第二回戦のルール説明
「皆さんこんにちは」
校長のあいさつ。
「こんにちは」
何で全体であいさつする時はゆっくり言う?小学生か!
「え~、第二回戦の校内選抜大会の種目を発表したいと思います」
「………」
相変わらずためるねぇ~。
「本格派格闘バトル!」
お!何か面白そう!
俺はそう思った。
しかし、そんな甘いものではなかった。。。
「ルールは簡単!相手を倒すのです。今回は部活動別でやってもらいます。それぞれ部活動の得意技を生かして相手を倒していくのです。出場できるのは3人まで。それ以外の参加者は控えです。相手が動けなくなるか負けを認めた時点で終了とします。ただし、刃物的なもの、見るからに危険な鈍器等危険すぎる物は使用禁止です」
は?え?暴力?バイオレンス?学校としてどうなの?
「試合の順番は…」
校長が何か説明してるけどあんまり聞いてなかった…。
「おい!初戦科学部はどこと当たるの?」
俺と同じ科学部のやつに聞いてみた。
「えっとね。剣道部だよ」
え?剣道部?やばくね?絶対竹刀使って来るじゃん…。
どうしよう…。
「とりあえず化学室探って来よう」
そう呟いて化学室へ。
とりあえず使えそうなものを探す。
え~と…。お!これは!
「先生!この六価クロム試合で使っていいですか?」
先生に質問してみる。
「良いわけないでしょ!殺す気!?」
「え~?絶対勝てるのに…。じゃあ、王水は!?」
「絶対だめ!何?恨みでもあるの?」
「え~?…。じゃあ硫酸銅水溶液」
「ダメ!薬品はダメです!」
「じゃあ液体窒素!」
「ダメ!」
そんな時、二酸化炭素が入ったガスボンベを発見。
横には箱…。
「先生、これ使っていいですか?」
「え?ボンベ?ボンベならいいけど…」
よし!後はペットボトルがあれば…。
「科学部集合!初戦は俺と横溝と米原が出る!皆はペットボトルに水を入れてくれ。そいつを大量に用意してくれ!」
横溝と米原は俺の友達。やっぱチームワークが大事っしょ!
「そうか!ペットボトルと炭酸ガス…なるほど。上手くいけば最強の武器かもな!」
理解した様子の横溝。
「後は鉄板だな。無ければダンボールでも…。盾になりそうなものない?」
「あるぜ。ほら、アクリル板」
「ん~。後は軍手と…。コーラとメントス!」
「コーラとメントス?ああ…。あれか。あれで戦える?」
「いける!」
こうして作戦会議は終了。
決戦の準備は整ったのである。
(初戦なのに決戦とか言っちゃってる当たりどうなの?)
次回は科学部なりに剣道部と戦います。
どっちが勝つでしょう?
お楽しみに~!
そろそろ新キャラ出さないとなぁ~…。
主人公+二人じゃキツイかも…