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豪雪超人ユキダル・マー チンチロリンの恐怖(雪だるま対サイコロ)

作者: 夏川冬道

(これまでのあらすじ:豪雪超人ユキダル・マーは卑劣な人質戦術に屈し、生死をかけたチンチロリン勝負をせざる得なくなっていた。相手は百戦錬磨のイカサマ師、賽の目太郎。ユキダル・マーは賽の目太郎のイカサマを見抜けるか!?)


「ククク……ユキダル・マーよ、次の勝負に負けたらお前は切腹だ! どうだ恐ろしいだろう」

賽の目太郎は勝ち誇ったような表情でユキダル・マーを見る。

(まずいぞ、ユキダル・マー……相手はおそらく微弱な念力でサイコロの目を捜査している。しかしイカサマの指摘は困難を極める! これでは奴らの思うつぼだ! 一体どうすれば!?)

 焦燥感に苦悶の表情を漏らすユキダル・マー! これは勝負ありか!?

(しかし、まだ何か打つ手があるはずだ! 何をすればいい!)

 ユキダル・マーは必死に打開策を探る! しかし妙案は出てこない!

「どうした、怖気ついたか!? もう降参ということにしてもいいんだぞ!」

「くっ!」

(こうなれば、南無三!)

 ユキダル・マーは覚悟を決めた表情でサイコロを構えた!

「早く投げろ、ユキダル・マー! お前の敗北を決定的にする一投をな!」

 ユキダル・マーは静かにサイコロを投げ入れた! サイコロの目はまさかのピンゾロ! 賽の目太郎は目を見開いた!

「ユキダル・マー! 一体サイコロに何をした!」

 賽の目太郎はサイコロを改めるためにサイコロに触れるがサイコロと茶碗がくっついてて取れない! ユキダル・マーは冷気でサイコロの接地面と茶碗を固定したのだ!これではイカサマを確かめることすらできない!

「クソっ、俺の負けだ!」

 賽の目太郎は敗北を認め爆発四散! ユキダル・マーの逆転勝利だ!

「これで人質は敵から解放される……」

 しかし、ユキダル・マーはどのようにしてピンゾロを出したのか?それは永遠の謎であった。

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