設定
(背景)
魔法の国ビンデリア国は緑豊かな国である。現在はエリザリー女王が統治している。しかし女王が病の床に就くことになってから異変が起こっていた。
(人物)
ジェイ・リーカー
ビンデリア一の剣士。魔法を習得し魔道剣を授けられ、魔法剣士となる。ただ
し過度の魔法を使えば「鉱の作用」により体が鉄のように黒く固くなって
いく。妻のアーリー殺しの容疑をかけられ、魔騎士たちに追われており、エミ
リーとともにに逃亡の旅をしている。
エミリー
リーカーと王女アーリーの一人娘。自宅を謎の剣士たちに襲われたが、天井に
隠れて生きのびる。リーカーとともに逃亡の旅に出る。
アーリー
エリザリー女王の一人娘。次の女王と目されていたが、家に押し入った謎の剣
士により殺害される。その死に際に、リーカーにエミリーのことを託す。
サランサ
エリザリー女王付の女官。ワーロン将軍の娘。心優しい性格でリーカーと
エミリーの行く末を案じる。
エリザリー女王
ビンデリア国の女王。病気で床につき死期が迫っている。
サース大臣
ビンデリア国の大臣。病に臥せた女王に代わり政務をとっている。
女王の古くからの家臣。
ワーロン将軍
魔騎士隊を配下に置く。かつては誰からも慕われる人物だったが、最近人が変
わったように陰謀を企む。ゆくゆくは娘のサランサを女王にして国を牛耳ろ
うとしている。女王を支えるはずの魔騎士を私兵化している。
ザウス隊長
魔騎士隊の隊長。ワーロン将軍の命ずるまま、魔騎士の指揮を執る。
マデリー
エリザリー女王の妹。その下劣な振る舞いから女王から疎んじられ、女王にな
ることはないと見られていた。
マークス
元魔騎士隊々長。ワーロンたちの策略によって隊長を辞めさせられた過去が
ある。エリザリー女王のためリーカーを追う。
ミラウス
魔騎士。当初、オースの森でリーカーを探していたが、マークスと合流して
リーカーを追う。
トンダ
魔騎士。マールの町の治安を担っていたが、リーカーを追ってオースの森に
入り、のちにマークスと合流する。
ウイッテ
魔法使い。ある者の命令でリーカーを亡き者にせんと仕掛けてくる。
(用語)
魔騎士
魔法と剣が使える魔法剣士が、女王に仕えるときになった時に与えられる称
号。かつては女王を支える存在だったが、今はワーロン将軍の私兵になって
いる。
魔兵
魔法が使える兵士。魔騎士の配下に組み込まれている。
魔道剣
リーカーが魔法剣士となった時に授けられた剣。魔法を使った剣の技を多数出
せるが、使いすぎると鉱の作用が出る。
鉱の作用
魔道剣で魔法を過度に使いすぎると体の一部が黒く硬化してくる。それが全身
に及べば死ぬことになる。