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短編小説

甘い恋に溺れる夏

作者: 雨宮雨霧
掲載日:2024/06/16

ラムネのように甘く、底のない海のような恋に溺れる。


夏。

セミはしきりに鳴く季節。

真っ黒に日焼けした先生の姿。

至福。


僕の名を呼ぶ先生。

いつも元気かって訊いてくれる。

嬉しいよ。

先生のお陰で元気です。

ありがとう。


夏休みなんて入らなければいいのに。

そうしたら先生に会えるのに。

なんてね。

先生に会えなくても毎日先生を想う。


暑さに強い先生。

強いのか鈍いのか。

僕は汗だくです。

まるでゆでダコのよう。

涼しい顔をした先生の瞳に僕は映らない。

映らないように逃げているだけかもしれない。

熱中症には気をつけてね。


虫が嫌いな先生。

そんなところも愛おしく。

かわいいね、先生は。


プールが苦手な先生。

僕も苦手です。

プールなんて要らないよね。

でも夏の醍醐味。

見る分には良し。


甘いラムネは好きですか。

底のない海に放り出されたような僕のこと、嫌いじゃないですか。


一生叶わなくていい。

いいや、叶うなら叶ってほしい。


先生。

七夕のお願い事何にしますか。


僕はね、

この許されぬ恋が叶いますように。

そうお願いするよ。


この夏にもし先生に逢えるなら。

ラムネ持っていきますね。

一緒に飲みましょう。

たくさん話しましょう。

喋るのは苦手だけど頑張って話すから。


先生、

どうか、どうか。

僕のことを忘れないままで居てください。


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