本
本
イタチコーポレーション
長いトンネルに入る亀裂は、血のような雨を
滴として
ぽたぽたと
汚い地面に垂らす
それは、地中の鉄分
コンクリート内の
鉄がさび
いよいよどす黒く
そして、暗闇の中
粘着質を、まし
道路で、虫の屍を増やしている
車が通ることのない旧道
その屍は、今も放置されたまま
腐り続けている
長い流れの中で、
草は、はえ実をならし、そして拡散を続け
変化を待ち望んでいる
それは、自然が望むのか
草が享受しているのかは知らないが
ヒグラシの鳴くような
いや、ツクツクボウシが
夕暮れに、闇に訴えるように
叫んでいる
「もうようがくるよ もう夜が来るよ」と
私は、麦わら帽子の下
その亡骸を眺めるのである
「もうよろしいでしょうか」
私は、面会を終えて
外にでる、誰もいないような廊下を、職員と並んであるく
実に、殺風景な場所であり
工場か教室のように見える
そんな建物の廊下を出て
それは行くとおりも迷路のように、折れ曲がり
私はようやく
外にでた頃には、日は傾き始めている
預かったものは、何の変哲もない
紙の束である
暗闇の中
それはあまり目立たずにたたずんでいる
私は、車の鍵を回し
乗り込むと
エンジンに鍵を刺し
クラッチをブレーキを踏んだ
あたりは、蝉の声が窓ガラス越しに
車内に聞こえ浸透していた
暗闇の中
電気だけが、テーブルの雑多な中に
近代的な光を照らしている
私は、スタンドの下
紙の束をめくっている
テーブルにおいた
麦茶のコップにはても付けられておらず
横の容器と同様に
並々とはいっている茶色い液体の外側は
温度差により水滴が露下していて
茶色い木を黒ずませている
私は、ふと
自分の目が赤いことに気がついた
手元がぐっしょりと
赤く汚れている
それは、どこからかながれているのか
白い紙を、赤く染め
ふとめ線を、離せば、机や天井まで
ぼんやりと赤く滲む
それが、目に入ってたとと
気がついたとき
うっすらと、鉄臭い血のにおいがした
蝉の声が聞こえる
それは朝になったことを知らせるように
BGMのように、空気に紛れ振動している
クーラーもついていない室内において
長雨のせいか、室温は、そこまで、寒くなく
昨夜は、夜中に、なぜか目を覚まし
一応、布団にくるまり
出してきたものの中で、眠ったのだ
扇風機をつければ、少々肌寒く
回しても、寒さもなく
暑さ変わらない気温とは、別である
私は、朝食を済ませ
台所を、掃除しようとしたとき
妙なことに気がつく
冷蔵庫に、皿を積めると
妙に、赤いのだ
それは、はじめから
すべての世界が、そうであるように
皿 内容物 ライト 卵 チューブ
すべて、冷蔵庫の白いプラスチックの内装まで
血のような赤いワインのようなものが
ぶちまけられたように
赤い
私は、目をこすり
その一部に、視線がやる
赤い肉
それは、スーパーなどで売られているものではない
私は、その乱雑な
まるで、挽き肉を、投げつけたようなハンバーグの断面のような切り口のそれは、臭いからして
肉なのだろうと判別する
スーパーとの違いは
血の量だ
それは、血抜きされるどころか
血で出来た食べ物か何かのように
それが、あふれている
海外にはブラッドソーセージ
と言う、血を積めた食べ物があるという
それは、時に、香料を入れて
食べるというが
冷やされた冷気が、徐々に、外の温度に解凍され
臭いが、分解されたように、広がる
私は、それを閉めようとしたが
垂れるように
下の段に一筋の線が流れる
私は、台所のキッチンペーパーで
下の冷蔵層を、あけると
何かよく見知ったようなものが、
何個か、転がるようにはいっている
それは、スイカのようにも
マネキンのようにも見えたが
よく、見ているように思われた
もう一段
下の野菜層を、あけると
水槽いっぱいに、水を浸したように
どす黒い赤があり
その上を、ティラミスの層のように
クレープケーキのクレープが、泳ぐように
皮が、ひらひらと、振動で、浮き上がり
上と下のものが、当たったのか
それは、水面まで顔を表せたが
体毛のようなものは
確認できなかった
私は、血がこぼれないように、慎重に、ゆっくり
先ほどと同じ事にならないように
それを、しめた
木の床に、吐瀉物が見える
何か、自分は、吐いたのだろうか
私はさっき何を食べたのか
ご飯を、茶碗に、盛り
口にしたのは、覚えている
しかし、それ以外記憶がない
私は、テレビで、
連続失踪者として
集団で、人間がいなくなったことを
アナウンサーが言っている
果たして、この世の中で、失踪する人間は、どの程度なのだろうか
私は、紙で、床を掃除すると意識が失った
床に、血が垂れている
それを汚すようにはがぽろぽろ落ちている
目の前のたらいの上には、目玉が、ゴムボールのように浮かび
皮が、折りたたみもののように
畳に並んで置かれている
私は、アルコールで、部屋を掃除しながら
考えている
なぜ、夜中なのに
蝉が鳴いているのだろう
それは、ふつうのことなのか
BGMのように
「今朝方、連続失踪事件の犯人と思われる男
杉林 けんと容疑者が、確保されました
事の発端は、自宅前のアパートの扉から
血が流れていたものを、住人に発見され
通報されたとのことです
けんと容疑者の人柄に関して
非常に温厚で知的であり
今現在 教職に就いているとのことで
休みには、刑務所に行き、心の相談のカウンセラーのようなことも、していたとのことで
とても信じられない
別人なのではないだろうか
との意見もあり
警察による、真相究明が、待たれます
なお、室内には・・・・・」
「信じられるか、五人だぞ、五人
それも今まで見つかることなく
本当にあり得ると思うか
僕は、きっと、共犯者がいたんじゃないかと思うんだ
たとえば、柄の悪い生徒にそそのかされたりとか
それこそ、やくざがらみとかさ
そういえば、訪問も、刑務所へ行っていたと言うし
それも、関係が、有るかも知れない
どちらにしても、そんなことをしていた奴だとは思えないよ
教鞭も、ふつう
何がおもしろいのか、おもしろく語るくらいに
いや、ふつうだったのか
ただ、よく言う
そんなことをするような
なんて言うことが、あまりにも似合わない
それこそ、ふつうに悩みもあっても
それも消化し切れてしまうような
その程度に、違わないように、思うよ
第一 陰がない
それは、新婚のカップルのように
明るいものに見えた
それが、狂っているなんて
それ自体が、何かの間違いだったかも知れないけど
しかし、それを望んでいたかも知れない
でも、それを、他人の
他社の命を、奪ってまで、何がしたかったんだろうね
今日、放課後、警察も集まっているみたいだし
自転車で行いってみる
隣のクラスのふとだが、場所を、知っていると言うし
でも、今日から、誰が担任だろう
小学生の時、出産で、教頭が、よく来ていたが
どうだろうか
っあ、先生が来た
誰だろう・・・」
扉を開けてきたものは、スーツであり
その目つきの鋭さは、
それ自体が、犯罪じみていて
また、商人やサラリーマン、農家の鋭さを
威圧するばかりでないようがないようにも見える
猛禽類とは、強者であり
弱者だ
とるものがなければ、飢え
緒戦は、椅子取りゲームの
いや、雨乞いの雨がたまたま降ったにすぎない
それは、確率の中で、残っていると言うだけで
いつやくざのように消えていってもおかしくないのだ
ただ、その内容は、今回、喋る理由は
じゅちゅうはっく、担任の話だろう
「えー、今日は、警察の刑事さんの方が来られた
今から、個別に、お話を聞きたいそうだ、それまで各自自習するように」
やはり、警察だったようだ
麻の中で、草はまっすぐ育つしかないというが
果たして、何の光に向かっているのだろう
いや、上に向かっているというのだろうか
確証はない
麻とは限らないし
「では、一番
浅村から、お願いします」
前の席の女子生徒が、制服姿のまま立ち上がり
部屋を、いや、教室を、でてい行く
何もない時間のはずが
どうも、そわそわする
本当なのだろうか
目の前の警官が、机の後ろの椅子に座っている
私は、その前で、「どうぞ」
そう言われて、前の茶色い皮のパイプ椅子に座る
人工皮の中のスポンジが、その年月を考えさせる
きょういち日で果たして何人座るのだろうか
警官が口を開いた
「何か、杉林先生で、変わったことは感じられましたか」
私は考える
教師という範囲内での人格形成であったのではとも思うが
圧倒的に、その比べる数が足りない
別の学校の人間の中に、
たまに教師の断片を見るが
どこも同じように見えて
何か違うきもする
私は、首を傾げ、分からないと言う
「どういう印象を、受けるかたでしたか」
私は、それも首を傾げそうになるが
「穏和で柔和な、方でした」
と、それ以上考えるものがない
「学校以外で、先生を見たことは」
私は首を振る
「ありがとうございます」
そのとこばで、立ち上がると例をして
席を離れた
本当に、あの人は、人を殺めたのだろうか
歩いて、扉を開き閉める
もう一度その前に礼をして歩き出したが
廊下は暗い
代わりの生徒が、入れ替わりに、入室した
戸を開けたままで良いのではとも思えるが
私は、ノリウムとでも言うのか
ときどきタイル張りの床を歩きながら
考える
なぜ、人を殺したのだろうか
それは、人だから
それとも、じゃまだから
いや、食材としても考えられる
しかし、食料にしたとしても
この一ヶ月で五人は、いささかおおすぎなのではないだろうか
北の先住民族は、一頭のアザラシで
それなりの月を生きられるという
そうなれば、グルメとしてか
現代社会の人間というわけか
私は、教室に戻り
数学の教科書を開きながら
聞く
「なあ、何で殺したんだろうか」
相手は、黙って本を読んでいる
図書館から借りてきたのか
ラベルが、そこの方に、みえ
ラミネート加工もされている
題に「実寝る場の殺人」とかかれているから 推理小説ものなのだろうが
良く読めるものだ
「なあ、何でだろうか」
かなり迷惑そうに、
本からあげた目は、こちらを、見ていた
「さあ、理由があったんだろ
彼なりのルールが」
私は言う
「そうは、言っても、殺人をおかしそうな、人間には思えなかっただろ なぁ」
私の問いに関して
しおりのひもを挟むと
本を閉じ、机の端に寄せると
その反対側の私の方へ向き
「殺人は、その人間が、しそうかどうかではない
出来るかどうかだ
たいていの、推理小説は、
どこか、虫食いのように
その部分を、ごまかして、
最後に、パズルのように
それが頭の中ではまる
崩壊感を楽しむ
非現実
トリック手品の類であり
非現実的すぎる
現実なのだから
きっと、理由はあり
そして、おこすだけの手順を踏んだんだろ」
じゃあ、なんなんだよ、それ
そうきくが
「現実は、フィクションじゃない
それ故に、面白くもなく また 苦しいのだ」
と、よくわからないことを言う
「それは推理小説なのか」
私が、本を指さすと
首を振り
「フィクションだ」と言う
違いがわからない
「まず持って、この中に存在する探偵は、
探偵ではない
いつも恋愛にうつつを抜かし
推理した試しもない
そして、この本の中で明かされるのは、
推理の最後だけであり
いっこうに、謎も現場も
何が起きたのかも
わからない
全くの昼ドラ
ナンセンスきわまりない」
それを読んでいる君はどうなんだと言おうとしたが
目線で
「しかし、暇つぶしにかかれたのだ
こう言うときに読むのがこのほんの正しい読み方だ」
と言う
それは、けなしているに違いないが
誕生日に、好きだからと言って
何か、ふつうのものを出されたら
それはそれでそれだ
ジャンクはジャンクなりの矜持がある
なくてもまあ、それだろう
「じゃあ、おまえはどう思うんだ」
何か、神経質そうで色白で
その整った肌は、こいつが、からくり人形
なのではと、疑いたくなるが
しかし、こんな、土田舎で、
男は、口を開く
昼間で電気もつけず
喪に伏したような教室で
赤い細いひもが、開いた
「まず持って、先生が、もし、殺人を犯していたとしよう、それに対して、我々が考えるべきは
感情論か その道程か、と言うところだ
そして君は、どちらかは、知らないが
もし、起こしていると仮定したら
今度は、どうやって、もしくは、どうしてだ
どうしての場合
何通りもあるだろうが
私は、分からない
そして、どうやって
それに関して言えば」
そのとき、扉が開いて、隣の席の奴の名前が呼ばれた
「これでも読めばいい」
男は、本を、机から私に渡し
教室を出ていく
扉が閉まり
私は、本を開けた
そこには、蝉の鳴き声が乗っていた
帰宅帰り
自転車を押しながら
木に囲まれた坂道を歩く
二人とも、今日のこともあり帰宅部となり歩いている
いや、実際には、もう少し前からであるが
「それは、核実験に、興味があるからと言って
核実験を、起こすことがないようなものだろう」
なぜ人は犯行に及ぶのか
それは及ばなければいけないような状況がある
つまり、反抗の意志があるからともとれたが
しかし、犯罪だけを消すので有れば
その存在を、やり方をしらなければ、犯罪は起きないのではないだろうかと言う話に対し
なぜか、そんな反論を言う
あたりは、日陰で涼しい
このまま、現場に、場所も聞いたし
そのまま帰れと言う教師を、知らないふりをして行くことになる
それは無視していくという事だろう
「しかし、普通、それは、核爆弾を、一般人が持っていないと言う話だろ」
相手は言う
自転車がうるさい
「そのことを知っている
たとえば、犯罪を調べる人間が
どの程度、犯罪を犯すのだろうか
それを調べた人間の割合の何パーセント
だろうか
その絶対数のどの程度の人間が、
それを起こすのか
それを全く知らない人間が
それを起こさないのだろうか
逆に、知らない人間は、ウイルスのように
耐性が、逆にないのでは無かろうか
僕は、こう思うのだよ
人は、わざと無知を選べるくらいが平和だと
誰もが、しっかりとした世界は、機械の世界だとも」
何かよく分からないことを言っている
信号の向こう
電信柱が立ち並ぶ奥には線路が走り
遮断機が上がっている
その黄色の縞模様の黒の、向こう側
森に押しつぶされたように
その場所はへこみ
古い赤いトタンを使った屋根が見える
「あそこだね」
周りには、報道なのか住人なのか
色々な人だかりが遠目からもわかり
黄色いテープが、張り巡らされている
「帰ろうか」
珍しく誘いに乗った
隣の席の石井が、そう言う
向こうの人混みの中に
良く知る教師の姿が見えた
参考人として呼ばれているのであろう
ああ言うのにあうと
後が大変だ
二人して、家にまで並んで帰った
「あんたの学校の先生だってね」
台所に、音がしている
私は、テレビとラジオを、付けながら
その両方を、見て、その上の空で、ラジオを聞いていた
何となく同じようなことを、言っている
いつまで続くかは分からないが
「大変だね、生徒が殺されてないのは、あれだけど」
母親の声が、簾の向こうで、響いている
ガラスの窓のもこうで、母の姿が動く
私は、エプロンから目をそらし
画面を見る
朝と変わらない内容が
流れている
誰の影響を受けて
彼は、動いたのだろう
彼の頭の中を閉める
コードは、どのようなものがつまり
どれがどう作動して
行動を、起こしたのだろうか
人は、その体を、何かで構成している
しかし、精神も記憶も
そうだ
記憶から夢は、生成されるし
筋肉から、行動は、起こる
ブルーシートで、おおわれた赤い部屋で
何が起こったのであろうか
何かが煮えている音が、ガラスを、振動させる
「世の中は、夢にあふれていますよ
本なんて読むのは、有る程度 社会不適合者
の烙印を押されているような気がしますが
しかし、その社会不適合者が
不要かどうかと言うと、それはまた別でね
世の中は、夢で、動いている
こうなったらいいなと
しかし、それが、現実になるように
フィクションからそれに近づけようとするのが
せいぜい限界ですよ
それ以下にならないように、皆がんばるわけですが
それが無理なら
誰がやっても、同じようになるように、しなければいけない
しかし、それは、同時に、意味も分からずやったり
また、出来てはいるが
内容が、とも合わないものが、でるわけで
それは、パッケージはあるが、中身がないように
今回の、事件は、そんな空洞を、埋めるように・・」
テレビのコメンテーターが、何か言っている
作家かなにかだろうか
先ほど付けたが
名前の表示が消えていた
カレーを、食べた後
私は、ひっかじるように
宿題を終え
テレビを見ていた
どのチャンネルも
ほとんどが、それであり
飽きたように、従来、合ったのであろうものが、放映されている
今現在、部屋からは七名の死体が、発見されており
その体の一部が、冷蔵庫内にあったという
このショッキングな影響は
果たして、誰かに、蓄積されるのだろうか放射能のように、見えないだけで
カウンターがあれば、面白いかも知れないが
そうなると、今度は、それが性質ではなく
溜まった、エネルギーいや、被爆量としての
患者として、扱われるのかも知れない
それは、犬猫植物を、ごっちゃにしたような
無機質も混ぜた
肌に、針金をとおした
いびつな現代社会において
唯一の心の平等
を、取れるかも知れないが
果たして、犯罪とは、何に、値するのだろうか
どちらにしても、私は、CMの中
金魚が泳ぐ様子を見ながら
ふと思う
暗い外
夜中に蝉の声がする
夜中でも鳥は夜目であっても
フクロウでなくても飛ぶ
狂っていなくても、そう言うこともあるだろう
狂わなくても、鳴くことも
この声は、ツクツクボウシだろうか
アブラゼミだろうか
CMの終わる音がする
カナブンだろうか
同じような、事を、繰り返す会場
これも、言わされているのだろうか
善意の数値は、この方はどの程度だろう
一般人と比べ
その数は、いかほどか
状況立場を考えず
それを数値化したとき
そとで、クマゼミのような声が続いている
最近ちまたで
「フクロウの狩り」と言う本が、話題となっている
その本は、それを読むと、どこからか、真冬だというにもかかわらず
蝉に声がすると言う
内容は、狂った教師が、大量殺人を起こし
そのクラスの生徒が、それによって、感想を言うと
実に、チープな内容である
話が進むにつれて、生徒の時間も、退屈なほどに
じっくりとゆっくりと
進むが、結局事件が解決したのか
誰が、本当の犯人なのか
それは、目測通り
殺人で、作られた遺体が置かれていた教師なのか
どうも、要領を得ない
しかし、最後に、少年たちは、白束を、学校で見つける
それは、ゴミ捨て場の裏
学校の校舎のそんな場所で見つけるところで
話は終わる
しかし、理不尽なほど
話の内容がない
そんな、本らしいが
その本が、どういう経緯で、世の中に流れているのかが、
まず分からないらしい
まず、バーコードが無く
題名も、表紙ではなく
内側のページにつまり、見開きと言う奴に乗っているという
つまり、同人本や、個人出版の類なのかも知れない
その映像は、一応
ネットには、あがっているが
どれも、表紙のみであり
内容を、あげようと言うような奴が居ない
オークションや売買は、あれど、そこまでして買おうというものではなかった
どこの世界に、何十万も出して
興味もない同人誌を買うのだろうか
それは、ハードカバー
緑色の表紙である
もしかしたら、誰かが、流した、噂
もしくは、自分で作り
それを、現実に、制作したという事も考えられる
それが、後付けであろうとも
実際に、ネットには、同じような表紙が並んでいるが
それすべてが、同じ内容だという確証もない
ただ、一様に、怪談か都市伝説のように
同じような、事を言うのだ
私が、興味を持ち始めたのは
その本の内容が、今現実に起こっている
ノロいの文章と呼ばれる
現象とリンクして語られることが、多いことが原因であり
キサラギ駅と2チャン
と言うように、それは、二つ一つ
それを持って、その形態としていようにも
掲示板などでは、扱われている
その殺人者は、刑務所の中から
紙を、訪問した人間に渡す
その紙を、みた
及び読んだ人間は、皆
人を、殺害 いや、殺すと言う
そんな、あほらしい都市伝説であるが
しかし
そんな行動を、取っている
囚人が、その噂の前に
いたことは本当であり
それももう、三年前に
死刑なっている
しかし、問題点は、
それを、元ネタにしたのだろうか
その、見ると洗脳される本
を、その犯罪者を元に作り
そして、その渡された本が
実際に、人を殺させた内容の
本として
今現実に、流布している
良くある類の都市伝説
であり
その真偽のほどは定かではない
しかし、現実に、謎の本があり
それ以外の、蝉の声
それが、主に、都市伝説としての空想だろう
蝶は、空想のメタファーとして、用いられるが
蝉は、何の、意味があるのだろうか
本の中で、死人は、七人だが
それを、蝉の外での寿命七日という俗説と、絡めているのだけだとしたら
軽率過ぎる
もう少し、なんかあっても良いことだろう
私は、ホームページの白い画面を、流し見する
「岩井 ロ糸 イワイ コウケイ
ペンネーム ヨトグチ ロスト
ネットに上がっている内容は
どうも、フクロウの狩りに、酷似しているが
しかし、問題点は、
その内容は、自分が出した手紙により
相手が、殺人を、犯すと言うもので
ふしぎなことに、そのとし伝説の、はやりだした
時期は、その小説が、世の中に、出た時期と同一なのだ
しかし、はじめ、それは世に出されることなく
一人の教師の元に溜められていた
しかし、それが、世に出たのは、
その話が、渡された、あと
ちょうど、フクロウの狩りが、世の中に、初出した、時期と重なっている
つまり、そのときまで、
岩井の事は、紙を渡す獄中の創作者
としての意味であり
そのないような、あまりにもチープであり
いい加減であり
自己中であり
読むにも値しない
乱雑な文字
文字もろくに書けないと値され
それにわざわざ、興味を示すものはなかった
しかし、それが一躍有名になったのは
一部の人間ではなく
それを、読んだ人間が
犯罪を、犯すことになり
俗に言う、読むと人を殺す文となった
わけであるが
ただ、その事件が、起こる前に
その本は、書かれており
検閲の場所にも、そのような内容だと
写し取られていた
オカルトめいた話であるが
その検閲官は、後に、別の事件を起こしていることが分かると、いよいよ、その話には、ノロいめいた
怨念めいた話になり
表にでている小説は、そのせいか、途中までしか発表されておらず
それを、石井のノロいが、起きないようにするための
正当せいの証明や、陰謀だと言うものもいる
しかし、どうも、最後の文は、噂では、
死ぬ間際
書き終らり
絞首刑が、終わった後
足下に転がっていたものを
酷い内容で捨てられた
とも言われているが
どちらにしても、確証もなければ
そして、最後の文も見つかっては居ない
今現在
世の中にある
賑あわせの緑のフクロウの狩り
言い換えれば・見寝る場の殺害・とも
取ることが出来る
所詮は、その程度の洒落
である、同人本の可能性が高い
岩井のペンネームもその類であると考えれば
その話自体が、嘘の可能性もある
なぜなら、戦前の事件
書類は、岩井に会った警察により
すべて、事件の犯行の際に燃やされているので
誰も覚えていないのである
それ故に
未だに、石井が、生きていると言っている物も多い
しかし、石井の死刑執行の日
書類は、すべて燃やされ
ただ、石井が、死んだ
それだけが、書類として残って居る、のみなのである
差し出された白い紙
それは、あまりにも誤字脱字が多く
段落
その他の文法が、ない
それどころか、物語に破綻が多く
戦前なのか、現在なのか
時代考証が、うまく行っていないのではないだろうか
あたりは、暑い
物語に出てくるような蝉の鳴き声がうるさい
表紙には本と書かれている




