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第7章:絡みつく欲望
篤の支配は、日増しに強くなった。
母の不在を狙い、毎夜のように夏希を部屋に呼び、彼女との親密さを深めた。
「姉ちゃん、今日もいい感じだね」
篤の指が夏希の肌をなぞり、彼女の反応を確かめる。
夏希の体は慣れ始め、流れに身を任せるようになっていた。
ある週末、篤は夏希を外に連れ出した。
街のホテルへ。
「ここで、教授とやってたんだろ? 今度は俺と俺たちの関係を築こう」
篤の要求は激しく、夏希の精神的な平衡を何度も崩した。
「ちょっと、篤…強引すぎだよ…」
夏希の心は、篤への依存と憎しみが混ざっていた。
教授の脅しから逃れるため、篤にすがるしかなかった。
篤は教授のマンションを突き止め、脅迫をエスカレートさせた。
「不祥事の証拠を大学に送るぞ」
教授は動揺し、慌てて夏希から手を引いた。
だが、自由になった夏希は、篤の影から逃れられなかった。
「姉ちゃん、俺がいないと心の支えがないだろ?」
篤の言葉に、夏希は頷いた。
彼女の体は、篤の存在に慣れ、求めさえするようになった。




