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狂気で染まる世界に  作者: やきうの民
1章 傀儡
2/2

データ2: 宮城 力也 <バーの見習い>

「携帯、壊れたりしないよな?してないよな?」間違いなく無事だ。そう言いきるためにもう一度さっき掘り起こしたバックアップを確認する。


 うん、大丈夫だっ…


 ピコン!!


『更新されました』と、ホッと一息入れる間も無く先ほどのウィルスから通知が来た。はぁ、無視だ無視だ。それよりもさっさと風呂入って着替えて仕事に行く準備しない_と___



 空気を裂くような摩擦音が耳に入ってきた。



 ____「先に昼ご飯食べるか」

 何故か一瞬にして自分の思考を上書きされた。いや、今までだって突然気分が変わる事はあった。不思議な事でもないはずだっ__た___


 深く考えないようにしよう。


 頭ではそう考えていたが体が決定なんぞお構い無しにあのウィルスを開いていた。


「なんで開いてるんだろう…」そう思いつつもアプリが開くと始めの時と違い


『ぼうけんの書』

 データ:1 宮城 力也 ロード回数2回


 となっていた。なんで俺の名前が、、そもそもなんだよこいつは……気味悪くて仕方ない。

「ちょっと前にウワサになってたAIが人をどうこうって奴なのか?」何か1つ気になり始めるとどんどん思考が多くのことで張り巡らせていく。


「考えてても仕方ないか、切り替え切り替え、今から仕事がなんだ。」わからないものはわからない。知らないものは知らない、それでいいんだと言い聞かせ昼食の準備をする。とは言ってもカップラーメンだから湯を沸かすだけなのだが、


『更新されました』


 また通知が……何かすると、いやしようとすると?なのか?通知を飛ばしてくるのだな。つっこみたいところが多々あるが何も触れないことにしよう。



 …昼食を食べ、風呂に入り着替えも終わりいざ仕事へ____



「の前に一旦薬局寄るか」…まただ、なぜか自分の意思とは関係ないところで動かされているような感じがしてならない。

「なんなんだよ今日は……」思わず言葉にも出てしまう。


 さて、薬局で頭痛薬を買い、職場に着き開店準備を済ませたところで営業前だと言うのに来客が入る。

「いらっじゃいませ。営業時間前なのですがいかがいたしましたか?」どこかで見たことあるような、男?にひとまず挨拶を…


「宜しければ、貴方様にこれから起こる事を占って差し上げましょうか?」



 ………想像の外からの回答にかえ____

「そうですね、見ていただけるのでしたら」…はい、快く受けようかと思わされました。


『更新されました』

私自身もよく考えていることとやっていることと言っているが違ってたりします。

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