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禁断の楔の始まり~姉の秘密と弟の欲望~  作者: MCdragon


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第3章:ゆすりの始まり

数日間、篤は夏希を観察した。

彼女はいつも通りの生活を送っているように見えた。

朝、大学へ向かうためにバッグを手に玄関を出る姿。

夕方、アルバイトから帰宅し、疲れた顔で冷蔵庫から水を取り出す姿。

リビングで母と軽い会話を交わす笑顔。

だが、篤の目には、夏希の笑顔がどこか作り物に見えた。

彼女の瞳の奥に、隠された秘密があることを、篤は知っていた。

動画サイトの女性、上田教授とのラブホテルの出入りの動画。

それらは、夏希の完璧な仮面を剥がす証拠だった。

篤は決意した。夏希を問いただすのではなく、利用する。

心のどこかで、姉に対する憧れや尊敬が崩れ、代わりに暗い欲望が芽生えていた。


「姉ちゃんがそんなことしてるなら、俺だって…」


篤は自分に言い訳しながら、夏希を家で待ち構えた。

母が夜勤で不在の夜、絶好の機会だった。

夏希が大学から帰宅し、リビングのソファに腰を下ろした。

彼女は白いブラウスに黒のスカート、長い黒髪を無造作に束ねた姿で、疲れからか少し肩を落としていた。

篤は深呼吸し、ソファの向かいに座った。

優しい口調で、しかしどこか冷たく切り出した。


「姉ちゃん、ちょっと話したいんだけどさ。いい?」


夏希は怪訝な顔で眉をひそめたが、うなずいた。


「何? 忙しいんだけど。論文の資料、まとめなきゃいけないから…」


篤はスマホを取り出し、動画サイトのスクリーンショットを表示した。

画面には、ぼかしがかかった女性がホテルのベッドに腰掛ける姿。

背景には、夏希の部屋の特徴的な花柄の壁紙が映っている。

篤は静かに言った。


「これ、姉ちゃん…だよね?」


夏希の顔から血の気が引いた。

彼女はスマホを奪おうと手を伸ばしたが、篤は素早く手を引いた。


「やめなよ、姉ちゃん。否定しても無駄だよ。駅前のホテル、上田教授と入ってくところ、俺、スマホで撮ったよ。大学にバレたら、姉ちゃんの将来終わりだよね? それに、この動画…ネットに上がってるよ。姉ちゃんの部屋、映ってるよね?」


夏希は唇を噛み、目を逸らした。彼女の指がスカートの裾をぎゅっと握り、肩が小さく震えていた。


「…何がしたいの、篤?」

「姉ちゃんがそんなことしてるなら、俺にも何かあってもいいよね?」


篤は立ち上がり、夏希に近づいた。ソファのすぐ横に立ち、彼女を見下ろす。


「姉ちゃんの秘密、守ってやるよ。その代わり…」


彼の手が、夏希の肩に触れた。夏希は反射的に手を払いのけた。


「やめなさい! 篤、あなた、頭おかしいの!?」


彼女の声は震え、瞳には恐怖と怒りが混ざっていた。

だが、篤は引かなかった。

彼はソファに腰を下ろし、夏希の隣にぴったりと寄り添った。

彼女の肩に再び手を置き、今度は少し力を込めた。


「姉ちゃんがこんなことしてる時点で、頭おかしいのはどっちだよ?」


篤の声は優しげだが、言葉には鋭い棘があった。


「俺、姉ちゃんのこと黙っててやるよ。でも、姉ちゃんも俺に何かくれよ」


夏希は目を閉じ、長い沈黙の後、諦めたように小さく頷いた。


「…わかった。だけど、絶対に誰にも言わないで…お願い…」


彼女の声はか細く、まるで壊れ物のように震えていた。

篤の唇に、薄い笑みが浮かんだ。


「姉ちゃん、いい子だね。じゃあ、こっち来てよ」


彼は夏希の手首をそっと掴み、リビングのソファから立ち上がらせ、自分の部屋へと導いた。

夏希は抵抗するように一瞬足を止めたが、篤の視線に押され、渋々従った。

篤の部屋は薄暗く、ベッドのシーツが乱雑に広がり、机の上には参考書と空のコーヒー缶が散らばっていた。

篤はドアを閉め、鍵をかけた。

カチリという音が、夏希の心臓を締め付けた。


「篤…本当に、やめて…」


夏希はベッドの端に座り、両手で胸元を押さえた。

彼女の目は涙で濡れ、声は懇願するようだった。

篤は夏希の前に立ち、優しく微笑んだ。


「姉ちゃん、怖がらないでよ。俺、姉ちゃんのこと傷つけたくないんだ。ただ…姉ちゃんの体、すげえ綺麗だろ? 俺、ずっと見てたんだ。動画でも、すげえ興奮したんだよ」


篤は夏希の隣に腰を下ろし、彼女の肩に再び手を置いた。

今度はゆっくりと、ブラウスの肩口を撫で下ろす。

夏希の体は硬直し、微かに震えた。


「やめて…篤、こんなの…姉弟で…間違ってる…」


彼女の声は途切れがちで、涙が頬を伝った。

だが、篤の手は止まらなかった。

彼の指が、ブラウスのボタンを一つ外し、夏希の白い鎖骨を露わにした。

彼女の肌は、部屋の薄暗い光に照らされ、まるで磁器のように滑らかだった。


「姉ちゃん、ほら、こんな綺麗な肌…俺、触ってみたかったんだ」


篤の声は低く、優しげだが、欲望に濡れていた。

彼の指が、夏希の鎖骨から首筋へと滑り、彼女の脈打つ喉に触れる。

夏希は体を引こうとしたが、篤の手が彼女の肩を押さえつけた。


「逃げないでよ、姉ちゃん。俺、姉ちゃんのこと、こうやって触ると、すげえドキドキするんだ」


篤の指は、ブラウスの二つ目のボタンに掛かり、それを外した。

夏希の胸元がわずかに開き、薄いレースのブラジャーが覗いた。

彼女の呼吸が速くなり、胸が上下するたびに、篤の目はさらに輝いた。


「篤…お願い…やめて…」


夏希の声は震え、彼女は両手で胸を隠そうとした。

だが、篤は彼女の手首を掴み、優しく、しかし力強く引き離した。


「姉ちゃん、隠さないでよ。俺、姉ちゃんのこと、全部見たいんだ」


彼の手が、夏希のブラウスをさらに開き、彼女の胸元を完全に露わにした。

夏希の白い肌が、部屋の薄暗い光に浮かび上がり、篤の息が荒くなった。


「すげえ…姉ちゃん、めっちゃ綺麗…」


彼の指が、夏希の胸の膨らみをなぞり、ブラジャーの縁に沿って滑る。

夏希の体は、意思に反して小さく震え、微かな吐息が漏れた。

彼女は自分の反応に気づき、顔を歪めて目を閉じた。


「やめて…篤…嫌…こんなの…」


篤は夏希の反応に気づき、笑みを深めた。


「姉ちゃん、嫌じゃないだろ? ほら、ちょっと感じてるじゃん」


彼の手が、夏希の腰に回り、彼女をソファに押し倒した。

夏希の背中が柔らかいクッションに沈み、篤の体が彼女の上に覆いかぶさる。

夏希は必死に体をよじり、篤の胸を押し返そうとした。


「やめて! 篤、こんなの…だめ!」


篤の手が、夏希のスカートに伸び、裾をゆっくりとまくり上げた。

彼女の滑らかな太ももが露わになり、篤の指がその内側をなぞる。

夏希の体は、触れられた瞬間に震え、抑えきれずに小さな声が漏れた。


「篤…やめて…お願い…」


彼女の声は懇願に変わり、涙が頬を濡らした。

篤の指が、彼女の太もものさらに奥へと進もうとしたその瞬間、夏希は突然力を振り絞り、篤の体を押し返した。


「やめて! 篤!これ以上は…絶対にだめ!」


夏希の声は鋭く、目は怒りと恐怖で燃えていた。

彼女は体を起こし、乱れたブラウスを必死に直した。

篤は一瞬驚いたように後退したが、すぐに笑みを浮かべた。


「姉ちゃん、めっちゃ本気じゃん。まぁ、いいよ。今日はここまでにしとくよ」


夏希はソファから立ち上がり、震える手で髪を直した。


「篤…二度とこんなことしないで…お願い…」


彼女の声は弱々しく、涙が止まらなかった。

篤はベッドに腰を下ろし、優しく、しかし冷たく言った。


「姉ちゃん、俺、姉ちゃんの秘密、ちゃんと守るよ。だから、姉ちゃんも俺のこと、ちゃんと見ててよ。次は、もっと楽しくなるからさ」


夏希は部屋を飛び出し、自分の部屋に駆け込んだ。

ドアを閉め、鍵をかけた瞬間、彼女は床に崩れ落ち、声を殺して泣いた。

彼女の心は、篤への憎しみと、自分の体の裏切りに引き裂かれていた。

部屋に残された篤は、夏希の乱れた姿を思い出し、暗い笑みを浮かべた。


「姉ちゃん…やっぱり、すげえ綺麗だな…」


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