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閑話 設定資料集

年齢は現時点のものです。

 工藤優斗(20)

 異世界において魔王を妥当しただけに限らず、帝国を多民族国家へと成し、多くの賛同者を作り上げたその手腕はまさしく救世主としか言いようがない。

 しかし、魔王を倒したその瞬間を確認した者はおらず、実は勇者は魔王に負けているのだ。実は勇者は魔王を娶ったのだ。実は勇者は魔王と共謀し、人類を倒す計画をしているのだ。などの様々な噂が流れている。

 こちらの世界への帰還後、中学すら卒業していない最終学歴小卒という詰みゲーへと突入したが、それでも立ち上がるその姿はまさしく勇者である。ちなみに、彼を勇者として認識している組織は一定数おり、平穏な生活は送れないもよう。

 彼の起源は『吸収』であるが、魔術の才能はあまりなく、勇者として得られた能力の方が使えるため『吸収』の魔術を行使することはほぼない。



 使用技

 ・暗黒武術─異世界において魔族が編み出した武術。その真髄は魔族の特徴である人間にはない破壊力を振るう一撃必殺の武。そのため、種族によって扱う技が異なるというかなり奇妙な武術と化している。


 ・暗黒武術 天魔駆走脚─身体能力の高い魔族による蹴りを極限まで突き詰めた技。


 ・我流─優斗によって編み出された流派。決まった型はないため、どんな流派も飲み込む事ができる変幻自在の武術。才能に加え血も滲むような努力が必要になるが、その武術の流れは他の武術にはないものもあるため完全なる初見殺しとなる。


 ・我流 天魔雷人覇拳─腕を振るって相手の脳内の電気信号を操りながら一撃を与える技。


 ・我流 天魔雷神覇拳 一の構え─我流 天魔雷神覇拳の派生技。自身の脳内の電気信号を操ることによっていつでも対応ができるような反射能力を無理矢理植え付ける。諸刃の剣である。


 ・我流 一死破壊術─起死回生の状況を狙う一撃。効き的状況を瞬時に脱するように身体に染み込ませた技でもある。魔術を破壊する一撃を繰り出す事も可能である。


 ・天真一心流 我流 覇双乱の極み─天真一心流の技を我流に落とし込んだ技である。魔術を破壊する漆黒の炎によって魔術を破壊する事を目的とした構えである。対魔術師用の構えだが、優斗は未だに我が物とはできていない技の一つ。


 ・我流奥義 大天獄灼眞烈─敵を地獄へと落ちた方がマシと思えるような圧倒的な力を見せつける構え。その一撃は岩をも砕く破壊力を持っており、本当に死んだ方がマシ。奥義とついてはいるが、実は全然そんな事はない。未熟な時に奥義とつけて恥ずかしいだけである。


 ・我流 一滅燈煉─天真一心流を我が物とした突き。龍さえも殺しきる力を持っている。優斗の改良によって魔術だけではなく気やその他の魔術さえも無力化する事を可能とした天真一心流 我流 覇双乱の極みの上位互換のような技。ぶっちゃけコスパ最強。


 ・治癒魔術─治癒を目的とした魔術。異世界では魔術が体系化されたため、魔術師なら誰でも使えた技だが、こちらでは治癒魔術師しか使えない。さらに治癒魔術師は世界で5人しかいないと言われている希少な魔術。




 工藤義政(47)

 工藤優斗の父親。親バカ。

 起源『封印』の適性を持つが、義政の兄の方が起源『封印』の適性は高く、家督を継ぐのは最初から諦めていた。そのため魔術師となったが、彼の本当の起源は『世界』。認識さえできればどんな起源であっても基本的に扱う事は可能。

 ぶっちゃけ普通に強い。



 山本昌治(28)

 日本警察対魔術師部隊に所属する将来に期待を持たれている魔術師。起源『影』を扱う。日本警察には警視総監に勤めている日本司法最強の魔術師がいるが、彼は年齢と役職のため前線を退いた。よって今は彼から魔術を教わっている。

 ぶっちゃけ弱い。



 ヤン ソクジュン(?)

 日本育ちの韓国人。イメージはハリウッドでも活躍してるあの韓流スター。様々な異名を持っており、最強格の1人でもある。彼は魔術と科学を融合させた科学魔術を扱う科学魔術師。起源『電気』を扱うため、科学との親和性も高いため科学魔術を発展させている第一人者として魔術業界では有名であり、科学魔術の業界では偉人扱い。

 何ヶ国語も喋れたり、殺し屋としての収入でビルが買えたり、イケメンだったり、研究者であったりとめちゃくちゃ優秀。イケメン死に晒せ。もう一度言う、イケメン死ね。



 魔王、工藤麻央(?)

 暗黒武術と肉体強化だけで魔王となったすごい人。種族は人狼だが、魔王になる前の名前は記憶からも捨て去っており、存在しない。魔族の救済を行うために立ち上がり、王国に対して宣戦布告。彼女の意志は勇者を跨いで帝国の皇太子こと皇帝にまで継承されている。

 人間であっても魔族をきちんと扱ってくれる優斗に一目惚れ。立場がなくなった今、彼女を止める事はできない。


 誰もが羨む絶世の美女。ヤンと2人で並ぶと絵になる。

 やはりイケメンは殺すしかない。


 貧乳なのを気にしているが、むしろ貧乳のお陰でスレンダーである。恐らく、彼女の胸が成長する事はな──おや?誰かがこんな時間に来たようだ。


 使用技

 ・暗黒武術奥義 天地躁瘧─人狼の身体能力の駆使した強烈な突きや蹴りを繰り出す技。その破壊力は優斗も耐えられるか不明。




 アルヴィン・スクアーロ・シャクティール伯爵(推定1000歳以上)

 作中最も高齢なおじいちゃん。戦いが好きすぎて気付いたら1000年経ってたからね、仕方ないね。天真一心流を優斗が使えるのはアルヴィンのお陰である。天真一心流は何世紀も前に継承者不足で途絶えていたが、アルヴィンが継承─破門されているが─していたため技そのものは残っている。天真一心流だけではなく、様々な流派や武術を持っているので魔力なしであれば優斗よりも圧倒的に強い。種族は吸血鬼。


 魔王に関しては優斗とくっつけば面白いと思っているが、揶揄うのは絶対に辞めたくないのでくっついて欲しくないとも思っている。それ以外に関しては、抵抗するのが遅い魔族そのものを嫌っていたため、魔王の立ち上がった理由を心の底では軽蔑している。過去、人間と仲良くしていた時期がある様子。


 美貌を持っているが1000年間も戦い続けた結果、濁った目をしており近寄りがたい。



 使用技

 ・天真一心流 覇双乱の構え─優斗の使う技の原型。後の先の極みであり、魔術を破壊しながら強烈な一撃を繰り出せる。アルヴィンの使うこの技は、優斗の使う技とは練度が違うため、敵は死ぬ。



 ギルアーク・ファルブラヴ・ハーニッヒ(24)

 皇帝を帝位から落として皇帝になった人。父親?知らんな。


 多種族国家の形成や学校教育、教育機関の設置、多種族による軍隊の設立、科学機関の設立、法整備、他民族立憲君主制の導入など異世界の人類史上最も偉大な業績を成し遂げた偉人。

 しかし、その根底にあるのは勇者であった優斗を超えること。助けを求められれば誰でも助けようとする優斗の生き様に勝てないと悟った彼は、優斗の成し得ない事で優斗を超える事にしかのだ。晩年には「勇者なくして帝国なし」という言葉を口にしたという。ちなみに未来では、勇者とギルアークでどちらが攻めでどちらが受けなのかという議論が白熱するという。おのれ腐女子め…ッ!


 身分差別の撤廃に生涯を尽くしてきたとも言っていい程の人生を歩んだ彼だが、正妃であるエルフの女性に関しては完全に私欲。自分の子供にも「エルフはいいぞ!」と言ったり「猫耳は最高だ!」と言ったりと子供に魔族との結婚を勧めるのをずっと辞めなかった。お陰で皇室は色んな血が混ざってぐっちゃぐちゃのごっちゃごちゃになりました。しかし、皇帝の地位そのものを飾り物にしたためあまり困る事もなく、帝位を完全に消してから政治世界へ参入するという子孫もいたらしい。


 実は優斗よりも強かった人物の1人。その剣撃はアルヴィンでなければ対応できないだろう。


 そしてイケメン。



 アルバート・ファルブラヴ・ハーニッヒ(23)

 ギルアークの弟。帝国軍の将軍を務める。兄であるギルアークの戦闘面だけを抽出したような勇猛果敢な人物であり、義理に生きる。王国をフルボッコにし続けた。

 無論、イケメン。



 ハワード・ファルブラヴ・ハーニッヒ(20)

 ギルアークとアルバートの弟。内政特化型。

 ギルアークが皇帝になるのを察しており、自分の力を発揮する機会をずっと伺いながら帝位を捨てた人物。ギルアークの偉業の半分は彼がいなければ成し遂げられなかったかもしれない程の縁の下の力持ち。


 犬耳萌えであり、お嫁さんがたくさん欲しくという私利私欲のために一夫多妻制を導入しようと画策したらしい。これにはギルアークも苦笑い。

 ちなみに優斗とは一度だけ会っているが、彼に対してあまり好感は持っていなかった。曰く、自分の意志を兄であるギルアークにぶん投げているのが気に食わないらしい。

 イケメンではなく美形。



 ボリヘドラ・ファルブラヴ・ハーニッヒ(16)

 異世界に魔術だけではなく科学を広めた天才。科学の研究ができればなんでもいいという人物で種族差別は一切ない。むしろ隠れた才能を潰す種族差別制度を憎んでおり、皇帝である父親に向かって「無能」呼ばわり。父親はこの一言で2週間は寝込んだ。そのため、才能を発掘できるだけではなく才能を磨く機関を設置した兄であるギルアークに世界を統一して欲しいとか思っていた。


 一度だけ戦場へ出た事があるが、4兄弟の中で一番相手を殺した戦術家。王国は二度とボリヘドラを戦場に出さないでくれと言ってきた。ボリヘドラは無駄な時間を浪費しなくて済むと大喜びして同意したらしい。


 しかし、人道に関しては一線を超えないように注意しており、最後の研究となってしまった研究では、自分を実験体にしたほどだ。

 城に済まず市民と同じように暮らしていたため、実はギルアークより人気があったのではとの説もある程。


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