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方城時雨の奇妙でイカれた学園生活  作者: 水面出
序章 -始まるは、日常-
7/46

ep4 部屋割りとメール

ちょっと文章おかしいところがあるかもしれませんが・・・とりあえず、第4話です。


あと・・・すいません・・・後書きの重要な部分変えました。

「そんじゃお願いします」

「は~い」


俺は気絶した出雲を保健室に連れていった。

どうやってだって?


抱き抱えていったに決まってんだろ。


背負うとなんかいろいろ背中に当たりそうだからな・・・


出雲も一回目を覚ましたんだけどさ、なんかあうあう言ってまたすぐ気絶しちまったんだよな。


一体何でなんだ・・・?



その後午後の授業も滞りなく終了した。



で、終わったはいいけど・・・この学園は全寮制。

そのまま自宅に帰るなんて事はない。

皆それぞれの部屋に行くんだが・・・ここでひとつ問題がある。



俺の部屋は一体どこなんでしょう?



生徒の部屋割りは貼り出されるんだけど、どこを探しても俺の名前が見つからないんだ、これが。


どういう事?


俺には部屋はないってか?


くじで入学が決まった俺には部屋はないってか!?



「あ、方城君」


名前を不意に呼ばれた俺はその方向に顔を向けた。


「方城君に伝えたい事があったんです」

空巻先生・・・だっけ?


「方城君、先生の名前はきちんと覚えましょうね。血祭りにしますよ?」

怖っ!

っていうか心を読んだのか!?


「別に読んでませんよ」

「じゃあエスパーっすか!?」


「エスパーでもありません。そんなことはどうでもいいんです。私はあなたに伝えたい事があるって言ってますよね?」


「あーはい。なんっすか?」

「態度が良くありませんね。肋骨折ってそれを肺に刺しますよ?」

怖いなホントこの人・・・


「また失礼な事を考えてましたね。〔ピーーーーーーー〕しますよ?」

「すいませんでしたあ!!ご用件はなんでございましょう!?」


今のは駄目だあーーーーーー!!

怖いとかそういうレベルじゃない!!!


公に出せる言葉じゃなかったーーー!!


「では用件を言います。えーと・・・ですね。方城君、部屋割りの貼り紙に名前がないのは気付きましたか?」

「はい。何でっすか?」

「単に理事長が忘れてたそうです」







・・・・・・







「ちょっとあの理事長泣かしに行っていいっすか?」

「ダメですよ。仮にも理事長なんですから」


『仮に』って言っちまったよ今・・・


「先生、何であの子供が理事長なんすか?」

「特例だからです」

また来た特例・・・


勘違いしてねえか・・・?

特例は何でも許される言葉じゃないぞ・・・?


「ただ特例な訳ではありません。ああ見えて理事長は学力は高いんです」


全然そんな風に見えねえ・・・

「どんな風に高いんすか?」

「IQ200だそうです」


嘘!!?


あれが!?


「私も正直信じられませんが、本人はそう言ってました」


嘘臭え・・・


「話が脱線しました。本題に戻ります」

そうだった・・・

「え~と・・・で・・・俺の部屋はどうなるんすか・・・?」

「安心してください。ちゃんと手配しています」

「そうっすか」

「相部屋ですが」


えー・・・一人が良かった・・・


「文句があるんですか・・・?」

「いえ!ないです!」

今睨んだ・・・!人を睨み殺すかのように・・・!


「それで、方城君の部屋は、808号室です」

「808っすね」

そして空巻先生は俺に鍵を渡した。


「なくさないでくださいね?入れなくなっちゃいますから」

「はい」

「まあそれはそれで面白いんですけどね」

「はい・・・!?」


なんか今、また怖い言葉が・・・


「それでは私はまだ仕事があるので」

そう言うと空巻き先生は職員室の方へ歩いていった。


さて・・・俺も自分の部屋に向かうとしますか。






SIDE 出雲


「はっ・・・!」


・・・あれ?ここどこ?

「起きました~?」


ベッドのカーテンが開いて・・・


校医の岸田先生・・・?

って言うことは・・・ここ保健室・・・?


「食事中急に気絶したって、方城君が連れて来てくれたんですよ~」


時雨が・・・えへへ・・・


「天崎さ~ん、顔がニヤついてますよ~?」

「はにゃ!?」

顔に出てた・・・!?


「天崎さん、もしかして・・・方城君のこと好き?」

「・・・!」

おそらくその時の私の顔は茹で蛸のように真っ赤だったと思う・・・


「顔が赤いですね~。これは図星ですね~」

「あうあうあう~・・・」

バレた・・・あんまり人に知られたくないのにぃ・・・


「大丈夫ですよ~!私は応援しますから~」

「はうあ~・・・」

おまけにこんなことまで言われるなんて~!

顔から火が出そうだよ~!


「それだけ赤くなればもう大丈夫ですね~。自分の部屋に戻っていいですよ~」

「は・・・はい・・・」

私はベッドから降りて保健室を出た。



あ・・・そういえば私、まだ部屋割りの貼り紙見てないや。



私は貼り紙があるところへ行き



え~と、あ!あったあった!





808号室か~!






SIDE 時雨

「おお・・・!!」


俺は部屋に入ってまずこの一言が口から出た。

いや、おおげさかも知れないけどマジすげえんだって!


まず広いんだよ。20畳以上は軽くある。

そこにフカフカそうな大きなベッドが二つある。


最新型のブルーレイが搭載された薄型テレビに、パソコン二台は置けそうなパソコンスペース。


内装も結構凝ってるし、こりゃあそこら辺のホテルのツインより豪華だ・・・!



洗面所も広くて綺麗だ。トイレも落ち着いた感じになってるし、シャワールームもいい感じだ・・・!



寮で生活ってあんましいいイメージなかったけど、全然問題なかったな・・・!




とりあえず・・・


ボフッと音を立てて俺はベッドに寝転んだ。

「あ~~・・・」


我ながら気の抜けた声だ・・・


すげえフカフカしてるぞこのベッド・・・


このまま寝そうだ・・・



そういえば・・・相部屋なんだっけ俺・・・


誰となるんだか・・・


まあ誰でもいいか・・・



そんなことを思っていると『ガチャリ』とドアの開く音がした。


「わ~・・・ここか~」




・・・・・・




「広いな~・・・って・・・時雨・・・?」


嘘だろ・・・


まさか・・・出雲が相部屋相手なんて・・・



「何でここに時雨がいるの?ここ私の部屋のはずなのに・・・」

「お前の部屋でもあるが、俺の部屋でもあるんだよ・・・」


「・・・つまり・・・どういうこと・・・?」

理解力が無いバカ・・・


「つまり、俺らは相部屋だってことだよ・・・!」

「あ~なるほど・・・・・・って・・・・えええええええええ!!?」


叫びてえのはこっちだよ・・・


「えっ!?えっ!?相部屋!?私達が!?」

「何回も言わせんな・・・」






SIDE 出雲


えええ!?


時雨と相部屋!?


こんな・・・こんな・・・二人しかいない空間で・・・寝食を共にするってこと・・・!?



あ・・・でも・・・逆にこれは時雨と付き合えるチャンス・・・!?


なら・・・!






SIDE 時雨


「いいんじゃない!?相部屋!!」


いきなり顔が明るくなった・・・

「お前今何考えてた・・・?」

「何も考えてないよ!?」


絶対嘘だ・・・




ったく・・・やっぱり前言撤回だ・・・果てしなく前途多難な寮生活だ・・・



「あれ?時雨、携帯鳴ってるよ?」

「ん?」


あ、本当だ・・・


俺は自分のバッグから携帯を取り出した




メールか・・・

誰からかは想像できるな・・・


俺は送られてきたメールを見た。


【時雨~!

学園はどんな感じ?楽しくなりそう?


お姉ちゃんは時雨がいないから今日からご飯は一人だよ~(>_<)

とってもとっても寂しいです・・・


でもでも!毎日こうしてメールするから!

あとあと!できれば電話もしてくれたらお姉ちゃん幸せで~す!


ということでこのメールを見たらすぐ電話してね~! 】




・・・バカ姉が・・・


「誰から~?」

「姉さんだ」

「・・・へえ・・・・」


ああ・・・なんか出雲の顔が怖くなってきた・・・



と、そんな時に俺の携帯が再びなった。


今度は電話だ・・・


誰からかは・・・もう、分かりきってる・・・


俺は仕方なく出た。


「もしもし・・・」

《時雨~!お姉ちゃんだよ~!》

「・・・」


ああ・・・出雲がどんどん怖くなっていく・・・


「何の用だよ・・・」

《ちょっとー!その言い方は冷たいなー!お姉ちゃんは寂しかったんだよー!》


声でけえ・・・


《あ~そうそう!誰か友達できた~?》

「いや・・・昔の知り合いに会った・・・」


あんまし言いたかねえけど・・・


《誰誰~?》

「出雲だ・・・」

《・・・》


電話越しでも恐ろしい気が伝わってくる・・・


《時雨・・・お姉ちゃんつまんない冗談は良くないと思うな~・・・》

「冗談じゃねえよ・・・」


《・・・・・・泥棒猫があああ!!高校でも私から時雨を奪おうっての!?》







プツン







あ・・・出雲の何かがキレた・・・



出雲は俺から携帯をぶんどった。


「誰が泥棒猫だ!このブラコンがあ!!」

《なに!?その声は泥棒猫・・・!?何でお前が時雨の携帯から・・・!》


「ふん!私は時雨と相部屋だからだよ!」


《なぁぁぁにぃぃぃ!?泥棒猫が時雨と相部屋ぁぁぁ!?ふざけんなああああ!!!》


「ざまあ見ろ!このブラコンが!」

《があああああ!!!泥棒猫なんかに時雨を渡すものかああああああ!!!》

「こっちだってブラコンなんかに負けないんだからああああああ!!」





相変わらず仲悪いなこの二人は・・・


《時雨は私のものだああああ!!》

「なに言ってんのブラコンが!時雨は私のものなの!!!」



・・・




「二人とも!!」

「ああ!?」

《なに!?》


俺は両方に聞こえるくらいの声で言った



「あんましやかましくすると・・・」

「・・・」

《・・・》



「お前らの恥ずかしいエピソードを校内放送でながすぞ?」

「《すいませんでしたああああああ!!!!》」



おお、見事なユニゾン。


俺は出雲から携帯を取り返した。

「姉さん、もう切るぞ」

《あ、ちょっと待っ―――― 》



俺は電話を切った。


「ったく・・・」

「うう・・・」


あ~・・・なんかすげえ疲れた・・・


「・・・あ、そうだ!時雨、晩ごはん食べに行こうよ!」

「あ?・・・まあ別にいいけど・・・」

「やった♪」


ちょうど腹減ってたし・・・



俺は出雲と一緒に食堂へ向かった。

〈次回予告〉

食堂で飯食ってると知らない奴が話しかけてきた。ずいぶんと不機嫌なようだけど・・・



次回 夕食と令嬢



非常に面倒臭い奴に目をつけられちまった・・・

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