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狂気で染まる世界に  作者: やきうの民
1章 傀儡
1/2

データ1: 宮城 力也 <バーの見習い>

処女作になります。

何か物語を作ってみたい、そんな心で書いたものになります。

至らない点が目立つとは思いますが長い目で見てください。



さておき、前書きです


こんな事を思ったりした事はないだろうか、『自分がこれから起こす事全てが誰かの手によって操作されているのでないかと』そう、まるでゲームのPCのように……

「……あれ?」


 なぜか違和感を感じる。何かまではわからないけれども、確かな違和感を感じてしまう。

「昨日は飲みすぎたかな、はは…二度寝しよ。」







 20XX年 5月に入り、ゴールデンウィークになると世間は騒がしくなる。

 だがそれに反して僕の仕事は増える。なにを言おうとバーで働く以上は世間の休みが僕の繁忙期なのだから!


「はぁ、今日も出勤かーーー〜〜〜ぁぁぁ…」今日でついに8連勤に入る。今のため息は疲労やストレスなどから来るものではない。単純に『休めない』その事実を受け止めたくない心からくるため息だ。


「起きるか、あ……あ?え?」なぜか違和感が…って、少し前にも同じような感覚を味わってたような…

 部屋に誰かが入ったわけでもない。地震があったわけでもない。しかし自分の部屋に居ながらも自分の部屋に居ないような、どこか落ち着かずソワソワしてる自分が居る。


「あれ?二日酔いぃ……って訳でもないのにすっごい気持ち悪いな。」なんだ?なんだ?何が起こってるんだ?と自分に問いかけ続けた。


「っと、携帯携帯」少しでも気を紛らわせたかった。ただそれだけだった。そうそれだけだった…




  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 《HELLO!!》


 ________






 おい、マジかよ……なんか初期化されてんだけど…

「ふざけんなよぉ、、、」色々な情報が全てスマホに入るこの時代、それが消えるということはどれ程までに苦痛を味わうものか…それは不安や恐怖を全て吹き飛ばし、果てしない怒りを生むものである。

 兎にも角にも昨日までのデータを取り戻すのが先決、寝起きで正体のわからない違和感に襲われ、さらには携帯の初期化をされる。これほどまでに最悪な目覚めはこれまでも、これからも起こることなんて決してないだろう。絶対ない!


「なんとかバックアップできたものの、結構色んなものが消えたなぁ……はぁ、だりぃ」戻せたのはみんなの連絡先やスケジュール、メモなどで写真や動画は取れていなかった。

「今度みんなから送ってもらうか」そう言いつつアプリを取り直していたら、見覚えのないアプリが1つホーム画面に出ている。

「お?これウィルスか?見たことないしこんなの、とりあえず消しとくか」と、アイコンを長押しして消そうとした。


ドクンッ!!


何かが体を巡った?のか?ハッキリとした心音を聞くと共に開かれたアプリが……




『ぼうけんの書』のタイトルだけが表示された画面だった。


はぁ、、、はぁ?よくわからないしさっさと消そう。そう思いホーム画面に戻り、再度アプリの削除を試みた。が、なぜか×のアイコンが出ない。

「うわ、これまじでウィルスかかったかもなぁ、最悪だわ。」

実際に起きたらまだ夢だった。とかそういう体験って多かったりすると思う。

その違和感って夢だとは思えないほどに体が覚えてしまっていたりね


それを夢のままに自分の想像のままに広げたような世界なのだと思います。

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