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夜と僕

作者: スピカ

初めて一人で夜中に外に出た。

今までは襲われるから、と脅されて怖くて行けなかったけど、今日だけは特別だった。


僕のお母さんは性格が悪い。

お母さんの母親…僕からするおばあちゃんの性格が悪かったから、というのが理由だと思う。


僕の好きな人を貶された。

わかってほしかった。誰よりも認めてほしかった。

…けど、分かってくれなかった。


僕の好きな曲を、好きな物を、面白いと思った物を、僕の味方でいてくれた友達を、


あの人は馬鹿にしたのだ。


許せない、辛い、苦しい、憎い、

負の感情で押し潰されそうだった。



だから、反抗してやったのだ。



何でわかってくれないの、どうして馬鹿にするの?

そんな気持ちもあったのかもしれない、今となってはどうでもいい事だ。


反抗的な態度をとった僕にお母さんは、偉そうな口をきくな、と言った。


僕は納得がいかなかった。どうして僕は貶されて、傷を付けられるのにお母さんは何をしても許されるのか。どうしてお母さんにだけ一方的に傷を付け続けられないきゃいけないのか。


やり場のない悲しみと怒りと憎しみと辛さと無力感。


僕は耐えられずに家を飛び出してしまった、ということだ。


いつ刺されるのかビクビクしながら街を歩いていた。

見慣れた光景が、音が全て別のものに見えた。

酒の匂いをまとった、だるそうな大人が横を通り過ぎた。


信号を待っている時間がやけに長く感じられた。

自分が何処へ向かおうとしているのか自分自身にもわからなかった。


ただ、今は独りになりたい。静かな空を見ていたい。そう思っていた。



ふと空を見上げた。

あと数日で満ちる月だった。

オリオン座が光っている。冷たい風が頬を撫でた。


苦しかった心が少しだけ楽になったような気がした。



こんばんは☪︎夜と僕を読んでくれてありがとうございます。

初投稿なのでまず読んでくれる方がいるか心配ですね。。

作者である僕は星がすごく好きなんです!!

星とか夜とかのお話がいいなぁ…って思って思いつきで書きました。

語彙力が足りてない部分が多々ありますが、ここまで読んでくださった人、本当にありがとうございます。

またお会いしたいです⭐

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