表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生してもハーレムは作れません  作者: ミカン
第一章 女のいない世界
5/84

5-この経験回数を表示するのやめてもらえないだろうか

 国に入って最初に入った建物はまさかの酒場だった。大きな樽を机にしてお酒を飲んでいる男もいれば、ボックス席にグループで飲んでいる人もいる。


 ……俺まだ未成年なんだが。


「ここの酒場は傭兵の仕事の斡旋などを行っているところです。ここでは傭兵の登録を行ったり、仕事を受けたりできます。」


 よくある冒険者ギルドみたいなものか。


「あそこのカウンターで傭兵の登録をできます。」

「わかった」


 というわけでアーロに言われたカウンターへ向かった。


「あの~、傭兵の登録をしに来たのですけど」

「ノート見せろ。」


 ……ノート? Campasでも持ってこなければならなかったのだろうか?


「ノートてなんですか?」

「はぁ? ノートも知らずに傭兵になろうと思ったのか。やめとけ。どーせすぐ死ぬ」


 ノート。おそらく傭兵には必須のものなのだろう。このおっさんは教えてくれそうにないな。

 急いでアーロのところに戻ってノートについて聞いた。


「ああ、ノートですか。ごめんなさい伝え忘れてました」


 どうやらウィンドウを開いて横にスワイプすると現れるらしい。何も書いてないウィンドウである。


「そこに傭兵になることを登録してもらうんです。身分証明書にも使えますよ」


 アーロに教えてもらった後もう一回カウンターへ向かいおっさんに話しかけた。


「あの、これノートです。」

「やめとけ。どーせすぐ死ぬ」


 先ほどと同じセリフを言ってきた。


 ……NPCか。


「でも、魔力大きいから傭兵にならないかとアーロたちに誘われたのですが」

「アーロに? どれ魔力見してみろ」


 ノートをスワイプしてウィンドウ画面にした。そしてそれをおっさんに見した。


―――――――――――

名前 ソウキ


年齢 19


魔法 熱


魔力 1780


経験回数 2

―――――――――――


 ……この経験回数を表示するのやめてもらえないだろうか。恥ずかしすぎる。


「経験回数2回で魔力1780だとおぉぉ。はぁ?」


 どうやら驚いてくれたようだ。これで傭兵登録をさせてくれるだろう。と思ったときすごくみられていることに気づいた。もうここから逃げ出したい思いでいっぱいになる。


 ……早く登録してくれ。


「あの、傭兵登録してくれますよね」

「あ、ああ」


 おっさんはノートのところに時間と場所を書いて傭兵と書いた。


「傭兵登録できたよ~」


 登録が終わったので3人がいるボックス席のところに行こうと声をかけたとき突然肩に手がかかってきた。


「なあ、俺たちと一緒に飲まねえか」


 みるからにガラの悪そうな男に声をかけられた。俺は未成年だ。


 ……こういうのって女の子が言われるんじゃないの?


 女の人が酒場とかバーに一人で来てナンパされたり、あちらの席の方からあなたにとお酒を渡されたりするというのは見たことあるが、男は知らない。まぁ、女の人がいないから男相手でも見境がなくなったのかもしれないが。


「人を待たせているんで」

「まあ、いいだろ、すこしだけだ」


 そういって腕に力をこめてきた。


 ……ちょ、痛いんだけど。痛い痛いっ痛いっ。


 このときひらめいた。ある魔法を。


 フン、ちょうどいい実験相手になってもらおう。


「おい、お前いいかげんにしろ」


 ライアンが男をとめようとしてくれているが男はとまらない。俺を抱く力を強めるだけだった。

 

「あつっ」


 そんなときだった。突然男が声をあげて俺から離れた。男は手を振ったり息をかけたりしている。


「ライアンいこう」

「お、おう」


 アーロとフィンがいるテーブルにつくと、さっきおこったことについて聞かれた。


「さっきのは体の温度を上げたんだ。」


 そう、さっき思いついたのは体温を上げて体に触れるとやけどをする魔法だ。長時間やると頭痛くなりそうだが、触れた相手は熱々の鍋を触った時みたいな反応になる。

 俺はこう名付けた。『熱血』


「そんないやがらせ魔法を思いつくとは」

「え?」


 いやがらせって。どこが。強いだろ。知っていたら触れることためらうだろ。


「いやがらせって、触れることができなっかたら強くない?」

「これは、魔法使いについて教えないといけないですね」


 なぜか3人に残念な子をみるような目で見られた。解せぬ。


「魔法使いの話の前に早く酒飲もうぜ」


 ライアンがそう言ってお酒を4杯頼んだ。ライアン一人で4杯も飲むのか。

 そして、運ばれたお酒が全員の前に置かれた。そう、まだ19歳の俺の前に。


「あ~、久しぶりの酒だ」


 3人はお酒をすぐに飲み始める。


 え~と、フィンさんあなたも19歳ですよね。


「この国ではお酒は何歳からいいの?」

「年齢? そんなもんないぞ」


 ……え? 飲酒禁止法とかないの?


 この世界では年齢でお酒が禁止されてないそうだ。


 ……お酒の制限がないなら別にいいよね。


 初めて飲んだお酒ははっきり言ってよくわからない味だった。


 料理が運ばれてきたときにアーロが魔法使いについて語り始めた。


「魔法使いというのは前線で戦っている人の支援をするのが主な役目です。そして自分自身が攻撃されることは基本ありません。あってもいけません。」

「だから、自分の身を守るだけのさっきの魔法はいやがらせでしか使えない、と」

「そういうことです」


 そうゆうことね。


「魔法使いには一撃できめる必殺系、多角的に攻撃する……系、負傷……を……回復系」


 なんか頭が……くらくらしてきた。アーロの声がぶつ切りにしか聞き取れない。さっきの熱血のせいだろうか。


「仲間を……する……系、…………」


 ……あぁ、もうだめだ。


 俺は寝た。お酒弱かったようだ……むにゃむにゃ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ