だるい
だるい
間近リスト路ベリー
長いトンネルはどこまでも長くきっと地獄へと続いている事だろう
私の事象に対しての考察は、その何とも言えない
落ちたところで何分も落下しかねないほどの
細長い穴に自負する
それは地球の中心へと伸び
きっとその最果てには、
二次元三次元を越えた
別の存在があっても可笑しくはないはずだ
それが無くても何ら不思議ではない
すべからず
そこには、穴がある
水がたまることも
崩れることもなく
その最果ては、私の得てして知るところではない
そこには、黒いくらい影のような
存在があり
私の足は、一歩また一歩と
その暗闇へと
足を進めている
どこまでも続く
その穴の温度は、一キロ進む事に
上昇し
人間の存在を脅かす
それは確実に私の下に眠っていたのである
長いトンネルを掘ることに対して
私の自意識はスコップから変化した
無機質な画面を、眺めている
その心音のように
映し出された地中の様子を
注意深く観察しながら
今現在の位置
そして行くべき方向の微調整を繰り返していく
今日は、温泉にでも入ろう
そう思わなければ、とてもやっていけないような
緊張が続く
私の今いる地点の真上には
別の鉄道が、走っている
そんな物にぶち当たり
または、崩落させてしまえば、
それは、金銭的にも、信用的にも
私たちの会社の存在はおろか
今現在の交通機関の危うさを露景させることになってしまうだろう
私の目は、相変わらず
医者でもないと言うのに
その見えもしない
画面を見て
機械を、動かしているにすぎない
目の前に、ずらりと並ぶ、赤いだるまは、
一方が、目を焼かれたのか白く
もう一つが、くり抜かれたような
空洞を
目の奥に隠している
私はそんな、髭を生やした
威圧的な、えばっている中から
ピンクや白の小さな物を
二三個選び注文する
袋に詰めてもらいながら
ガンプラのような
透明の外観に
中身が透けている物が
神棚の隣に置かれている
確か、去年発売された
法佛解剖プラモデルシリーズの
達磨であったはずだ
かなりグロテスクな内容であるが
しかしながら、昔で言うところの
妖怪解剖や怪獣解剖に近いのかも知れない
ただ、仏の切られた頭部を踏みつけている鬼のフィギュアにも近い物を感じた
店を出ると
白い紙袋がゆっくりと揺れる
去年までは、ビニール袋であったが
そういう用意がされていたが隠されていたのだろうか
世界は、紙袋が徐々に主流になりつつある
もちろん布袋を使用している人間も多いが
それでも、おしゃれのためか
紙袋が接見している気がする
通りの多くには、人が歩いており
登り端や手に何か食べ物を握ってあるている人の中を
私は歩く
寺の大きな山門を前に左に曲がり
そのまま自宅に向かう道を歩き
途中のビルに入る
こんな季節だというのに
徐々に漏れ出す冷気か霊気か
涼しい室内を、あけると
エアコンが稼働していた
「お疲れさまです」
パソコンの前で
目を真っ赤にして何かを打っている
眼鏡の後輩
いつも姿無く
喫煙所の黒いソファーで寝ころんでいる社長
私は、それぞれの机に
片目をえぐられた
拷問後の達磨を置くと
自分の席に座り
棒つきアイスを食べ始めた
時期は九月を回り
さすがに暑さは引き
体温は寒さを覚え
冬眠を感じさせる時期だと
日本の体表を冷やしている時期である
サイダー味のソフトクリームのような風味のラクトアイスを、外側の氷の青い部分をかじりながら
なめていると
天井付近に設置された
未だ現役の
やはりかえる必要性があまりなかったと言われている
ブラウン管テレビを、見ていると
けたたましい声が
アナウンサーの言葉として漏れた
緊急速報らしく
見にくいが、上の方で、白い文字が流れて止まる
「ただいま、東京タワーが、沈下
ビル数棟を巻き込み倒れ込みました
それに対しての被害者は、今のところ不明
現場では、早急な避難及び
レスキュー隊の早急な救助活動及び
続々と救急車が集まっております」
まるで赤い巨人が、昼寝をしたように倒れている姿は
圧巻と言うよりも
何か間抜けのような気がした
「先輩アイス垂れますよ」
私は急いで落ち掛けた
氷部分の青いアイスをほおばると
頭の中で、きしりと
地面が断絶したように
ゆがんだ冷たさが、頭の神経を、現実と引き離し
冷たさを隆起させた
「一体何なのでしょうか
大地震が来たというわけでもないのに」
現場からそう離れていないわけでもなくはないが
しかし、同じと都市内とも言える
県が同じ範囲である
もしも災害が起きれば、それなりにこちらにもその状況が知れても可笑しくはない
もしかすれば、それは、自然災害ではなく
人災の可能性があるのかも知れない
例えば、テロなんて、良くありそうな話である
先ほども行ったが、外は暢天な天気である
雲も思い出したように
ちぎって投げたように
数個 唐揚げのような物が
丸まって浮かんでいたくらいであると思う
つまり、鉄砲水もきかないが
水が押し寄せてきて
そんなことになったとはとても思えないし
アナウンサーもそれに追言していなければ
道路のコンクリートは、泥で汚れたようにも見えず
白い救急車の群が、近くに止まっている
そうなれば、最近、流行の地盤沈下と言うことだろうか
しかし、昔の人間が、地下を調査して探る
ボーリングを、実施していないとは思えない
それ以前に、その場所が、堅いかどうかなど
調査せずとも
その場所に住んでいた人間なら
知っていてもおかしくはない
私は、画面の中
プロペラが舞う音を聞きながら
棒を、袋のはいったゴミ箱に捨てた
それは、カラコロと
ごそごそと袋をかすりながら
下の方へと落ちていく
私は、ボールペンを手に
仕事を再開した。
現場の実体として
それは端的に言えば、最初に、でた情報通り
地盤沈下が、正解であった
それは、いくら面で支えられているとは言え
その円柱状のトンネルは、崩落し
東京タワー二つ及び
三つの柱が
それそれ沈み込み
それにより
最後の一つは支えきれなくなり
歯が抜けるように
それは、組みたいそうで、扇子を作るように
倒れた方へと、転倒した
今現在確認できているのは
死者104名
けが人450名
行方不明者12名
となり、現代社会に置いて
それは衝撃的なニュースとして
連日 テレビラジオ ネットを、通して
各人間へと伝えられた
私は、こけしの記事を書きながら
ちょうど、写真を、どう貼り付けようとしたとき
電話が鳴り響き
深夜のオフィスに、振動している
冷房を切っても十分涼しく
窓を開ければ、毛布なしには、椅子に座っていられないほどである
私は、受話器を取りに立ち上がり
後輩の電話を手に取る
「もしもし あの世通信です」
間違い電話だろうか
いたずら電話だろうか
「あなたは、明日 午後三時に、死にます
ご愁傷様です」
まるで、チィープな三文小説のような内容
何かの反応を調べるアンケートの類か
それか、壺でも言い出すのか
私は、しばらく電話を、耳に当てたが
相手は切るつもりはないらしく
私は、それをスピーカーにして、更に、録音を、引き出しから取り出した機器のボタンを押して
録音機を稼働させ
席を立って
仕事を続けた
相変わらず、外は寒く
私は、写真のフォルダーから
マウスを離すと
いったん立ち上がり
ゆっくりと
窓辺に行き
窓を閉めようとしてきがつく
目の前には、道路が広がり
誰もいないものかと思っていたが
しかし、下には、何か、紙袋をかぶった男が、ぼんやりと上を
いや、こちらを見上げるように、
立っている
背丈は大人のようであるが
スーツを着ているだけで
性別は分からない
ただ、街頭よりも
月明かりに青白く照らされたそれは
私の存在に気がついたのかはしらないが
いきなり、動きだし
姿を、消した
いや、それは、もしかしたら、ビル内に入ったのかも知れない
私は、カメラを設置し
耳を澄ませた
しかし、音はなく
結局
後輩のだらしない挨拶とともに
夜が確実に明けていった
社長の奢る
麦そばをすすりながら
後輩は贅沢にも
とろろを
めんつゆに流し込んだ
独特のとろみと言えば
トミクラが、想起されるが
このそばには、しゃきしゃき感はなく
一般的に思い起こされる
そばではある
ただ、駅前で食べる
居酒屋のような、うまさに追求したやすいものではなく
それは、その素材に重きを置いた
少しながら素材重視の食べ物である
まるで、ボールペンと万年質のものだろうか
社長は、ネギが山のように盛られた
細切れにされたそばを、どんんもののように
どんぶりで、メンツユをけかて食べている
わざわざ手間が込んだことをしている
物だが
この家が、社長の近所であるから仕方がないのかも知れない
もちろん私はふつうのそばに、天ぷらを別によけている
先にそばを食べているので
エビが、食べる頃にはさめてるだろう
社長は、自分で、頼んだという
その丼を、かっこみながら
私に言う
「しかしだよ、おかしいじゃないか
本当に、東京タワーが、トンネル工事のせいで
沈下すると思うかい
僕は思わないけどね」
何かふわふわした銀とも金ともつかないウウェーブが、かかり
猫のような細い目
穏やかな女性的体型とは裏腹に
その目つきの目線の先は
江戸っ子とでも言うような
路地裏根性が、先祖代々受け継がれており
江戸に三代は愚か
さかのぼること十代以上は、ここに住んでおり
それは、幕府設立よりも更にさかのぼるらしく
良くも分かりかねる
「しかし、専門家が、そういうので有れば、それはそういうものなのではないでしょうかね
われわれが、データーで、かなうはずもありません
もしも金を出せばそれもかなうかも知れませんが
しかし、国が出しているだろうし
予算が取れませんよ
もしちがくたって、こんな地方紙では、
予算が戻ることはないでしょうし」
後輩は、せき込みながら
白いそばをすすり
「しかし」
と首を振る
「しかしですね、人は、オカルトを、信じるものです
きっとそれはそれは、あおればあおるだけ売れると言うものですよ
げへぇへへへ」
何かの妖怪のような眼孔を、むせながら
そばとともに飲み込む姿は
どこからどう見ても
死にかけの老ネズミである
「そんなことを言っているから君は、
奥さんに三度も逃げられるのだ」
しゃちょうのずけずけとした声に対して
若者たる三十六歳後輩事
若本芯地は、
「そうは言っても、旅好きなんですから仕方がないでしょう」
彼女、詰まるところ、彼の奥さんであるが
旅月が講じて、世界を、旅行して回り
その類を、ブログや本にして出版しているが
しかし、その変形てき趣向か
それとも、学術的、生活への探訪か
どうも、変わった食べ物習慣の蒐集に、余念がないらしく
その本のタイトルは皆
バラエティー番組が、こぞって罰ゲームに採用しそうな事が多かった
たとえば
世界の腐った発酵食品
と言う題で
現地の人いがいが食べれば
数日いないに死んでしまう類の食品も、あり
それはさながら、アングラ色の強い
小説か、漫画の内容のようであった
ただ、その中身は、至って淡々としており
アングラとは逆の学術的記録以外
感情と見える物が無く
それは、表紙の毒々しさとは、反対
拍子抜けするほど退屈なものである
なぜなら、旅の日程はおおよそに
ほとんどが、その食材の成分
もしくは、細菌に、重きを置かれ
一種 文字列よりも単語と数字の方が多い
論文めいていたりする
彼が彼女とどういう風に出会ったのか
謎ではあるが
音信不通は、日常茶飯事
三年合わなければ、それを、逃げられるという
「しかし、後輩 そうは言っても君は、心配じゃないのかね
そういうことは」
はあ、ほうけた顔は
疑問そうに私を見ているが
私こそそれが疑問である
「それよりもキジマちゃん
大丈夫だったの、その不審者は」
私はいきなり話が振られ
どうしようかとも考えたが
いつの間にか、切れていたと言うよりも
後輩によって戻された
電話
その番号に、見覚えはなく
かけても現在使われていないと言う
たぐいのことばが帰って来るのみである
録音機も、その無機質な声に聞き覚えはなく
そして、意識して、変えられてしまえば、分からない
誰も来なかったビデオは、しまった扉を写し
最後には、後輩の間抜けな顔が映し出され
特に見ても変わりない
「分かりません、酔っぱらいか、見間違えだったのかも知れません
ハロウィンもちかいですし」
後輩は、まだ九月の中旬ですが
と言いながら
お湯を注いで飲んでいる
「でも心配よね、今日の三時だっけ
あなたアラフォーを待たず死ぬのよ」
どこまで本気なのかは、分からないが、そういうと
注文した生ビールを、昼間から飲んでいる
実家だからと言って
その傍若無人
せめて日本酒くらいにしておいてほしいものである
暗く清潔な店内には、外人であろうか
観光客が三人
そのほかにも、観光だろう日本人が二三人いる
店内の奥では、包丁で、とんとんと切っている
手元が、見える
私は、熱い麦茶を飲みながら
食べたざるをのぞいていた
午後の仕事に戻る途中
選挙カーが、東京タワーのことについて
何か、ごちゃごちゃといっている
それはまるで、新興宗教の宣伝文句のような言葉で
そのオカルト主義に聞くに耐えない
しかし、それに反比例するように
熱心にきいていたり、応援をしている人たちが、
囲み
それに対して、いちいち
涙か汗か脳汁か痴幸心か、だらだらと流しながら
白い手袋を振っている
その内投げ捨てて
決闘を、申し込みそうな勢いだが
そのずくは無いだろう
通り過ぎれば、季節はずれの
風鈴の下に、氷の文字が、はためく
木造の古い駄菓子屋の暗い店内には、
カオスと言うにはあまりにも
配置が、しっかりしている
平面で見て取れる
食品が、一面に並べられ
その中には、ガラスの平面の箱に収められた
今は珍しい飴のるいまで見て取れる
私はそこで、梅のり煎餅を五枚かって
二人の列に戻る
後輩は、自動販売機横の
ゴジラの柔らかがちゃがちゃに、興味を示したようであったが
一回三百円の
その筐体の
隠れた中身を、全面のチラシから遮るような隙間からのぞき
確認するが
買わなかったようである
仕事場に戻ると
床に、私の達磨が、転がっており
それは、張りぼてに怒りを得たのか
ふんづけられたようで
ぺしゃんこになっており
中から、イチゴシロップのようなものと
魚肉ソーセージのような物が、濡れたように飛び出ていた
まさか、実は、正しい手順を踏まないと
達磨の中身は、
解剖プラモデルのように
肉体が、実物化しているのだろうか
私の視線に
「どういう 事だ」
と言いながら
社長が、ここしばらく見たことがないが
電話をかけると
しばらくして、交番ではなく
スーツ姿の男と鑑識と紋腕をうでにかけた男が
部屋には行ってきて
軽く説明を聞き
最後には、写真と
社長と喋って出て行く
「大丈夫です
大事をとって、帰宅途中まで、お送りします」
そう、警察の方は、言ったが
しかし
社長の方が
「どうやろ、今夜、ここで、この子が死ぬかどうか
あんた、見張ったら」
何時から関西言葉を、使うようになったのか
冒頭にそんなことを言って
社長は、刑事に、詰め寄るが
「まあ、暇じゃないが良いだろう」
と何が良いのか
話はまとまったようである
私はその日、仕事で、こけしの記事を
午後六時前には終わらせ
表の薄暗い自動販売機のヤクルトを飲みながら考える
今夜三時死ぬと言うが
まだ七時間もある
果たして起きていられるだろうか
これを記事にするほどのユーモアセンスのある記事は
うちの雑誌には載せられない
なんやかんや言って
一般紙にちかく
オカルトや下手物は扱えないのである
ただ、それを記録に残してはいけないなんて事はないだろう
結局、どういう経緯かは分からないが
私は、近所の警察署で、預けられることになり
その際に、社長もお供するという
私は、警察署の仮眠室で、一夜を明かすことになった
問題点をあげるので有れば、
それは社長も一緒にいることもあるが
しかし
「どうして、鍵が閉まっているにも関わらず
あの達磨は、壊され
中に何かを積められたのでしょうか」
ベッドを挟んで社長が座っている
蛍光電灯の下、二段ベッドに座っている
もう、竹松銭湯に、お風呂に入っており
一応着替えているが
服装は普段着のままである
「まあ、窓が開けっ放しだから
屋上からはいったとも考えられるが
もしも、手短に言うなれば
私か後輩
そして、君が、合い鍵を作り
誰かにはいらせたと考えることも出来る
鍵屋とか泥棒とか
そういうスキルを持った
一般人のいたずらという線も無くはないだろうが
そうでなければ、以前ここを使っていた
人間も考えられるかも知れないが
そんな人間まで、調べることは難しい」
私は一応理由を聞いてみる
「単純に、鍵は、一応変えられているが
それでも、その鍵が、一つ一つ
すべて違うというわけではない
たとえば、車の鍵が、そのすべて違うのとは
違うように まあ、つまり、考えてもらちが明かないと言うことだ
精々私が自腹で鍵を変えるくらいだろう
もちろん経費だが」
私は、買ってきた夜食を前に考える
目の前には、ひやしちゅうかと野菜ジュース
社長は、甘そうな缶コーヒーを一本と
大量のおでんが、二つの器に入っている
ここにくる前に
飲み屋に寄って適当に買ってきたのだ
「しかしながら、ここにいたところで、私は安全なのでしょうか」
どう言うことだとおでんをほおばりながら社長は聞く
「私が今夜生き延びることが無事出来たとしてもですよ
すぐに、安心とは言い切れないじゃないですが
実は、明日の午前三時は、明明後日だったとしてもおかしくないし
また同じ電話がかかってきてもおかしくはない」
社長はのんけんに缶コーヒーを飲みながら
「死ぬときは死ぬ」といい加減なことを良い
さらに
「しかしだよ、有言実行という言葉があるが
それが示すとおり
それは、何らかの意志を込めて
明日
と言ったのだ
それで駄目で、
またやろうなんて言うのは、虫が良すぎる
マラソンでしくじって
また明日全員集合だと
大会の翌日に全ランナー言うような暴挙だ
暴言である
君は、卵でも食べなさいよ」
黒くにられた
卵は、だし汁が濃いのではなく
紅茶や鉄分を煮出し
わざと黒くしていると
聞いたことがある
しかしそれに対しての味が、さして変わらないのはいかがなものだろうか
ひやしちゅうかをたべていた端で
黒い卵に、端を落とす
そのとき扉が開く
時刻は午後九時を
回っている
起きていられる自信が無い
なぜなら、徹夜明けである
「やあ、大丈夫そうだね」
男は、そういって室内に入ってくる
それは、昼のような格好の
例の刑事であり
先輩が、おでんを食べながら
それを差し出している
どうやって食べるというのだろうか
男はそれを、断りながら
パイプ椅子を出して座る
「一応、安全だとは思うが
しかし、まあ、今夜は、僕もここに泊まることにするよ」
ひどくやつれた男の顔は、私以上に疲れているに違いない
「大丈夫ですか」
私自身のことであるが
相手に対して、私は言う
「まあ、暇ですし」
人は何を持って暇と言えるのだろうか
それは安全な時間か
それとも何もしていない時間を暇だと言えるのだろうか
いんにゃ、そうではないだろう
「すいません」
男は、軽く手を振って、部屋を出ていった
この場所は、四階
窓の外は、駐車場のはずれ
誰もいないフェンスが見える
精々自転車が止める程度であろう
「ごちそうさまでした」
いつの間にか、すべてを食べ終えた社長は、トイレ行ってくると退出する
電気の下
一人安穏と考えてみる
ここはある意味
安全な場所だ
この場所にもしも
危ない奴が現れても
それなりな対処があるに違いない
まあ、巨大な電波塔が倒れてきたら話は別だが
それも、つい先日倒れてしまった
あの建物がピンチを迎えたのなんぞ
怪獣映画でモスラかゴジラが来たときくらいであろう
頭の中で、紙袋をかぶった
不審者と、電話
そして、昼過ぎの事務所の達磨の遺骸
私は結局
何を、されたというのか
何をしていたというのか
蛍光灯が、影を濃く、光らす
午後0時
ラジオの音だけが
かすかに聞こえる
かすれたようなオペラが
ノイズとともに流れている
電波状況が悪いが
アンテナを更にのばすようなことはしていない
室内は暗く
赤いわずかな明かりがついている
外は常に電気がついており
二十四時間のコンビニよりも、幾分
ましな選択のような気がする
「こんばんは」
その声が、誰から聞こえたのか分からない
外で、騒がしい音が聞こえる
気がつくと社長が
何かを手に持っている
バットだろうか
黒くながいそれは闇の中で確認できない
「確保しろ」
扉の外でそんな声がする
私は、暗い部屋で、ただただ聞き耳ばかり立てていた
辺りが大分静かになった頃
扉を開けると
騒然としたように
辺りの低い棚が巻き散らかされ
暗かった廊下には、電気がすべてつけられている
「どうしたんですか」
私のと問いに対して
例の刑事さんが
中に、入ってきて電気をつけた
「いえ、実は、あなたがみたかも知れない男が、進入したので
確保しました」
それは一体どういう事だろうか
「どこまで入ったんだ島々」
先輩が、初めて男のみ名字だろうか
口に出して言う
髭が伸び始めた
顎で
「いや、はじめは、トイレかと思ったんだが
いきなりカウンターの内部に進入して
一直線に
この場所まで来たんだ
驚いたよ
紙袋をかぶった男が、
うつらうつらしている
僕の目の前に走ってきたのは
幸いにして、男は、武器は持っていなかったから
数人の警官が、取り押さえる途中で
暴れたせいで打撲しただろうが
万事、一応確保という形が取れたよ
君、この人知り合いですか」
刑事は、画面に映し出された写真を見せる
そのスマホには、良く知る人物
後輩の顔があった
「それで、何でそんなまねをしたんだ
残念だが、イタズラにしては度が過ぎる
目的は何だ」
目の前の細身の眼鏡の男は
深く椅子に腰掛け
黙秘を続けている
たまに飲み物は飲むが
それ以外に、話しそうにない
「どうしましょ、こちらとしては、まあ、事をあまり大きくしないと言うことも出来ますが
問題は、どちらかと言えば、
あなた方にあります
ここであの方の
若本さんが、起こした行動を、すべてが、フェイク
つまりは、演じてやったというので有れば、厳重注意とします
しかし、もしも、あなた方に、危害を加える目的でやったので有れば、外に出すのもやぶさかではなく
脅迫 や公務妨害で、とりあえず保留にも出来ます
どうです」
社長は難しそうな顔をして
細い目をしかめている
「ちょっと合うことは出来ますか」
男はうなずき
部屋に一緒にはいっていく
「どうして、何を、やりたかったんだ」
後輩は、目を伏せて話さない
「あれは、ジョーダンだったのか」
後輩は、いきなり立ち上がり
社長に、襲いかかったように見えたが
すぐに取り押さえられる
どう言うことだろうか
社長が何かをしたのか
しかし、それなら私はどういう意味があるのだろうか
「もうすこし、ここで保留ですね」
そう言って、刑事さんにつれられて
私は、社長の家に、その日向かうことになった
時刻は、午後三時を回っていた
「キジマちゃんは、この部屋で、良い」
そこは、和室であり
周りには、古いタンスが並んでいる
その中央に、布団が引かれ
そのにかいの部屋で
私は、目を閉じた
「おまえを殺す」
そんな声が、暗闇の中で響く
目を覚まそうにものしかかられているように
体が動かない
助けを呼ぼうにも
肺に穴があいているのか
声がでない
誰か
私は、もがく中で、ゆっくりと倒れる鉄塔を見た
「あんた、大丈夫か」
目を開けると
電気がついており
ウェーブのかかった髪が揺れている
社長の側柿さんだ
私のみ引かれた目は、すぐにしたに向いたが
血が漏れているようなことはなさそうである
もちろん
布団をめくったが
尿が漏れていることもなさそうだ
「すいません」
悪い夢でも見たのだろうか
しかし、見た物はなく
いや、暗闇と声が聞こえたのだ
あと、身動きがとれなかった
「大丈夫、これでものんで」
差し出された麦茶の温かい物を
湯飲みから飲む
厚い飲み口であり
重たい重量がある
時間は、五時をすぎている
たった2時間も寝ていない
「今日は、会社は、休み
あんたは、今日一日、ここにいたらいいから」
そういって、先輩は、たわいもないことを、喋っている
しかし、何か突発的だ
これは、悪い夢のドミノ倒しなのだろうか
それにしては、マイルドな世の中に対して
あまりにもスピーディーだと言わざる終えない
これは誰かの引き金だとしたら
何の得があるのだろうか
後輩にしても
私を、急にねらう意味が分からない
と言うか、得がないだろう
世の中には、誰の得に
いや、趣味思考が違うと言う物がある
しかし、それは、あくまでも自分か
それを信用できる人間であり
それを、理解できない人間にまで押しつけることは
あまりないだろう
それこそ、絶対の真理として疑わない以外は
私は、何か、危ない宗教の勧誘でもうけているのか
そうなるとあの後輩が
それに当たるが
そんな風には見えないし
いや、なまじ、みえていなくても、そうだとしても
それで、あの行動を起こすとはとうてい思えないのである
殺人予告
怪しげな影
達磨の死体
これにより
終末論でも実現させたかったのか
それとも、誰かに、宗教にはいれば救われるとでも
短絡的に言ってしまいたかったのだろうか
実にばかげている
宗教とは、歴史であり
オカルトではない
救世主ではなくそれは、統計のような絶対にちかいもの
良くも悪くもながいものは、そのすべが長く
それ故に、術にもたけている
それにしても、要領を得ない
インドかどこかで、殺人教団が、昔合ったという
暗殺教団もどこかの国にあったというが
殺人の場合
それは、原始的宗教のように
生け贄をしつようしたという
それが、人間であり
それは、人を殺すすべにたけており
そして、そこで行われることにより
神への功徳とされるわけだ
ただ、それが日本であるとは考えにくいし
それが、もし、飛行機が落ちるくらいの確立で
私の目の前で、起こったとしても
それが、犯行予告か
不幸のメールの類かは、分からないが
もし後者なら
警察署に飛び込むとはとうてい思えないし
考えにくい
前者であるので有れば
果たして、何が、得られるのだろうか
怪盗は、犯行予告を、何かを欺くように出すという
この場合、じゃあ、彼は、何をしようとしていたのか
分からない
しかし
私は、妙な、ひらめきを胸に
妙なことを考えていた
それは、ひらめきと言っても良い
私は、社長
そして、後輩の居るであろう
警察署に向かう
そこで、考えていたことを話した
「まず
まず持って、どうもこれは、妙だったんです
あまりにも不可思議すぎる
この世の中は、ファンジーじゃない
だからこそ、遊園地や娯楽があるのです
皆が、一日中お花畑というわけではないからこそ
世の中回るのです
しかし、それでも、われわれは、有る程度の対価を支払い
その行動を得ている
または、受けている
もし、これが、それに値するので有れば、
なぜ後輩は、このようなことをした
それは、夢であったら」
刑事が、口を挟む
早朝であるが
まだ仕事場にいたのであるから
何とも勤勉きわまりない
「夢・・これがか」
私は言う
「ええ、人それぞれも止めるものは違います
それは、白馬に乗った王子様だったり
二次元状の文字列であったり
中には、推理小説か怪奇譚のように、奇っ怪な怖いものを求めることもおおおうにあります
もしかすれば、後輩君は、それを、私に、したくで
ここまでのことをしたんじゃありませんか」
私は、全員を、見渡すと
最後に後輩の顔を見る
それはうずくまるように、椅子の上で、下を向いていたが
不意に
高笑いをするような
ひくつくような声を
井戸のそこから出すように、のどから漏れ出させた
「ヒィイイィヒヒイイイ
バレましたか」
その反応は著しく
背後の警官が、取り押さえようかと思案しているようでさえあった
「そうです、夢を与えるには、それ相応の対価を支払わなければなりません
それは、真実味が真実で有ればあるほど現実感を増し
現実にウマれることになる
バレてしまえば、仕方有りませんが
今回は、先輩に天晴れと言うしか有りません
脱帽この上ないです」
そう、先ほどまでの無言とは打って変わって
それは普段の頭のねじが二三個たまに飛ぶ
後輩の姿に戻ったような気がしており
その姿は、それを普段見ていない
警察官にしてみれば、恰好の不審者と言って差し支えないだろう
いや、不審者すぎて逆に素通りするに違いない
「しかし、君、もしも、私がそれに気がつかなかったらどうするつもりだったんだい」
後輩は、ニヒルに笑い
くくくと漏らしながら
「真実味がなければ、現実には生まれない
どうしたでしょうかね」と
「ちょっと待て、じゃあ、襲わなかったんだよな」
私の問いに後輩は
ええと答え
口の中から手品にかなにかのように
妙に細いナイフかはもののようなものを
取り出す
「途中で、捕まってしまったので
誠に残念きわまりないです」
私の背筋に冷たいものが走る
「じゃあ、捕まらなかったら」
後輩が目の前で、刃物の先を摘むと
銀紙がはがれて
茶色いものがのぞかせる
「さあ」
危険きわまりない行動を自供するが
妙に、大げさである
それに、私が言わなければ
ここにそれまでいたというようなことを言う
実に奇人じみている
そのあと、こっぴどく怒られた後輩を、連れ
仕事場に戻ることになった
厳重注意である
それも社長のおかげであろうか
どちらにしても、妙な話である
お金さえもらわなければ二度とやりたくないほどに
私が、後輩に、頼まれたのは、
事が起こる二ヶ月ほど前だっただろうか
彼は、私に、こんな提案を持ちかけてきた
宝くじが当たったから、探偵がやりたい
私としては、それは何かの冗談か
それともかなり小さなものかと考えたが
しかし、彼は、先輩のアルバイト料だと言って
一千万を、取り出し
その上
仲介料として五百万を、渡した
それが何の意味があるのか
それに対する、内容をきいて
納得した
つまり、私は、それを、知らんぷりしろと
幸いにして、幼なじみに、刑事科の人間もいるし
地元の知り合いも、警察署に勤めている
それを含めても、やりたいという狂気に
私は、大人として、人はそこまで、変質してしまうのかと思う反面
そこまでして使う金が
こういう事だと言うことに
面白味も感じた
私は、若本に一千万を、出して
例の話をした
つまりは、電話や不審者
そしてよく分からない脅迫
正直、この値段をかけるので有れば、もっとすごい謎を、しまかなんかでやればいいとは思うが
しかし、何か思うところがあるのだろう
それに、警察を巻き込むのだ
それが目的かも知れない
彼は、それを、許諾
私は、地道に策を練り
安全な方へと
その話を、動かしていった
それこそ、その日の警察署の
人員の輪番を
この地域の人間だけでほとんど構成するほどに
そして、事件は、決行した
物事は、おもしろいほどに
すすみ
キジマちゃんが、面白がってくれればいいが
最後の謎を解き
すべては、ジエンド
実に高い打ち上げ花火である
しかし、無意味の中におもしろさが潜んでいるのかも知れない
そういう無駄遣いは、好きである
何せ
江戸っ子である
宵越しの金は持たないに限る
私はそう思いながら
またソファーに横になり
仕事の算段を始めている
さてどうしようか
夜までは長い
昼間の十二時をして
私は、人の倍以上の仕事を終わらせている
しかし、居ないわけにも行くまいと
眠りの門番をたたくのである
警察に捕まってみたい
しかし、実際にそれで刑務所に行くなんてごめんだし
それに前科がつくのもイヤだ
しかし、まるでドラマのように
追われ捕まれ
そして、留置場に
盛大に入りたい
入りたい捕まりたい
しかし、罪には問われたくはない
そんなことは、頼まれてもイヤだ
しかし、目の前には、それを、許容してくる
存在がいる
お金が、山のように、有る
しかし、千五百万といえども
その小ささは目に余る
すぐにリュックに入ってしまう
しかし、許容されている
私は、それをもち
ある人に話しかけた
それは、金など不要である
しかし、相手が、受け取るかどうかもまた不明なのだ
キジマさんに、私は、昼食の時に誘い
その話を、個室で行った
実に優雅な時間だ
私が個室なんて使ったことは、あまり記憶にない
焼き肉だって行ったことがない
しかし、あの千五百万
からではなく、自腹で、自分のお金で、先輩を誘い
それを行った
実に優雅な話である
先輩は、あまり乗り気ではないようである
しかし、まあ、断らなかった
無頓着というか
いいえといえ無いというか
そこら辺が、妙に中性的なのだ
私は、その日から、周りの警官が、けがをしないように
細心の注意を払えるように
体を鍛えることを開始した
生まれて初めて、道場に行ったが
三日でざぜつ
し、仕方なく
通信を、みながら
毎日五キロの走り込みを開始した
そして、事件を起こす
三ヶ月も立つ頃
私の体脂肪率は、著しく低下し
ふと、これではただのランナーではとも思ったが
私は、その夜
いつもの深夜のランニングのように
駆け抜けた
一歩遅れ
あわてたように、走ってくる
警官を前に
私は、走り抜けた
彼らが望むように
それは、意外性をもち
終焉を迎えた
結局暴れる途中で
真剣みか
はたまた、私の技術の足りなささを、露見するように
私は、ゾンビでも襲われるように
人の渦の中に沈んでいた
ただ、赤子のように
私は、子供のように、暴れ
多数、けがをさせてしまったかも知れない
しかし、注文通り
私は、怪人を、演じた
刑事を始めたきっかけも
元はと言えば、探偵になりたかった
それも名探偵だ
しかし、現実に、それに有する
謎など無く
みな、現実の不満から成り立つ
突発的な苦しみからくる暴力だ
それが、知的であっても
所詮金だつまらないものである
私は、そんな毎日を、送っていた
こんなものは、すべて同じだ
まるで、同じ事の繰り返しである
犯罪ではない
こんなのは、日常だ
殺人を犯すのは、現実にすり切れた
偽善者か
ただの犯罪の方が手っ取り早いと感じた異常者か
どちらにしても、やむにやまれぬものであり
自ら、美学を語るものなど存在しない
平和が、一番ではある
しかし、安全な中で、何かと戦いたいではないか
それは、けがをしたり死にたくないのではなく
ただ、それだと周りに迷惑がかかりすぎる
それ故に、それは、遊びににている
しかし、一つの戯言として
突発的な防災訓練
犯人が、よく分からないことをする奴が、
よく分かる原理で、我々が知った上で来たら
それは、サンタや節分の鬼
いや、空想状の敵とでも言うべきか
何かと、戦いたい
何かを守りたい
それが、身内ではなく
気軽な敵として
そんなある日
有る提案がなされた
それは、大きな企業である
すべてを牛耳っていると言っていいほどの
大財閥である
政治にも精通し
国の見通しの半分は、それに傾倒しているともっぱらの噂だ
そんな連中が、言うのだ
見逃す代わりに
一千五百万やる
私は、はじめは疑った
僕自身そんなものはじんじられない
しかし、上から、話が来たとき
私は、捨て金が出来たと思った
どうせ、表沙汰に出来ないのだ
何か、おもしろいことはないだろうか
そんな、小さな余興として
私は、妙な目つきをし
刑事課の奴らに、何度か、マークされた
同じ学校の奴がいる会社を、思い出した
奴は確か、変わった思考を、持っている
同人誌や
購入履歴
言動
私は、奴を喫茶店に呼び出した
「僕の話を聞く気になったかい」
なんとなしに、話した内容は
事実 金よりも重要なようであった
パフェを食べ終え
店を出て、考える
つまらない
しかし、まあ良いだろう
暇つぶしとは、つまらないときにするから
暇つぶしなのだと
果たして良いのか
私は考える
いいわけがない
しかし、なぜか、心が言うのだ
それは、大怪獣のように
職務 ルールとは別に
私は、思う
あと十センチ
一メートル
何も考えず
この掘削機を動かしたら
命令
それは絶対である
誰がなんと言おうと
それがルールであり
私は、それにすべてをかけてきた
逆に言えば、それ以外無い
行動も、自分の意志も
何もかも
それすべてを投げ捨てて
私は、これを動かしているのだ
たとえなんと言われようとも
性格に、言われたとおり
すべての破滅も、ありの巣を壊すように、意味はない
私は、暇に暇を持て余している
何をしても意味がない
何もしなくても意味がない
すべてが削られたさいころを
正確に転がす意味がどの程度有るのだろうか
私は、怪獣のように、すべてを、壊してみたい
この中心部を、バラバラに瓦解させ
いや、良い
自分の出来る範囲だ
あの人も言っていた
家宝は寝て待てと
出来る範囲
怒られない範囲で良いのだ
所詮 自分で直せる事しか
壊せないのである
目の前の遠くの方で、
青い鉄塔が
白く鈍い銀色を輝かせながら
倒れていく
事前の準備は、万端だった
予備練習も完璧だ
倒れる位置
すべてが、パーフェクト
すべてが、何でもない
直せる程度である
すべては、意味がある
目の前の巨大なジオラマ
その精密な上には、
赤い鉄塔が倒れ
私は今、青い鉄塔も
その指で、ゆっくりを、はじくと
それは、大通りに倒れていく
すべては、無意味だ
さりとて 無意味でなければいけない
真実などつまらないものだ
いつも本当を考え
おもしろさとの天秤に揺れている
しかし、たまには、うそをつきたいものだ
宇宙人の襲来を、
ほとんど判定できない類の映像で流し
全人類を、嘘に落としてしまいたい
しかし、そんなことは出来ないし
それに賛同することもない
いや、責任問題がかかりすぎるし
それに、そんな責任は負いたくないものである
しかし、それが、何の責任にもならず
そして、広告費として一万五千万円もらえるなら
それは、何が何でも
自腹を切っても
そして、それがやりたい奴を知っている
たとえば、それが、映像でなくても
嘘のテロップを入れるだけで
今まで、信じていたものを
誰も疑わない
それが、何のリスクもない0だとしても
それが嘘でも疑うことはない
情報とは、回っている
それが、とある会社でも
それが、そば屋の噂話を耳にした程度でも
千五百万円というはした金を渡されれば
そして、責任が、問われなければ
自分は貰った一千五百万円を前に考えていた
これで何をしようかと




