表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名残りの雪  作者: yukko
6/31

昔話

想いを寄せている先輩が隣に座って、少しだけでも二人だけで話せた喜びを美咲は感じている。


「どうしたのぉ~?

 なんか、めっちゃ嬉しそう。」


どうやら、その喜びが思わず溢れ出ていたようである。

⦅しのぶれど 色に出にけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで⦆


「そ……うですか?……そんなこと……いつもと同じですよ。」

「そおぉ~~っ?」

「……え……っと……。」

「うん、なぁに? 

 先輩に吐いちゃいなさい。」

「えっ? 吐くほど食べてません。」

「ぷっ……あはは………。」

「せんぱい?」

「あぁ……可愛いなぁ………。」

「……はぁ………。」⦅何が可愛いんだろう?⦆

「近くに香川さんでも居たの?

 それで、お喋り出来たの?」

「香川先輩? おられませんよ。」

「じゃあ、なんで?」

「………お……いしかったから?」

「美咲ちゃん、ほんと、可愛い後輩だわ。」

「可愛い後輩にお話しようか……。」

「おっ! 川崎君ではありませんかっ!

 でっ、何の話?」

「美咲ちゃんにピッタシ、の話。」

「お昼休みが終わるまでに終わるのよね。」

「もちのろん!」

「じゃあ、聞こうね。美咲ちゃん。」

「はい。」

「昔々、ある国にシンデレラと呼ばれているお嬢様がおりましたとさ。」

「なぁんだ。シンデレラなんて誰でも知ってるじゃん。」

「私、知ってます。」

「そうよねぇ……。」

「まぁ、聞き給え。君達!」


そう言って川崎は話し続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ