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200文字小説集

君の笑顔が最高のご馳走(200文字小説)

作者: 日下部良介

 自転車のカゴには食材が詰まったスーパーの袋。

 自転車を押す僕の隣で彼女がビートルズを口ずさんでいる。


「模様替えしたのね」

「うん」

「なんか新鮮」

 部屋を眺める彼女の横顔が初々しい。

 僕はキッチンで食材を調理する。

 彼女はフローリングの床に腰を下ろす。

 冷蔵庫から冷えたバドワイザーを出して彼女に放る。

「サンキュー!」

 二人で同時にプルトップを開ける。

「乾杯!」


 ガラスのテーブルに並べられた料理。

 そして、彼女の笑顔。





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― 新着の感想 ―
[良い点] なんか、何かと理由をつけてはバドワイザーですね。 最初の一本で私はきっと気絶しています。 でも、桃色の夢をみているかもしれません。 燦々と降り注ぐお天道様の真下で、日焼け止めクリームを塗…
[一言] 拝読しました。 バドワイザーにいくらかもらったのですか?(ムフ)
[一言] ほのぼのした、幸せカップルのお話ですよね。 読んでいて、心がほっこりします。 この御夫婦、素敵ですよね。 憧れます。
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