プロローグ 方城時雨と入学許可証
はい!始めさせていただきました!初の小説です!まだまだ未熟ですが、暇があったらどうぞ読んでください!
「入学許可通知?俺に?」
「そうだよ~」
姉さんからの突然の知らせに?マークな俺。
「え?なんか話が見えて来ないんだけど・・・」
実際訳が分からなかったんだ。そりゃ確かに俺は受験生(高校のな)で、今は10月だ。
はっきり言うと進路はまだ決まってない。さすがに少し焦っている。と言っても俺の学力なら大体どこでも入れるけどな(えっへん)。
で、話を戻すけど、何で今入学許可通知なんかが来るんだ?
一般入試は2月、推薦入試は1月だ。それにどんなに早く進路が決まっても12月くらいになる筈だ。それなのにまだ希望すら決めてない奴に、しかもこの時期に入学許可通知が来るなんて摩訶不思議極まりないことだ。ぶっちゃけあり得ないだろ。
「姉さん、順を追って説明してくれ。」
「何?姉さんのスリーサイズが聞きたいの?」
誰がそんなこと言った!?
「も~、時雨ったら・・・でも・・・時雨にだったら教えてあげてもいいよ?」
「興味ない。というか聞いてない」
「むー・・・」
何ほっぺたをふくらましてんだよ・・・
「だからな姉さん、何でこんな通知があるのかって聞いてんだよ」
「ポストに入ってた」
当たり前の答えをありがとう。
「時雨~、『姉さん』じゃなくて~昔みたいに『小夜お姉ちゃん』って呼んでほしいな~」
「断る。そして俺の質問に答えろ」
少しイライラしてきたわ。
「冷たいな~でもそこが好き~♪」
頭痛くなってきた・・・
「クールな時雨と・・・あんなことやこんなことを・・・」
あ、もう駄目だこのバカ。
「もういい、とりあえずよこせ」
「あ・・・」
俺は姉さん(バカ)から通知をとった。
「ええと・・・
【方城時雨殿
貴殿が我が光天寺学園に入学することを許可します。
入学式は4月6日朝9時からです。
学園の場所は地図を同封していますのでそれを参考にしてください。
尚、我が学園は全寮制なので当日は必要な荷物を持って登校してください。
それでは会えるのを楽しみにしています。
光天寺学園理事長
湖倉 薊 】
・・・何だこりゃ・・・
「全・・・寮・・・制・・・?」
あ、なんか姉さんの顔が険しくなってる・・・
「そんな・・・時雨と毎日会えないなんて・・・」
バカ発言3秒前
2
1
「姉さん死んじゃうよ~~~~~~!」
いっそのこと一回死んでみたらどうだ?
少しはバカが治るかも知んないぞ?
「や~だ~!時雨と離ればなれになるなんて~!姉さんおしまいだよ~!この世の終わりだよ~!」
大げさ過ぎだ・・・
それにしても・・・
光天寺学園・・・ね・・・
聞いたことない学校だが・・・
他に特に行きたいところがあるわけでもないし・・・
なんか面白いことありそうな感じだし・・・
よし・・・!
行ってみっか!!
はい!プロローグ終了です。次回は人物紹介をさせていただきます。