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             いしコ   

いしコ



イタチコーポレーション


流れ星に願いをすれば、一つの町が滅んだ

一つの願いから

何万の肉体が積み重なり

其れは、すべてを、浄化の炎とも

また、ぴかりと光る科学とも取れる

しかし、現に、目の前を流れるミトコンドリアの水たまりを越えて

さらなる科学が踊り出し

膿まじりの子宮内から

釘を、体に打ち込まれ

鉄を、内蔵された背骨が

肉の間で、細胞を傷つけ血を流す

されど、止める法はなく

今、キチガイじみた正論が

目を開き

暴論を、生み出した

われ、科学の使途なり

この道を進めば、ディストピアが、待っている

そう言って、機械は、地球を、半分に、削り

平坦な水平線を、生み出した

其れは、絶望にも似た平穏である


長い旅路を終えた

私は、先ほどから、蹄のない豚

と、言われるような、町からでていた

あそこの食べ物は口には合わない

早く、浄化された水が飲みたい

もう腹が鳴いている

頭がくらくらする

森の中で、声がした

ボールでも投げ合っているのか

妙な跳ねる音がした

「我、絶望の淵から、お前等を、死のズンドコまで、とばしに来た悪魔なり

その屍からなる、血液を、封じた、この最悪のデッドボール、受けてみよ

鋼でも打ち込むような

音がして

其れが空気をさいたときが付いたとき

私は目線を、木々の間

何もない空間が、存在しており

切り拓かれ整備したのだろう

黄土色の乾いた地面が、草を線引きしたように

向こうに見えた

「ッフ」

其れは、冷たいまでの表情

「否 否 否

何という暴論

強い力だけで投げるなど

虫けらにも劣る弱さ

定刻村出身

薫 香の前に

其れは、紙風船

いや、ろうそくの火よりも危うい

和蝋燭だろうが

石油採掘場だろうが

私の前では、風前の灯火

おまえの死は、ここに来る前から決まっていたのだ

行け、ナカザワ」

左右にいた

体のごつい

まるでゴリラのような男が前にでる

すべての人間が、一つのユニフォームを、着ており

そのゴリラがいるチームは、

一番始めに啖呵を切った男以外

皆紫と緑

そして白のせんがはいっていた

まるで悪者のような色である

しかし、真ん中で守られるように、後ろにいる男は、

純白の物であり

周り二の人間のぴったりとすいつくような服ではなく

少し余裕があり

上下のパンツと服が

まるで、ダンスでも踊る舞踏会とでも言うようなもので

さっぱりとはしていたが

この場にふさわしいとは考えにくい

対して、相手は、黒いボサボサの髪が、後ろに揺れ

まるで草がたなびくようである

多少小さく

150あるかないか

髪のせいで、多少大きく見えるが

骨太ではありそうであるが

それでも、大きくはなく小さい

紫の巨漢が、その大きな手で、

バレーボールほどの

入り組んだような黄色白青の玉を

テニスボールか

はたまた、野球に見える

其れを、振りかぶって、ピッチャーのように投げると

其れは、ピューウと音を立て

空気を切り裂き

肉眼では、追いにくい

なまじ、あれだけ大きいにも関わらず

空気抵抗もなく

レーザーのように其れは、垂直に、

上方から下方

あの小さき少年へとむかい

其れは、地面へと飛んでいく

しかし、少年は、其れを、歩くとも言えない

軽くよけるどころか

ゆっくりと歩くことでよける

なお

髪が、其れを邪魔するように

ゆるりとなでた

ルールでは、其れはセーフらしい

背後にいた

妙に背の高い男は、ガリガリであり

その姿勢正しい服装は

とても毒々しい着に、似合わず

そして、何もかも見下ろすような

一見して、ボールが当たれば、壊されてしまいような

その二メートル以上はありそうな体で

玉を、軽くあしで、止めて

其れを、巧みにあげると

手で受け止めて笑う

その嫌らしさは、これから、小動物を、いたぶろうとする

ヒョウアザラシか猫のようにも見える

私は、其れを、手を握りながら

観客していた

男は、猫のように、長い手足を、器用に曲げると

ボールを持った手を、相手ではなく

天高く、自分の陣地へと

放り投げる

ゴリラのような男は

其れを取ると

またたたく

相手をまたぐように

ボールを投げた

其れは、繰り返していく内に

徐々に、高さを、低め

そしてスピードが

上がっていく

下がり始めた高さは

ついには、手が届きそうなほどになり

次第に、手が届く高さになる

相手は、其れを、凝視しようとしたが

今ジャンプすれば、

逆にてで押さえきれず

ボールが、手を滑り後方に落ちる可能性もあり

また、逃げるにしても、

其れは、受け無が取れない

絶妙な高さであり

どうしようもない中

それを、いじめられた犬のように

むきになり、目で追っている

「ほれほれ」

手足が長い

ナナフシのような男が

ボールを受け取ると

間入れず

相手に投げる

其れは、一定以上

下がることなく

そして、高さが、微妙に変化する

気を緩めれば

すぐに、相手に、当てられる標的に、なりかねない

何という恐ろしい技だ

高度は、変わることなく

絶対の自信がうかがえる

投げれば投げるほど

ふつう

其れは、ミスを、誘う

どちらかと言えば、

相手にも、非常に有利になりえる

先方である

しかし

其れは、制御された

精密機械のように

相手の頭上を

いつでも狙えるとでも言うように

弾丸のような

球体が、飛び交った

そっ、そのときであった

一瞬振り向くのが遅くなり

黒い長髪が、ふわりと揺れ

背後ががら空きになる

其れは、今までの、ゆったりとした

其れで居ても、高速のラリーではなく

一瞬に、手に持ったかという瞬間

其れは、その長い手足を器用に使い

戦に入る、ぎりぎりまで、踏ん張ると

殆ど、押し込むように

その先ほどの早さなど、目を見張るほどの違いにより

玉が、ライフルのように、打ち出された

その押し出された玉は背後から、少年の

背中に着弾し

そのまま、無様に、土にひっくり返ると

思ったが

目を疑う事実がそこにはあった

少年は、玉が着弾したと思う

まさにそのとき

なんと、手ではなく

髪を、両手でつかみ

其れを、布のように

くるむと

暴球ともとれる

そのスピードの付いた弾丸は

黒い網の中で

静かに、死を迎える

「っな、なに」

細い男から、声が漏れる

「系統Bだ」

がたいのいい男が

前に、二人背後に、白い男が、位置し

その背後にも、同じような、がたいの男に挟まれた

その数は、四人であり

少年は、その的陣地に、無謀にも

大きく振りかぶると

その小さながたいの中

それを、軽く下に手を離した

「なっなにを」

敵の方で、声が聞こえる

「必勝 暗殺円Z」

少年は、そうささやいた

地面からほんの

十センチも行かないとき

後ろに、蹴られた足が

異様な、空気を掃き

後ろから前に、振り下ろされる

其れは、ゲートボールで、球を打つような

無慈悲な正確さ

そして、なおかつ

その力は、人間が出していいようなものとは、思えない

明らかに、当たった瞬間

玉が消えたのを、私はみた

肉眼で、目視が、完全にできず

次に私の5感に、入ってきたのは、破裂音にも似た

何か、前方で、影が動くものであり

相手は其れが見えているのか

手をわずかに構えたのが見える

しかし、相手は、球が当たったのだろうか

その瞬間

一瞬上に

玉が力を押さえきれず胸の中で

動き

そのあまりの強さに

再度、その存在を、確認したとき

其れは、手元から、足下に落ちた

「おぉおーー」

周りで声がする

「まさか、三仁王を、倒すとはあり得ない」

ここら辺の住人だろうか

老人が、そう感嘆という

男は、ガクリとひざを突いて、ボールの後ろに倒れる

「まさか」

背後の男が、そう言う

「どうなされますか」

前後のゴリラが

地面に落ちたボールを布で拭きながら

スプレーをかけ

白い男に言う

「おまえ達がまずやりなさい」

男達は、それに了解したように、

何事もなく

機械のように、先ほどのように前後に分かれる

当てられた男は、敵陣地の後ろに回る

どこかで、笛の音がした

「始め」

ゴリラの巨体が、玉を、投げた

其れは、剛速球というに、ふさわしく

先ほどの細い男へと向けた物よりも早い

そのラリーは、二人の巨漢の中で回っていたが

次第に其れは、三つに、ふえ

手で回すものと

一人は足で、其れを受け流すように

相手へと向かわせる

次第に、加速を始めた球体は、

よく見ると

徐々に位置を、三人は、ずらしており

其れは、まるで、二つの三角を、重ね合わせた

まるで其れは、ロクボウセイとでも、言うような、形式を、表せていた

「みたか、塵が

この魔封のロクボウセイ

これからのがれられたものは、居ない

なぜなら

いないからだ」

少年は、その中心

左右に生まれる風圧が

その黒い髪をたなびかせている

「どうした、恐れ入ったか

徐々にお前の肉体を、ちぎって

餌のようにしてドックフードに入れてやろうぞ

毬栗が」

髪の毛が、ボールに当たり

その部分が、切られ

宙に舞う

その光景は、公開処刑のようであり

相手側の観客だろうか

「もっとやれ」

「実験体にしてやろう」

「やれーもっと、あてろー」

と、非常に騒がしい

しかし、其れは熱というよりも

何か脅迫まがいの闇のような物を感じられる

「ふふふ、当てなさい」

白い男が、そう言うと

そのロクボウセイは一気に減り

まるでソバクするように

円がせばまる

髪が巻き上がり

中に、あがる

其れは、その存在が、浮き上がるようにも

また、鬼女のように、何か、不吉な予感を、予想させた

玉の円が、髪を、振り回し

少年の顔が見えない

「どうした、それだけか」

相手のヤジがまた飛ぶ

反対側は、風が切る音以外

何も聞こえない

皆、目をつぶったように、静かだ

「サイゴダ」

そんな声が聞こえたような気がする

一つの玉が、舞い上がった髪の真ん中を打ち抜くと

ばさっと

黒いものが、周りに、バクサンした

其れは、短冊のように舞い

あたりを、黒い毛が、分散した

「このときを待っていた」

髪に力を取られ

上に上がろうとしていた玉が

頭で落ち

其れを、少年お手がつかみ取る

「三千年ののろい

お前等のはじめから消してやろう今 この時にだ」

少年は、玉を置く

木々の静けささえもだまり

何か、一種異様な音が、あたりを、沈める

「玉砕 龍虎柳 最恐 ガガン弾」」

走り抜けた助走は、その早さと比例するかのように

いや、その早さは、蹴る瞬間を、追い抜き

残像だけが、その早さを、後に、遅れて残す

なにもないような、空間に、一瞬

竜巻のような、風流が、回転し

其れは、塵となり

そして、木の葉の巻き込みを確認することで

渦だとわかる

竜巻にも似た

その暴風流は、玉を、台風の目とし

其れを中心に

相手の陣地へと向かっているはずだが

しかし、そこには、白い男が、ボールを手にしている以外

周りの男達は、皆、コートの外か倒れてて

動いていない

「っふ」

男は、小さいつを、言うように、笑う

しかし、その細い華奢なからだを、目を見張るものが

合った

なんと、だぼだぼだった余裕のある服が、ぴっちりと肌を包む

それどころか、布が、張り裂けそうな、感じさえする

何だ、なにが起きたんだ

向こうの観戦客が、逃げるように、席を離れ始める

「まずい、死ぬぞ」

左右の男も、倒れたものを、なんとかかんとか引きずられていく

棄権である

「何だ、なにが起きる」

前の少年は、そう言うが

その逆の陣地の客も

何か、頭を下げ

地にひれ伏したように

または、等々に逃げている

「天災だ、お許しくだされはくさま」

そんな声が聞こえる

なにが、なにが、始まるんだ

「おいおやじ」

私の背後で声がする

誰だ、敵なのか

なに眠ってやがる

そんな声がして

頭を上げると

きたない木のテーブル

横には、上のかけたところのある

どんぶり

前方にわまって動くのは

背の低い少年であり

髪が、地面に付きそうなところで

二つ目が縛ってある

それにしても小さい

「何だ、私は暇じゃないんだぞ」

俺だって暇じゃないよ

「それどころか、お前今まで寝ていただろう」

ああ、私は何かを考えていた

そう

「お前に初めてあった

あのときは、散々だったぞ

いったい何人のただ働きをしたことか

骨折 打撲 裂傷 鬱血

エトセトラエトセトラ

お前を、この呪文で、のろいころしてやりかねない惨事だった

相手もひどかったぞ

白い服は破れ」

いやいや、と、小さい物は言う

「あのとき、俺は、腕一本吹き飛ばされたんだから

あの程度の骨折割に合わねえぞ」

なにを言っているんだ

お前、相手は両目失眼だぞ

どっちの方が、罪が重いか

今ここで、ラーメンどんぶりの中に、頭沈めて

殺したろうかボケが」

口が悪い

そう言う前に

前のどんぶりが、私の頭をかすめる

何か熱い物が、額から垂れる

背後の看板に

がしゃん

と、音がして

何か、破片が、飛び散り

落ちる音もする

「お前、人様の茶碗を」

振り返るが、豚以外なにもいない

ひどい生活空間である

服を着た豚よりも

我々の方が、よほどずたぼろ・・

いや、目の前の毬栗もとい

何か小生意気なガキは、さほど

いやこぎれいだ

いつも川で洗濯でもしているからだ

それに比べて、私のなんたることか

薄汚いTシャツは、胸のところがえぐれ

いわゆるランニングシャツとも、おやじくさいとも言え

ズボンも短パン

いったいどこで拾ってきたのか

俺は、医者だというのに

なんて格好だ

これだったら

あのふきだめのような豚小屋にでも居た方が

さらにましだったか

「なんだ、馬鹿みたいに

死んだ目をして

今更、自殺願望が、目覚めたか

前みたいな、吹き溜まりにいた家畜なんて、表にでず

あそこにいれば良かったんだ」

かなり遠遠トウエン

向こうの砂漠のさらに向こう

何か陽炎に紛れ

白い雲が、黙々と、垂直にあがっているような物が

とぎれて見える

「最悪だな

自然破壊もいざ知らず

人間が、人間を食うなんて

極貧でも

結構けっこうコケコッコウぴよぴよ」

うざったらしい踊りを始めた

少年を前に

私は、懐から、財布をひもでたぐり寄せ取り出すと

代に置いて

「ごっそさん」

と言って、踏み出す

ゴムのような靴は

タイヤを、使った物よりもひどい

ぼろぼろの量産品は、耐久性に難がある

値段相応であった

あたりは、見渡すと、水もないような

かさついた土が

風により舞っており

遠くの方が、くもり見ることが、難しい

それでも、その、砂でも、そして、空をながれる

雲とも違う

其れは、線のように、向こうに、立ち上り

もうもうと、煙を、吐いているのだろう

「どうするんだ」

少年は、近くの草の固まりを、あしで器用に蹴る

其れは、何かの実なのだろう

強く蹴ったときに

其れは、草を周りに、ばらまきながら

彼の下に、皿のように、下げた太股に止まる

「ああ、下にさがろう」

其れは、砂浜と、海のように

境目を曖昧にし

森と砂

そして、砂漠のような大地が、続いているが

其れは、死んだ大地だ

水もなく

そして、排業される煙が、空にまい

近くはおろか

徐々に其れは、様々な変化を死に至らしめている

急激な其れは、生物のピラミッドを

根こそぎ、はじめから、再構築しており

ここら辺では、あの豚小屋のような

機械都市しか残っては居ない

店は、さながら海の家のように

その境に存在しており

逆にわれわれは、海に潜ると言うことになるのだろう

「其れにしたって、しけた旅だと思うんだよ、俺は、

なにが楽しくて、医者なんてやっているんだ

薬もなければ、さしたる稼ぎもないだろうに」

俺は、其れを、否定して

話を進める

「稼ぎどうこうではない

俺はこれしかできないから

やっているんだ

この世界の人間は、常に、不治の病と闘っている

其れは、細胞の劣化

多種多様性から生まれる

劣性遺伝子の保留とともに

起こった

無秩序なまでの種の多様性は

時として、一つを残すが

逆に、今の世界では、それ以外を、消す動きに、動いている

それは、進化の過程により

選ばれたとも言えるが

しかし、今の現状

あまりにもバラバラと

世界は変動している

それ故に、優勢を、決めることすらはばかられる

何だったら、科学は、人を、無機物化

することで、すべての多様性を、きかいにし残そうとしているが

其れさえも、少ない情報の中の劣性

本来は表にでてこれないたぐいの数少ない遺伝だろう

それ故に、残ろうとするのか」

少年は、暇そうに、種を踏みつけながら

こちらを向くと

「そういえば、最近じゃ、機械の生命が、動き回っていると言うじゃないか

確か、ナノ遺伝子だったか

一から無機物から生命活動を起こすように

インプットして

アメーバに、特徴を、変えているとか

バイオテクノロジーも

機械化したらおしまいだな」

私は考える

不老不死の代用として

若い頃の細胞から

自分の臓器を、作りだし

定期的に、変えることで

延命治療を行うという

初期の頃は、

年齢を重ねるごとに

其れは、化け物のような風体を得て

社会問題やら裁判沙汰に、発展したが

しかし、其れも徐々に改善を、していくと

人々は、過去のことなど忘れ

其れが、さも当然のことのように

其れをしなければおかしいとでも言うように

自分の体に、自分の幼い記録のDNAから作り出した

臓器の交換を始めた

其れは、従来よりも、生命活動の期間が、50年

およそ150年ほどが、平均的、年齢と、達したとき

人はおろか

政府が、其れを、導入を始めた

逆に言えば、其れは、非常なる、暴利をかさばらし

常に財政を、ひっぱく知らしめ

気が付いたときには

一部の人間

すなわち

勝手に、生きるに値する

と考えられた

知識を有するものが

試験により

選ばれ

優先的に、寿命の交換が行われ

不必要と考える物は

交換せずに、死を、迎える

はじめこそ、化け物じみていたそれは

次第に、若々しく

そして、だれも、子供のような、外見に近づいても

疑問にも思わず

それどころか、其れが、若さ

そして健康の最前だと信じた

人々は、何か目標もなく

そして、意味もなく、勉強をする目的は、

すべては、いきることであり

何かを、成し遂げることではなくなった

この世界は、人間による腐食を、生き抜けることこそが

取捨選択された人類的大地を、生き残るすべであり

其れが、進化であったが

しかし、其れと同時に、その奇形同士の交配は

劣性遺伝子を、全面的に、押し出し

一歩でも自然にでれば

真っ先に、死に直面する生物へと変貌している

しかし、あの檻の中の豚小屋は

それでも、堅いからの中

守られ回っている

私は、遠くを見ながら

「行くか」

と周りをみたが

あの子供がいないことに気がつく

用心棒が今更居なくても何ら困ることは無いが

それでも、後で何かいわれることや

それよりも、付いてきた物が突然居なくなるのは、

どうも調子に限り困る

林を見渡すが

そこには、今にも枯れそうな木が、点在しており

時折、草が、密集しているが

それも、どこか元気が無く

黄色かったり

茶色がかっている

其れさえも、あの国は、気が付いていないだろう

き持ち合わせのデーターは、取っていても

実際、何か行動など起こさない

あれは、誰かに、マウントを取るためだけの数字であり

其れで何かすることなど、端から頭に存在していないのだ

「おい 端 どこにいるんだ」

声を出すが

虫さえ居ないこの場所で

物音がない

あの殺し合いのあと

私は、病人の診査をした手前

その村に、行くことになる

かなり森の中にあり

その周辺だけが、切られ

丸太で家が建てられていた

壁は土壁であり

鶏が、家とそとを行き来している

「すいません先生

もう少しだけ居ていただけると助かるのですが」

草の採取を、していると

村長が、髭の生えた口でそんなことを言う

今手持ちに化学薬品があるが

其れは使わない

いや、使えないか

其れは、貴重品であるし

それに、憎むべき物でもあるかも知れない

しかし、第一問題として

ここの人間に打っても、効果はないし

それどころか、苦しみかねない

もはや、人類は、其れほどまでに、いさが進んでいる

今現代生き残っているのは、生物的 遺伝子的強者

と、知能の化け物だけである

後は、軍事のところもあるが

あれはあれで、恐ろしい

小さな国で、絶対的軍事を、神と崇める

宗教という名のルールが存在する

其れは、奴隷制度よりよほどひどい

なぜなら、ルールの名の下に

現実的実用性よりも

ルールを、優先して

人は、紙切れのように、腐らし切り刻まれ

塵としてルールが、処理する

必然性ではない

その組織が生き残ることこそが

形のない生命体として

そこには存在する

其れは、血による制約とも誓約とも聖訳ともとれる

鬼神 だいらを中心にした一神教

その名も

「おい、じじい、何やってんだ、行くんじゃないのか」

私は、少年の長い髪が揺れるのをみる

いつの間にか居るのか、それとも最初から居たのか

「お前が居なくなったんだろ」

私は、彼にそういう

「いや、おいしそうな物を、見つけたから、持ってきたんだよ」

その手には、さびた、弾薬

いや、つぶした缶のような物が見える

「地雷なんて持って

馬鹿なのか

こっちにやるなよ」

この少年は、馬鹿である

鉄くず屋が引き取ると言って

地雷を、鉄と分類し持ってくるほど

頭が行かれている

「まあまあ」

何を、にやにや笑っているのかは、知らないが

あの世へなら一人で行って欲しい

形から見るに

たっぷりと

地面の砂を、まき散らし

その粒を、皮膚を破り死に至らしめるところから

「イチゴ爆弾」と呼ばれている

半径五メートル全死確実である

「お前、しゃれにならんぞ

どうするつもりだ

鉄くずやももっていかんだろう」

少年は、近づくと

其れを、思いっきり投げる

其れは、頭上に、上がり

空気中で、さび付いた破裂音を、あたりに響かす

地中から、弾丸となる砂を、爆発させて

飛びちらさせるしようであるがゆえに

空気中で、爆発させても

大したことが起きない

「行こう」

行こうじゃねえよ 馬鹿

私の横に地雷の残りかす

さび付いた缶が、転がる

どこまでも続くこの森も

実際問題

歯槽膿漏のように

いつ抜け出してもおかしくはない

いや、乳歯の生え替わりのように

其れは決定事項として、終わりを迎えつつある

其れは、まさしく終焉

週末論争など生やさしい

現実とは、時として、一気にではなく

悪足掻きのように

惨たらしく

残虐に陰惨に

そして、無意味に

無様に

人を、終わりへと導いていく

今予言すれば、きっとどんなことでも

いや、誰もが口に出しすぎて

噂話とさしてかわりない

終末とは乾いている


深夜

何かの鳴き声に、目を覚ます

木につるされた

テントは、保護色に彩られており

人間と言うよりも

野性動物の対策のためだ

今の時代

人間よりも

生物の方が、闊歩している

しかも、問題なのは

人間が、実験で使用した

よくわからない物が、災害とかで、表に逃げ出し

其れが、生殖能力を、持っていたりすると非常にやっかいである

とある国で、男が生まれなくなり

仕方なく、女性による

無性増殖が、こころまれた

いや、人間によるクローン妊娠とでも言うべき物か

生物が、新しい遺伝子を必要としないのであれば

其れは完成した生物であり

後は、其れを、自分自身で、子供として、生むことこそが、新しい未来なのではないかと

しかし、その結果、どう言うわけか

生まれてきたのは、自分そっくりの子供ではなく

魚の顔をした奇妙な生き物だった

其れを、殺さずに、川に、逃がしたのが問題であり

其れは、川で幼児期を、過ごし

成人した頃には、陸上にあがる

知能は、人ではなく

野性で、生き物を、食べていたせいか

非常に、どん欲であり

食べるためであれば

自分よりも弱ければ、かりをする

その生物は、顔が、ザクロのように

口から割れ

その中には、十字にさかれた隙間から

白い小さな歯がまばらに見える

魚のはのようなそれを

獲物に、絡ませ

徐々に閉め出していく

噛み合わせは悪く

ただ、咀嚼シているさまは、人間でも

野生生物とも思えない

異質な物に見える

そんな物が、世の中にはいろいろある

とある国から、ペットとして輸入されたり

勝手に、移動したり

時には、食用とした物が逃げ出すことも多々ある

中でもやっかいなのは、小さな物だ

なにぶん、大きくても、対応できていないのに

其れが、小さくなればなるほど

其れは面倒きわまりない

とある国では、害虫を、遺伝子を操作して

絶滅させたとたん、別の虫が、大量発生し

其れと同時期に食物が実を付けなくなった

それからと言うもの

そこは、砂漠の地となり

誰も住んでいは居ない

それどころか、生物すら散見できない

にたような話に、殺人ネンキンが、存在するが

切りがないから、やめておこう

そういった物から身を守るために

木に吊すように

テントをかける

せいぜい一人が横に横たわれるほどのスペースしかないが

この自然続きの場所では

唯一仕切られた個別の空間である

「おい、起きているか」

私よりも上の方で、声がする

うるさい

虫の声は弱々しい

きっとそのうち、別の変化した物が、

徐々に何万年とかけて

固定化していくのだろう

そのころに、人間は生きているのだろうか

羽をはやして、卵でも生んでいるのでは無かろうか

トンボのように

「何だ、妙な物がよってくるぞ」

上で声がする

「いやな夢を見たよ」

なにがだ

私は、上に向かい言う

「ひどく太った男が、肉を食べているんだ

その男は、こう言った

(蹄のない豚)

何か、ひどく気持ちの悪い夢で

背後でいつも何か言うんだ

鳴いている

あれは動物の声じゃない」

いやな夢だ

こいつは、知っているのか

あの国を

「お前 日本を知っているのか」

私の言葉に、声はない

私は、てっきり

あの森の出身かと思っていた

しかし、あの恨みのような言葉は

相手に向けられていなかったとしたら

「お前、あの村の出身じゃないのか」

上から、くぐもる声がした

其れは珍しくおびえを含む

「あの村は、実験場だ

小さな王が作るチェスの駒のようなものだ

俺は、つれられて

あそこで、母親を、目の前で、殺された

いやな、王だよ

自分で育てた欄中を、握りしめ

死にぞこなった、其れが、

体を、体外に、とびださせながら

泳ぐ

そんな物を、見て

育てて泳がして

喜んでいる

そんな、しょうの悪い人間なんだ

狂っているよ

奴も いや、あの国全体が

そんなこともしなくてもすむような連中もだ

何かで、つじつまを合わせられる方がよほど

人間の心が残っている

其れさえも、無い子供は

まるで、人形のようだよ」

奴は何を話したいんだ

「もう、全て壊してもいいと思うんだ」

暗闇の中声が聞こえる

私は、其れこそが、子供の言う

意志のない正当性に聞こえてならない


朝もあけない時間

私は医者として

城門を入る

古めかしくも

絶対の場所は

誰もが、下を向き

自分の意識化へと逃げている

誰かが美しさを、証明していない

そこには、作られた希望が、電灯のように輝いている

まるで、電池式の命のようだ

ここの食べ物は、全てが、動物性の血液だ

其れが、効率よく

生活できると信じて疑わない

そこに、油が入っていても

味が変わった程度

いや、血管から流し込んでいるのだ

そんな物を感じるほど

風流な物など居ないだろう

どうせ、パッケージを見て喜んでいるだけである

「いやな町だな」

正論を、下で、がいとうを、かぶっている

小さな陰が言う

「お前はどこ出身だ」

ー生物実験室ー

いやな名前を聞いた

其れは、暇つぶしに、人体実験

精神実験を、繰り返す

時折、有意義な博識な実験室と、言われるが

其れはここだけのはなしであり

其れは、生物的謎を探求しようとなどしていない

そこにあるのは、快楽を探求した

血と脳髄が渦巻く塵だめのような場所だ

まるで、虫かごに、虫を入れて

殺し合を楽しむことが、正常だと考えている

観客のように狂っている

そこでは、脳味噌を、一個一個分離し

その細胞が、何を考えているのか離し

それを、機械に入れて

その映像を、楽しむために、売り出すような

連中だ

私は、苦虫を握りつぶしたような

手で、ポケットの注射器を握る

「おいおい、何をやろうというのだ」

太めを前に向けると

ボールにて足を着けて

白衣を着せたような

殆ど、青白いと言っていいほどの

肌をした男が、丸眼鏡のむこう

意志を感じさせない目が、こちらを向いている

こと等は、軽く手を挙げて、挨拶をした

「シニガミと、呼ばれた、貴方に、手を挙げてもらえるとは、結構ですね古いずみ

あなた、何してるんですか

こんなところで」

私の脳内に、びりびりと

悲鳴が、こだます

赤い血が、銀色の台から流れる

ちいさな、手足が、台に置かれる

無意味だ

しかし

このちいさな場所

限られた生命

それでも、いたずらに進化をもとめ

多様性を求めた結果

一族の中で、不要な物を、殺し

それからデーターを取る

いす取りゲームか

あふれたお湯か

其れが、老人なのか子供なのか

私の目には、無意味なデーターに見えた


全ての終わりは、全ての始まりでもある

大広間

いや、ビルの上から

声がする

「歪めのない豚どもよ」

豚のように、肥え太った男は、涎を、とばしながら

そう叫ぶ

マイクは反響し

スピーカーから町へ

ビルの隙間を縫うように

反射し続ける

其れは町の隅まで、様々なスピーカーを通し進むことだろう

王無き椅子取りゲーム

この場所を、終わりにするには、人は

死を選ばなければいけない

死から逃れた物は

アタマだけが、幼稚化し

其れは、幼稚園児と区別が付かない

それ故に、無意味に叫ぶのだ

あふれかえる人が、冷凍庫で、待っている

地下を埋め尽くす死体の山は

時に、無ざまに太らされ

時に、アタマだけを、活用される

生命の維持とはこれいかに

増やすだけ増やした生命は

崩れるように

そして見捨てるように

命を、食物へと変えた

効率を、重視した結果

人は、妄想の中で

その生命維持を継続し

効率化のため

血液型を、一つにした

体の部位は、より壊れにくい物を

優先的に取り出し増殖させ

より病気になりにくい体を、交配させ

フラスコの中で

何億という死者が、行列をなす

ひねくれた神への冒涜は

小さな国を、あふれかえさり

パソコンのようなちいさな箱で

遊び始めた

目の前の画面で、私は

夢のような、しつらくの

電源を、シャットダウンした

冷たい血液が、循環を止め

腐り始めた脳内が

循環液の脳髄の中でゆっくりと溶けだし

踊り出した

儚くも蹄のない豚に、生かされた亡霊達は

腐った内蔵を、飛び出しながら

泳ぐことのないガラスの中で沈む

「なあ、これで良かったのか」

隣で、少年が言う

しかし、私の意識は、

液体の中で、腐り落ちていく

「なあ、しんでしまうのか」

相も変わらず、私は、その目や感情が

子供なのか老人なのか判別できない

ただ、溶けるような痛みの中

光るような明かりは

果たして、機械による電灯なのか

それとも、意識の途切れか

はたまた

ありもしない妄想は、電源とともに停止していく


「実につまらない話だ」

どこにでも落ちているような

つまらないしつてむには入り

そこで、棒にも付かないような話をかき混ぜる

人の意識は、何重にも積み重なり

其れを拾い上げていく作業

無意味な、消去作業は

非常に、意味のない物に感じる

いちいち其れを肯定する理由が、ひつようであり

そして其れは、全くの意味をなさない

一の答えをえるのに

人生をつかえど

其れは言わせてみれば

一ですらなく

本人に少し話しただけで許容される程度である

全く無意味きわまりない

何が必要で

何が不要か

努力も

結局一筋の嘘でも良かったりしてしまう

何なのか

何が必要なのか

其れはロボットか

私は、パソコンの画面の中

その荒廃とした考えを

いちいち消していく

それに意味はあるのか

しかし、儀式の中

それを、信じた物は、其れを望む

其れが意にしない物であろうとも

ルールのためであれば

其れは、其れを越えるのだ

なぜなら、ルールを信じているから

ルールとは、縛るものでもあり

道しるべでもある

ルールとは正しさでもなければ正確さでもない

其れは、細分化し

一人一人違わなければならないが

アナログな其れは、絶対数を、効率化良く考え始める

それ故に、其れは、未来永劫

神と呼ばれたコンピューターが、全てをわかるがゆえに

全てを否定した事態を以前に

人は、不完全な

それ故に、完璧を求め

それを、濁しながら其れを夢見た

失敗であると分かりながら

それでも、長い年月

人の屍で、埋まる泥沼の中

その花咲くかがやきを求め

人は、ありもしない数式の中

疑似を、夢見

時に、上っ面に全力をかけ

時に、守ることをいいわけに他人を見落とし

時に、ルールを、守るが故に

他の同じゴールを目指す他者を否定した

しかし、今一つの答えが、其れ全てを、なおざりに

否定されて消える

これに意味はあるのだろうか

いや、ない

私自身でさえ

孤独な蹄のない豚の一員であり

腐りかけて泳ぐ金魚なのだ

それでも、世界は、分かり続ける

人間を、振り落とすこともなく

まるで、死を望むように

私は、青い海に

落ちる夢を見る

全ては何かをまねるように

どうかして見える

私の瞳に写るのは

絵のような模写であり

其れは、現実の肉眼を通したものとさして代わりはない

しかし、人は勝手に、脳味噌を開き

其れがいいと、機械を、現実と認識させ

人を、継続させる

其れは、現実と大差ない

しかし、何が違うのか

私には分からない

ただ、目の前の現実無き空想は

ルールから解き放たれ

そばくなく

そして、脈略無く

神を失った真っ暗闇の脳髄液におびえるように

いつも、くだらない妄想を繰り返す

其れは、漏れ出すことなく

映像化され

肉体の電子信号に、蓄積される

現実を離れた肉体無き脳味噌は

現実を現実と認識することもできず

非現実を非現実と認識することもできず

幼き幻想を、老人になっても見ることだろうか


どこかで子供の声が聞こえる

其れは、私の声であろうか

老人の声であろうか

私に判断する脳味噌は残っては居ない

ただ、映し出された現実を、現実と認識し

嘘であろうと、本当だと、思うことしかできないのである

願わくば、さめない夢がさめることを

自由な苦しみが、現実に戻ることを切に願うばかりである

この世の雲は

どこまでも長く

電気ケーブルから吐き出される

其れは一本の線のように

どこまでも、吐き出され続けている

誰も其れが何なのかは、分からない

ただ、出口のないゲームの中

現実を区別できないプレイヤーが

その中で、動き続けている

現実を非現実だと

考えようとも

その現実を構成している物が

まず何なのか理解できない

理解しないと言う行動をとってしても

其れは、傍観するのみで

さしたる成果も得ない

ただ、現実無き脳は、雲を、浮くように落ちる

存在しない現実

其れをえるために

人は現実にいなければいけない

なぜなら、何を知るにも、実体が、必要であり

其れを、消失した現実は、どこまでも、真実味めいていても

其れは、絵に過ぎず

どこまでも、空想を、噛むに等しい

誰もいない現実に閉じこめられてなお

人は生命活動を、イジしなければならない

与えられた愛

疑似的な生命

孤独な本能

柔和なルール

どの正しさも確証無く

されど、否定するルールもなく

見え透いた嘘に、肯定を得

隔離された感情は、生物的攻撃性を帯びる

たんりゃくかした脳細胞は

良し悪いなく

細分化されたいんとんしゃは、逃亡し

ルールを、真に理解する物は

ルールを信用せず

ルールを理解しない物は、ルールを、理解するしかない

正しさ無き世の中で、

正しさのむなしさを知るものが

嘘を、正しさとし

それを、鵜呑みにして

新たな怪物の骸が積みあがる

私は、答え無き問答を

さりとて、もう、決まっている

無駄な、にゅうわを

弛緩材とし

このページを

電源を、閉じる


外の風景は、夜である

どこまでも、つまらなく

美しく

さりとて、それを、辞典で、開けば、きりがない

ただ、多様性を、肯定すれば、

其れは時に歪に

時に、栄養として写ることだろう

ただ、夜は、其れを、映像としてではなく

サイクルの一つとして

そして、空間として

地球の自転として

詩として

無意味に、回転を続ける

私は、帰宅しなければならない

私は




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