キミが語る夏
いつもの朝にキミを想う
先回りして選んだ言葉だとしても
キミはうれしくないだろう
僕はいつまでたっても
自分の思いに素直になれないでいる
キミに向けて届けた夏も残りわずか
見上げた星が寄り添うようにして
大輪の花火のように僕には映る
ある花火大会のこと
キミは横で
はしゃぎながら
ふいに肩を寄せる
キミに届く言葉が温かなままで
このまま届くのなら
どんな難しいことがあっても
乗り越えていけるね
「まだ夏は終わらないよ、
キミたちの恋を見送るまでは
まだそっと近くにいるから」
・・夏は語る
僕たちの思いをそのまま見届けながら