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日の出③

 当てにならない二年生に構わないで、直ぐに三年の教室に上がり前の部長に相談した。


「いいねぇ!俺たちは大学受験もあるし棋道部全体って言うのは良い企画だと思うよ是非参加させてくれ」


 と、こちらは二年生と全く違う快い返事が返ってきたうえに、三年生の招集と部活担当の先生への連絡も引き受けてくれた。


 当然のことながら慌てたのは二年生たちだった。


 三年生の先輩が行く。


 そして後輩の一年生も。


 二年生だけ出ないわけにはいかない。


 へぼな部長と副部長が二年生部員に声を掛けて回ったが二年生で参加するもの誰もいなくて、人数合わせのために部長と副部長は渋々参加する事になった。




 一月一日午前四時。


 自分で言い出したことなのに、起きるのが辛かった。


 布団を抜け出し曇ったガラス越しに見える景色は、まだ真っ暗。


 ふと、なんで俺はこんなにも俊介と榎田さんの事に対して首を突っ込んでいるのだろうと思う。


 榎田さんは確かに俊介のことが好きだとは思うが、俊介はどうなのだろう。


 もし仮に俊介と榎田さんが付き合うようになったとして、俺の不安は完全に拭い去ることができるのだろうか。


 そして一番肝心なことは、これで秋月穂香への思いが成就されるのだろうか?


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