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異世界転生してもハーレムは作れません  作者: ミカン
第二章 偽モノ
58/84

52-完全にゲイの思考だよ

 評価ポイントがついたので久々にアクセス解析見てみたら前見た時よりも1日のアクセス数が増えてました。読んでくれているみなさんありがとうございます。8時がアクセス1番多いことにびっくり!? 朝からこれすごいな……。

 ブックマークとかしてくれたらうれしいな……(ボソッ)

「一緒にいるべきなの、か?」

「え?」


 勇者の凱旋を見終わった後屋台で適当にご飯や飲み物を買って宿の部屋でフィンと食べていた。俺が勇者の凱旋の時のことを話しかけていたのだが突然フィンが話題を変えてきた。


「俺は家族を殺され唯一残ったアビーは絶対に死なれてほしくない、と思って傭兵にしたくないんだ。……でもアビーは俺を足止めして出て行った。出ていくときも速かった」

「うん」


 ゆっくりとフィンが言葉を紡いでいく。俺はそれに相槌をうちながら聞く。


「俺はアビーに死んでほしくないことを望んでいる。でもアビーは俺と一緒にいることを望んでいる」

「うん」

「アビーと会うまでに決めないといけないが、どうするのが正解かわからない。」


 兄妹がいないから兄妹のことはわからないが誰かに死なれたくない、誰かと離れたくないという気持ちはわかる。


「兄妹のことだから俺は口を出すべきじゃないと思う」

「……」

「でも、俺の言いたいことを言ってもいい?」

「あぁ」

「俺はアビーよりも弱かったよ」


 今のアビーと俺がこの世界にきてすぐ勧誘されたときの実力差は歴然だ。あの時の俺は魔法の使い方もわからない。戦い方もわからない。何なら生きる方法もわからないかっただろう。フィンたちがいなきゃ、あのまま見捨てられてたら生きていけなかった。それくらい雑魚だ。

 対して今のアビゲイル・ポラリスはどうだろうか。フィンの足止めをして逃げる速さは空飛ぶ魔物の天馬より遅くともめちゃくちゃ早い。


「そうだな。弱かった。あの時はアーロに反対したかった」

「え? フィンは俺が仲間になるの賛成じゃなかったの?」

「魔力の成長量はすごいと思ったし、後衛ができるやつが欲しかったのはあった。でも素人には反対だった。足手まといになるから」

「実際足手まといだったんじゃ」

「いや、すぐ強くなった。今ではアーロの判断は英断と思っている」


 ……褒められている。なんか新鮮。


 最近本当に人と接してなかったのでこんなことでも照れてしまう。暗かったフィンの顔もすこし緩み口角が上がったように見える。


「またキリュウに慰められたな」

「え? そんなことあったけ?」

「ホムラに大敗したときだ」


 ……あぁ、あったね~。もしかしたらあの時にフィンは俺を認めたのかな?


 あの時のことが頭に浮かぶ。そして、さっき言われた言葉とあの時のことを思い出しているとその先も思い出し顔が赤くなった。


「あの時キリュウに言われたから多分、俺はまた一人で突っ込んで死んでいただろう」

「いや、あんなこと言ったのに結局俺が突っ込んじゃってごめん」

「でも、あの時キリュウが弱らせてくれて、アーロとライアンが援護してくれたから勝てたんだ」

「うっ、ありがと」


 熱い。最近暑いとか感じなかったのに熱い。

 今の俺は顔が真っ赤っかだろう。


「はぁ~。そろそろ寝よう。天馬に乗るのは楽だけど長時間飛行や高速移動してると疲れるんだよね。明日も早いし」


 熱くなった顔を手うちわで仰ぎながらベッドに向かう。だが、ベッドに入ったらフィンも一緒に入ってきた。


「今のは一緒に寝よという誘いか」

「ちょっ」


 ……いや、なぜそうなる? 普通そうならんやろ。


 フィンの顔を見るとフィンも顔が赤くなっていた。


「酔ってる?」

「酔ってない」


 ……それ酔ってるやつ言うセリフ。


「嫌か?」


 そう聞くフィンの顔はどこか寂しそうに感じた。


 ……アビーと喧嘩していなくなって不安なのだ。俺で不安を少しでも取り除けるなら。


「……今日疲れたから。明日朝早いから。少しだけね」



 翌朝目覚めるとちょうど日の出の真っ最中、窓から見える景色は少し明るい程度だった。フィンは俺の隣でまだ眠っている。


「ウィンドウ」 


----------------------

キリュウ


年齢19


魔法熱


魔力6209


経験回数 19

----------------------


 自分のウィンドウを見ながら昨夜のことを考える。昨日フィンに「嫌か」と言われたときフィンの助けになるならとも思ったが、それ以前に嫌ではないと思っていた。


 ……これ完全にゲイの思考だよ。俺ノンケじゃないの?


 すごく不安に駆られてしまう。ライアンやアーロの時とは感じ方が違う。彼らとやるときはただの作業として自分を殺していた。はっきり言って嫌だった。でも、フィンとやるときは嫌ではなかった。


 ……まずい。今までの生活で完全に染まってしまったか?


ばしゃー


 頭を冷やすため空気中に水蒸気だけを凝縮させ水に変え自分に頭からぶっかける。そしてすぐ、床にこぼれた水も濡れた体も蒸発させる。


 ……違う、違う、違う。これは作業。


 服を着て、首を振り、自分に言い聞かせる。


 ……これは、こういう関係はなんか違う。

ついに合意の上で行いました。でもキリュウ氏の言い分では恋人ではないそうです。彼はゲイなのか、それともノンケなのか。


次回 アイラ視点に戻ります

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