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流浪の軍⑨

 後はパクトさん周辺の兵糧や新しく入る者についての内容だった。 兵士も先の一戦で一気に増えていた。そろそろ、本隊と別働隊を分けた方がいいかもしれなかった。


「頭領はどうですか?」


 ハイドンが唐突に尋ねた。頭領とはセイウンの事である。


「オルバス騎士団を破って以降、調練に熱が入っているよ」


「それはよかったですね。兵士達の励みにもなります」


「そうだな」


 セングンは、こくりと頷いた。正直言ってほっとしたのである。以前のセイウンは調練に出る事も嫌がっていたが、オルバス騎士団を破った事が自信に繋がったのか、調練に熱を入れ始めていた。特に入れているのが騎馬戦だった。


 バルザックやデュマと相談しながら、騎馬の陣形を組んでは解除し、組んでは解除するの繰り返しをしていた。


「ただの戦争馬鹿にならないのを祈るがな」


 セングンは苦笑していた。


「まったくですね」


 ハイドンも同調していた。

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