表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/8

ループ2回目 手っ取り早く茶葉を変えてみる

 タイトルが全てだ。


 ロゼッタ様が飲む紅茶の茶葉を、利尿作用の強いものに差し替えてみる。

 事務方としては、リスクが少なく簡単な方の追い込みだな。

 ロゼッタ様に、何か直接攻撃するわけでもなく、確実に尿意を高められる。


 深夜の内に、最速で茶葉の仕入れができる取引先をリストアップして、その中で3番目に強力なヤツを選んでみた。


 1番じゃないのかって? 1番はダイエット用の、ガチでしたくなるヤツなんだよ。

 パレード開始直前のトイレのタイミングが大きく変わっちまうから、コイツは最終手段だ。


 2番目も同じ理由でパス。


 3番目くらいの効果でちょうどいい。あと、若干利尿作用の持続時間も長めだ。

 パレード最後の尿意上昇の落ち込みが、多少は防げるだろう。


 というわけで、茶葉を変えた後のロゼッタ様の尿意の推移だ。



 【07:00】朝食(水分は水とホットの紅茶1杯ずつ、梨1/4とブドウ5粒)

 【07:49】トイレ(70%)

 【08:30】トイレ(74%)

 【08:35】休憩(ルイボスティー1杯)

 【10:30】トイレ(99%)

 【10:38】休憩(紅茶3杯)

 【12:00】トイレ(96%)

 【12:10】昼食(水分は水1杯、紅茶2杯、コーヒー1杯)

 【13:00】トイレ(92%)

 【13:05】紅茶1杯

 【13:10】トイレ(36%)

 【13:20】トイレ(25%)


 全体的に尿意が上がってらっしゃる。99%時は相当焦ってたな。

 上昇量は緩やかだが、それは構わない。1番効いてくるのは、パレード後半だ。


 それに、この数%上がってるのをみるだけでも、どう反応が変わるのか、ワクワクしてこないか?


 さぁ、追跡開始だ。



【13:30】


 竜鎧出発。ロゼッタ様の様子はまだ変わらず。

 尿意はどうだ?

 143/623ml(25%)


 ふんふん、いいんじゃないか。単純に数値が高いのもあるが、尿意の上がり方が、直前の10分と変わってない。



【14:00】


『んっ……ふぅぅ……ふぅぅ……』


 後半戦突入から間もなく、ロゼッタ様が熱っぽい吐息を吐き始めた。

 536/623ml(84%)


 この時点で汗もかき始めている。前回のループだと、こうなるのは後15分後だった。


 ロゼッタ様の顔だが……尿意の辛さより、不安が大きく出ているな。

 そりゃそうだ。パレードを残り半分残して、こんなにしたくなっちまってるんだから。


 さぁ、どうなるロゼッタ様?

 茶葉変えだけで、あっさりやっちまうかい?



 【14:15】


『んっ……くっ……ふぅぅっ……んんっ……!』

 554/623ml(100%)


 100%だ。さっきは、ここまでくる前にトイレに入っちまってたな。


 ロゼッタ様はもう汗だく。そして、手も震えているな。

 前回はフルっとも震えなかったロゼッタ様だが、相当に追い詰められているようだ。


 ここからはもう、小便が膀胱を無理やり広げていく時間だ。

 尿意は常に限界。精神力と、括約筋がどこまでもつかの勝負だ。


 そうそう、牢獄のターゲットが100%を超えるとな、面白い能力が使えるようになるんだ。

 ちょっとやってみるぞ。



(こ、これは……まずい……ですね……体が、震えてしまう……っ)


 どうよ。これはロゼッタ様の心の声だ。

 心の声ってのは本来ぐちゃぐちゃのはずなんだが、どうやら尿意関連に焦点を当てて、ある程度能力の方で整形してくれるらしい。


 かなり便利だ。ただ、尿意とは全く関係のない思考は読めないがな。

 まぁ、なんの問題もない。


 こっからは、大慌てなロゼッタ様の内心も楽しんでくれ。



 【14:29】


『ふぅーっ! ふぅーっ! ぐっ、うっ、あっ……くぅぅっ!』


(あ、あと少し……っ……あと少しで……っ……お手洗いに……!)


 パレード終了直前。ロゼッタ様と尿意の戦いも、一進一退といったところだ。


 顔面蒼白で脂汗塗れ。目も潤んでいる。

 少し開いていた脚は、若干クロス気味でピッタリくっついている。

 震えも、もう止まらない。


 肝心の膀胱は――



 698/623ml(112%)


 パンパンだ。今、あのお腹をチョンと突いたら、何とか平静を取り繕おうとしているロゼッタ様は、どんな悲鳴を上げてくれるだろうか。

 もしかしたら、悲鳴は下の口から上がるかもしれない。


 だが、残念ながら時間切れだ。

 竜鎧は城門をくぐり――




 ――ガタンッ!


『んぐぁっ!?』



 おっと、そう言えば門の前で石に乗り上げていたな。

 前回は反応が薄かったんだが、今回の尿意では、かなりの大ダメージだったらしい。


 それで漏らしたわけじゃないようだが……ちょっと様子がおかしいな。

 真っ青だった顔が真っ赤になって、表情も泣きそうな顔になってる。



(あっ……あぁぁっ……私……っ……なんてことを……聖騎士の誇りである……っ……聖騎装に……っ)


 どれどれ?


 697/623ml(112%)(4ml)


 やはり、ちびったな。ほんの少しだけど、竜鎧が跳ねた衝撃で、一瞬だけ我慢の限界を超えてしまったらしい。


(聖竜様……っ……申し訳ありません……っ)


 相当ショックだったらしい。

 人目がなくなったせいもあるが、表情から完全に、聖騎士の仮面が剥がれてしまった。


 あぁ、ちなみに聖竜様っていうのは、王国の東の山に住んでるって噂のでっかい竜で、聖騎装はその聖竜様が授けてくださってる……ってことになっている。


 真相は不明だ。

 聖騎士は、ある日突然変身できるようなるから、実際の原因はわからないんだ。


 さて、城に入ったロゼッタ様は、前回よりかなり慌てて竜鎧を降りたな。

 ちびって、一度尿道も開いてしまったし、流石にもう限界なんだろう。


『すみません、あの、お手洗いに……! ずっと、我慢をしていて……げ、限界が……!』


『っ!? わかりました。こちらは我々に任せて、お急ぎ下さい』


『あ、あありがとうございます……っ! あぁぁぁ……っ』


 前回同様、ウチの子達にこの場を任せて、ロゼッタ様はトイレに。

 今回も、初めは頑張って早歩きに止めたが、人目がなくなった瞬間小走りを始めた。


『い、い、いけない……っ……まだっ……まだです……!』


 ヤバそうな独り言まで言っている。

 トイレに着いた時点で尿意は――


 723/623ml(116%)(4ml)


 おぉぉ……満タンから更に100mlも耐えやがった。

 凄いな、ロゼッタ様。


『あっ、あっ、あっ……あっ!』


 718/623ml(115%)(9ml)


 聖騎装を解除すると、やはり括約筋の力は落ちるのか。騎士服になった途端、ロゼッタ様はまた少しだけちびってしまった。


 だが、何とか間に合って――




 ブジィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッッッッ!!!!!


『んはあああぁぁああぁああぁあああぁああぁああぁあああぁあああぁあぁああぁあぁぁっっ!!』



 さっきより、更に勢いを増した、小便と悲鳴を吐き出した。

 にしても本当、凄い勢いだな。便器に穴でも開けるつもりか? ってぐらいの大迫力だ。


『んんんんっ! だめっ、声がっ、ああぁぁはぁっ! おさえっ、きか、あっ、れて、えぇっ!』


 シュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!


『るぁめっ! きもちっ、いっ! くあはああぁぁあああぁああああぁぁぁぁああああぁぁあぁあああああぁぁぁっっっっ!!!!』


 おめでとう、ロゼッタ様。戻ったら、俺以外のやつはみんな忘れちまうから、思いっきりよがっていいぜ。


 あぁ、アンタも覚えてるか。でもアンタみたいなフワッフワした神様みたいな奴は、さすがにノーカンだろ。


 ん? 失敗したのに楽しそうだって?

 まぁな、こうゆう、ちゃんと追い込めてる時は楽しいんだ。


 今回、ロゼッタ様の行動は変わらず、尿意だけが上がり、前回よりも窮地に陥ってくれた。

 同じシーンで、尿意は強く……こうゆうの、興奮しないかい?


 残弾もあと何発かあるから、寧ろ後1回くらいは、頑張って漏らさないでいて欲しいくらいさ。

 本当にヤバいのはな、仕掛けると行動が変わって、罠を増やすと逆に逃げられちまうパターンさ。


 大丈夫、ロゼッタ様は追い込める。

 さぁ、次に行こう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ