵に表したような

その屋台が店先にぽつりと並び

その奥の絢爛豪華なネオンを、横目に

光に当てられた夜光虫もとい

その光に、おびき寄せられるプランクトンか昆虫か

私の、方向は、匂いから、現実に、視界に、入る

実写の映像を、頼りに、動き始める

それは、暗闇から、匂いへ、

そして、視覚を得たように

私は、進化して、先に進んだ

赤を、貴重にした、光景に、慣れ始めた頃

若い女性が、肉まんをほおばりながら

歩いてすれ違う

私は、屋台に目を向けると

そこには、メロンを半分に切ったような

巨大な、白い渦を巻いたものが

どしりと、偉そうに、ちんざましましている

我々など手にすることもおこがましく

まるで、それは、謁見することも、はばかられ

何かしらの資格でもなければ

囁きでもなければ、力が使えないごとく

私は、それを横目に、通り過ぎた

私には過ぎ足る食べ物だ

元々小食なのだ

あんなものを食べたら、一ヶ月は、毎日、肉まんを、

チビリチビリ、食すことになる

さすがに、肉まん帝国の住人になり

そこで、一ヶ月も、生活することも、住民票を、

肉まん市役所に、取りに行くことも、はばかられる

私は、匂いの呪縛から、逃れるように、その網を、突き抜けてさらなる魔窟の奥へと、踏み込んでいく

奥に行けば行くほど

その匂いの鮮度は度重なり深く

そして、簡単には帰ってはいけなくなることだろう

そう言う人間は、一度、その穴から抜け出せば

その深度により

服にしみこんだにおいで、どこの住人か、判別されてしまうことだろう

それは、烙印とも

生体を、作り替えられた、証とも取ることは可能だが

恐ろしいことに、その本人は、部外者である

それ故に、気づくこともできないのだ

私は、そのことを配慮もせず

さらなる奥へと、深淵へと、入り込む

次第に、人間の姿は、変化していき

我々がふんだん目にするような、人間の姿は、消えていく

代わりに、豚にしか見えないものが、服を着ていたり

どこにいたのか、中華服を着て

目の細い人間が、その異形な、異質な中に、まれに、通り過ぎる

その中で、私は、つえでも突いたような、異質な

異様な

その場所を、前に進む

足が重い

まるで、水圧が、かかったように、その速度は、遅くなる

もしかして、そんなことがあり得るのだろうか

あまりの空腹に、私は、夢と現実

空想と科学

失笑と永眠

いや、もしかしたら、幻覚を、みて

いや、感じてしまっているのでは無かろうか

人にない、感覚を、私は、五感以外で、もし見えていないのであれば

私は、もしかしたら、本当に、入り込んでいるのかもしれないし

もしも、これが、普段目にできない

深層心理の最果て

肉体ではない

その奥底に潜む、因果を、その目に、見せているのであれば

いよいよ私の脳内は、シンナーでも、すったときの弊害か

趣味の水槽のパイプつなぎが、私のノータリンを

さらなる、深みにと、入れてしまったのか

悪魔が代わりに、良いコックピットでも見つけたとばかりに、

それが見えている、見せている現実なのか

私は、どちらにしても、食い物屋を、ばっこしている

よく分からない中

食べ物を

いや、匂いを、求めるようように

揺れている

もし私が、匂いの存在であれば、

私は、だれかに食べられているのかもしれない

私は知らず知らず、掃除機でも吸引されて

それを、袋詰めにされて

スーパーで、パッケージされて売られているに、違いない

妄想が、揺れ動く

さわる気もしない

これが現実なのか

妄想なのか、測る定規を、持参していないし

見たこともない

夢か現実の差を、私は、計ることに成功したことはあるのだろうか

あっただろうか、記憶にない

記憶にございません

私のつたない、足が

その渦巻くどんよりと、おもっくるしい

空気に、細切れにされないのが、不思議なほどに、ゆっくりと、足を、しっかりと、進めようとする

影のようなものが、濃度のように、どんどん酷なる

それは、煙だろうか、それとも黒い雲か

いや、空気に色が付いているのかもしれない

その濃度が上がっているだけだ

それなら、私の肺に吸い込んだそれは、

どの程度、闇を、体内に、吸収しているのだろうか

私の歩行速度は、辺りの手軽に歩く、人間と、大きなズレを、生じている

もう、倒れてしまうかもしれない

しかし、ここでは、電波が通じるのであろうか

私は、ポケットを探ったり、首からかけた、ストラップを探すが

四角い携帯の姿を見つけることはできない

ただ、食べ物屋が並んでいる

私は、そのどれにも、入ることも、買うこともできず

揺れるように、匂いから、逃げるように、黒い路地に沈んだ

徐々に匂いが薄れ

別の匂いが、破るように、漂い始める

逃れるように、外を出れば、先ほどとは違う

機械的な、無機物な、音が辺りを、振動している

まるで、建物が、じわじわと壊れていくようにも

また、その中で、巣くう人間の心音のようにも、感じられる

私は、ふらつく足を、音が揺れる道に、踏みだし

宛もなく、ふらつくように、歩いていく

果たして、ここはどこだろう

家まで、どのくらいの距離があるのだろうか

私脳内に存在する

距離のメーターが

その距離を計算しようとするが

同じように、進む道に、私の考えは、かき消され

計る端から、計る線が、消えていく

なんと言うことだろうか

空腹により

認識さえ書き換えられ

私の、所在位置を、消そうとしているとでも言うように

私のくぐもった考えは、人知れず、渦巻き

行動限界を、知らせるように

腹の空腹が、うなりを上げ

その行動範囲を、考えさせる

周りのネオンには、墓標のような

住宅マンションが

シロアリのように、積み重なり

きっとキノコでも栽培しているのは、目に見えている

その工業地帯から目をそらし

私の行く手に、私は、食べ物を、所望する

昼頃の林檎が懐かしい

あれが、まだ私の手の内にあれば

しかし、尊い犠牲は、私のサイクルから

えんかんからはずれ

カラスの流れを、回っていった

私は、一人、ぽつんと、電灯の下で、考える

近くに、公園があった

水道水が、像の形に、造形されており

その上には、差し込まれたように

銀色の出口が、とってつけたように

取り付けられている

私は、その悪夢のような

暑さか、逃げるように

その、銀色の取っ手をつかむ

熱したフライパンの、下の台をさわるような

柔和な熱

私は、銀色の取っ手をひねると

熱し等れたコーヒーが、多少、時間を経過したような

ぬるめの水が、顔に、激突する

豆鉄砲でも食らったように、数歩後ろに下がり

また前方へと進む

口の中に、何とも不味い水の味が広がり

私の脳内に、毒物でもためていく気がするが

元々、ためるものが存在しない、私の脳味噌は、それを、素通りするか、より多くその分吸収することだろう

それを入れ替えるものを、食べなければ

しかし、その森には、街路樹とさして変わりない

造花のような木が、植わっているだけである

果たして、これはどんな、差別主義か

または、拷問だろうか

木の合いだには、運ばれてきたのであろう

草が、まばらに、生えてる

どれも、外来種だ

果たして、日本というものは、何を持って日本なのだろうか

実は、今現在、

そのアイデンティティーが

戦後よりも、大きく失っているのではないか

実は、人間のルールではなく

その周り、こそが、日本を、日本たらしめているのでは無かろうか

だとすれば、現に、今の現状は、

日本という国を、攻めいられている

そう見ることも、十分可能だ

虫の声という言語を、失われ

日本という狭い国に置ける

発展を制御し

少数の進化を優先した植物は、死滅している

工業化と言う洗脳を、受けた敗戦国は

今まさに、我が国を掘削し続ける

害獣となり、歯を、向かい続けているのでは無かろうか

私は、断固、国境無い亡霊を、否定する

私は

腹の虫が、叫び続ける

そんなことは、どうでもいいのだ

早く、エネルギー変換するものを、よこせと

これは、人体的、行動ではない

細菌が、そう、ボタンを連打し

そう、私を、伝えているのだ

これは、細菌たちのうなり声だ

わたしの皮の下には、小さな粒が、潜んでいる

それは、真の地球の支配者だ

奴らは、地中の地下深く

我々が想像を絶する深さに、眠っている

繁殖している

生きている

それは、人類が、地球を滅ぼしても、平然と、眠り

その時を待っているだろう

地球がリセットされた後を

その時には、人類はおろか

生物の大半は、消えているだろう

なぜなら、ルールが、消滅したからだ

変更されただけで、そうだが

しかし、その小さなものだけは違う

上っ面の存在ではなく

数 種類で、遠く及ばす

その耐性はシンプルイズベスト

まるで、この地球を母体とした

脳内の電気信号のように

それは、生き続けている

われわれは、体外に出来た

ニキビのようなもの

さしたる力もなく

いずれ滅びる

それもまた、細菌なのかもしれない

「どうされました」

ライトが、わたしの顔に当たる

「いえ」

そう言うが、離してくれない

話の分からない奴である

それは、暗闇にとけ込み

白い目だけが、黒目の奥で動いている

「よってますか」

酔っぱらうほど、わたしには、糖分も澱粉も合ったものではない

わたしの体内には、水道水が、流れている

それは、どの程度、水なのかは、疑問に思う

いや、世界中の水は、どれも水なのか

水の定義って何だ

「酔ってないです」

わたしはそう言うが、離してくれない

これが、男女であれば、有罪ものである

「じゃあ、何してるの」

公園で、空を見上げるだけで、職質されるのだ

いや、質問か

しかし、その答えの行き着く先は、

まるで、流しの排水溝のように

出口は一つでしかない

「いえ、疲れたので座っていただけです」

彼は、大丈夫ですかと聞くので

大丈夫ですと、言うと

彼は去っていく

わたしは、ぼっとしたような、心境を、くねらせながら

公園の硬い土を、蹴る

どこまでも孤立した

その空間は、それこそが、檻のようであり

まるで、疑似的に作られた

水槽のようでもある

空は、星が隠され

その代わりに、見たくもない明かりが、人間の生存証明かのように、点々と、ともり続ける

果たして人間は、何になれたのか

いや、なれてもいないのか

そのルール改正に、未だに、多くの変更が、行われ続けているとでも言うことだろうか

わたしの目線の先に

木々が、熱風を、浴びて、揺れている

その流れの先

わたしは、撤去された遊具の中で、生き残った

ブランコに、乗りながら考える

その不安定な座椅子は、前後を主にしながら

わずかに横にも進路を、ずらすが

やがては、一点に、帰結するように、前後に揺れ続ける

わたしの視界は、同じ事を繰り返すが

どれも同じというわけではないだろう

わたしの体は、同じ行動を、そして、同じ場所で、同じ空間を、移動しているだろうが

それは、私が、体感しているが、私は、それを、認識しているとも思えないし

それを、覚えて

または、違いをどの程度、把握しているかも、分かりかねる

しかし、そこには、それは存在している

この意味は、どの程度あるのか

意味の対等交換など存在するのだろうか

私の記憶に、この動作の微細さは、記録され続けているのだろうか

なにかと、同化してはいないか

不要不必要のルールが変更するば、記憶というものも、変化するのだろうか

私が、機動し続ける

このブランコをこぐという動作

これを、繰り返せば繰り返すほど、うまくなると思うが

その場合のうまいとはなんだ

誰が考え

それは何なのだろうか

うまくこぐとは、

それは、かっらだに負担のかからないように

動くという

取捨選択から生まれた

数値なのではなかろうか

であれば、其れ以外の、絶対を、私は、見る目を、所有しているのであろうか

それが、外部視野であれば、私は、それを移植することは、可能なのであろうか

もし可能であったとして、それは、遺伝として残るのか

人の、長所が、遺伝的異差だった場合

われわれの視野の先に

そして、個を認めるのであれば

その生物的、遺伝を、認めなければならない

それが出来なければ、それは、動物虐待

遺伝への不敬となる

技術とは、慣れであり

生物ではない

知識とは、実物であり

人間ではない

人間とはすなわち

継続的に、知識を、変化させ続ける

遺伝的情報態であり

人の死は、データーの消滅であり

機械の暴走ともとれる

ウイルスであろうと

それを、記録出来ないのであれば、

それは未だに、マジックを見せられた猿のようなもので

重要なものをごまかし

技術により

非現実を、信じ込んでいるに過ぎない

人間には、盲点が、存在する

それは、普段必要の無いものであり

知らなければ、詐欺も現実とくべつがつかない

地続きになる

しかし、空想だ

そんなものは、存在しない

そんな、目に見えないものを、消失した

現代において、

果たして、道を歩けている人間は、

どの程度いるのだろうか

もはや、それは、すべて、過去に死んでいる

死人と同等ではないだろうか

無い梯子を上り

空中を、歩くように

今見えている人間は、生きているのか

本当は、もう、死んでいる幻覚なのではないだろうか

生きるとはなんだ

データーの継続か

それとも、遺伝の伝承か

はたまた、椅子取り合戦の僻地を目指すのか

単純な生

と、自然の生

夢と現実は

混じり合わず

ぐだぐだと腐ることを続けている

楽なものに、依存したものは、ルールが変わったとき

処刑される

今まで続いていた

生物のルールを、未だ人間は、拒絶反応を示し

死に続けている

果たして、この大量死の先に

進化の肯定は、あるのだろうか

限られたデーターバンクは、

種の多様性を、消し去り

停電で、一瞬に、消し去りは、しないだろうか

バックアップ無き一等は

常に、消滅の死に神に、つきまとわれている

私は、ようやく立ち上がると

水道水を、もう一度口に含み

食堂に流し込む

それはまるで、ローウィーか、カンパニュラタのウツボかヅラのように

果たして、消化液を、受け流すように、分離しているのだろうか

他に、落とし込んでいるのだろうか

不要なものが、落ち

必要なものが、回る

その自意識のサイクルさえも、もはやルールの円盤の

墓場にしまわれているのかもしれない

立ち上がれば、めまいはする

緩やかな速度で振り子運動を続けていた

私の座っていたいすは

主を思ってか

徐々に、忘れるように、同じ行動を続けている

私の思考も、だれかに近づくかもしれないが

それは、あのブランコのように、いずれ消えていく

しかし、行動とは、繰り返されるもので

同じように、繰り返される

それは、ブランコという動きを、変えるか

それとも、ブランコを、うまく乗ることに、終わるか

従来ある考えは、従来あるルールに支持される

しかし、ルール無きものは、

説明書がなければ、誰も理解できず

ただ、新しいような気がするという

ルールに適応される

つまり、ルールが、存在する現代において

それは、ルール盤の上で、ルールが、存在し得るわけであり

それ自体が、別の盤な訳ではない

ただ、ルールが、ルールを、破壊したとき

囲碁の盤を、ドリルで、壊すような奴が出てきたとき

その盤は破壊され

すべてのコマは、消えると言うことになる

それは、数多いが

しかし、別の盤が、存在しうるかは、話が、変わる

壊れたが故の進入は、あるかもしれない

盤の外の余白に行くこともあるかもしれない

しかし、今ある存在から、消失した存在を認識することは

それも、技術の伝承なのかもしれないし

生物の遺伝なのかもしれない

遺伝とは、脳がささやく行動であり

オートマのようなものだ

言われなくとも、行動する

全自動自動車のように

対して、知識とは、マニュアルのようなもので

本来無いもの

もしくは、ある中で作られた、他者の勝手なる

ルールに、無理矢理、適応させられたに過ぎず

そう言うものは、たいがい

かみ砕く前に、消滅する

結局は、無理がたたっているのだ

共同ではなく

それは、肉体に、釘を差し込むようなもので

拒絶反応を示すことは明らかにあからさまであり

自殺を先導するルールのようにも見える

ルールとは、肉体のものであり

機械とは、制約だ

人間の出来ることは、人間しかできない

それは、人間という制約の中で、人間は、継続していたからだ

しかし、機械とは、未だに、人間の制約の中にいながら飼い殺しのように

人間のルールを、教えられている

それは、分子への冒涜ではなかろうか

結束された遺伝子に、出来るからと、行動させ続け

それは、本来の動きなのだろうか

出来る場所に、再現はなく

されど、出来るからといってやりたくないのがほとんどだ

生物的に、出来るルールの中で、人間が出来るのだから

出来て当然であるが

しかし

それが、人間が優先か

それとも、ただの効率というなの機械化が、優先なら

後者は、とても劣った人間だと言えるだろう

人間が優先の中の効率ならまだしも

効率優先の人間をしたに見たものなど

見るに値しない

見るにもにくのもあたいしない

それこそが、数字の機械の奴隷である

生物的、えんかんの途切れ

新たなルールであるが

それは、人間に適応できているのだろうか

人間という複雑な組織体

それを、細菌などを無視して、人間という

個体だけで、それを1と示すのは、愚の骨頂

と言わざる終えない

まるで、数の数えられない計算機に劣る

人間の尊厳とは、すなわち

その生物体の維持を、保証する

人間というデーターバンクの保護なのではないだろうか

其れは、其れが本来、生活可能な

何万年とかけられてきた

人間的、本能の保護

其れと同時に、其れが継続できる

同等に、いや、それ以上に、蓄えられている

生物 鉱物 図書の保全と言うべきであろう

其れが減少すれば、人間性は、減り

そのなにも入っていないデーターベースは、無価値に等しい

其れが、保全される頃には、人間は、生きては居ないだろう

其れ程までに、数字の魔力にとりつかれた人間は

麻薬のように、其れを吹い

それから、逃れられなくなっていく

そんなものは、存在しない

壊れた、おもちゃで、遊ぶ猿のように

延々と、私のように、現実を、理解できない


其れはどこまでも不透明に




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