第11章:新たな支配者と依存
神崎は、夏希の歪んだ依存心をすべて把握していた。
「君のその依存心は、僕に向けさせるしかない。君の『闇』を理解し、受け入れられるのは、僕だけだよ」
神崎の指が夏希の頬をそっと撫でると、彼女は小さく震えた。熱い吐息が耳元で絡まる。
「ほら、夏希。僕以外にこんな風に触れる人なんていないよ」
彼の手はゆっくりと下へ滑り、すでに潤いを帯びた場所を露わにした。
夏希は混乱しながらも、身体だけが正直に反応する。
指が中へ沈むたび、甘い痺れが背筋を走り、頭が真っ白になった。
「だめ……神崎さん、なに、これ……」
指が二本、三本と増え、奥を抉るように動く。
夏希は涙を浮かべながら腰を跳ねさせた。
訳がわからない。ただ、怖いほど気持ちいい。
神崎の声が、脳みそに直接響いてくる。
「君はもう、僕なしじゃダメな体になってるよ」
突き上げるような快感に、夏希は悲鳴のような声を漏らした。
熱いものが弾けて、視界が白く染まる。初めての、圧倒的な頂点だった。
神崎は潤った指を夏希の唇に押し当て、囁いた。
「味見してみなよ。これが君の、僕への依存だよ」
夏希は朦朧としながらその指を口に含み、甘く蕩けるような笑みを浮かべた。
「……神崎さんだけ……もう、あなただけ……」
彼女の瞳に映るのは、もはや神崎だけだった。
夏希の体は、抵抗と依存が混ざり合いながら、新たな支配者の手に委ねられていった。
彼女の心は、篤への依存を断ち切れぬまま、神崎というより賢い捕食者の手に落ちたのだ。




