47話 サンだ!!どうやってきた?
皆さんこんにちわ!!怠惰な男の子です。47話目!!……なのですが、この度アルファポリス様の方でも投稿を始めました。そしてなんと24phが10000越え。驚きですね。という自慢をしながら今日も投稿をします!!
それではお楽しみください。
「遊び」、堂々とそう宣言され色々とあったもののレオンは言葉攻めによって撃沈し、ガイアの言う事を聞くことになった。
言葉攻めとは具体的に言えば、脅しだ。
「どうした?そんな溜息なんて吐いて」
「脅しをされて溜息を吐かない奴なんていないと思うけどな。『武器も無い、魔法発動体も無い後衛のお前が俺に勝てると思ってるのか?』こんな事言われたら言う事を聞くしかないだろ?ただでさえ魔法発動体が無いと消費魔力が増え、詠唱が長くなり、威力が減衰するからな」
レオンの言う魔法発動体が無い場合はこれだけでは無く命中の低下、魔法の暴発・不発、魔法陣の構築速度の低下、無詠唱の禁止など様々な事がある。
さらにレオンはこちらに来てから体が身体能力に関しても高性能なのは分かっていたが訓練をしていないため無謀だと感じ諦めている。
レオンの愚痴に笑みを浮かべていたガイアだったが唐突に止まる。
「どうした――」
「キュ!」
だが、その不満はガイアが止まった理由となる存在により遮られる事になる。
「サンっ!確か空間魔法で――」
「キュ?キュ……キュキュ!!」
サンの感情は「心配した」と「会いに来た」だ。だが、それよりもレオンはガイアの表情が気になって仕方が無かった。
その表情とは驚愕以外に表せないものだろう。
「……何で龍がくるんだよ!そもそも此処はあいつに創られた隔離された空間だぞ!」
いきなり怒鳴りだしたガイアにびくりとしながらもレオンは答える。
「龍が来るのは俺がテイムしたからで……この空間に来れたのは……魔法のお蔭?かな」
サンのユニーク魔法は『繋ぐ者』と『絶縁者』だ。しかし、『繋ぐ者』はある場所に繋ぐというだけであり『絶縁者』は“切る”ためのものだ。だがそれに思い当り自分の魔力を辿ってきたとレオンは結論付ける。尚、レオンはその『繋ぐ者』の効果を応用してここに来たというのは想像もつかなかった。
(俺の空間から出て来れる時点で十分強いという事なのか?)
「で、サンの参加は認められるのか?」
「いや、流石に俺が預かっておくぞ」
「……だ、そうだ。サン。このガイアって奴と暫くいてくれ」
「キュっ!?キュ~」
サンはレオンにそう言われ、ガッカリといった声を出してからガイアの頭の上に乗る。
「ったく、お前は異常だな」
そう言われレオンは顔を逸らす。
レオンはこちらで素性を明かせば騒ぎになるなど異常な事は分かっており、なにも言い返す言葉が無く顔を逸らすしか無かった。
「……それよりも俺は1週間後に国に関わる用事があるから帰らないといけなんだけど?」
「それはそれは。俺の提示した修業をこなしたら出してやっても良いぞ?この龍もお前の魔力を追ってきたみたいだから外には目印が無いだろう?」
「……判ったよ」
「キュ~」
こうしてレオンはガイアの修業――いじめ、または遊び――をする事になったのだった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
大罪の会議で冒険者ギルドへ向かうと言っていた二人、すなわち『怠惰』と『憤怒』は冒険者ギルドへの道のりを歩いていた。
「でもさ~リーダーの目に止まるほどの男の子って気にならない?」
「俺はそいつに会うようだったら戦って申し込んで……」
「……それは無理みたいだね」
「どうしてだ?」
ラッシュは、急に自慢のエルフ特有の長い耳に魔力を集めたケイが気になり疑問をぶつける。
(俺も長いといえば長いけどな。龍の鱗が付いているけど)
「だってリーダーが『神の遊闘場』に連れて行ったらしいから。精霊たちが噂をしていたから聞いちゃった」
「なんでだよ?リーダーめ、恨むぞ……ハァ~」
ラッシュはリーダーと呼ばれる男、ガイアに愚痴を漏らすと暫くして溜息を吐いた。
「ん?溜息なんて吐いちゃってどうしたの?」
「いや、俺も耳に魔力を集中させたら精霊の声を聞こえるようになったらな……って。無理な話だけどな」
「そうだね。龍人は体に魔力を込めてもその部位が強化、龍化するだけだし」
龍人。それは昔に人と交わった龍がおりその子孫の事を言う。知恵ある龍を敬い、知恵無き龍を殺戮する種族だ。一応エイブラハムでは無く、エイブラハムが生まれるよりもずっと昔の話だ。
そして彼らはある能力を持っている。それは『龍化』と言われるもので体に魔力を込めると龍になれる事だ。爪に流せば龍の爪に、肌に流せば鱗が生えてくる。
それが『大罪:憤怒』のラッシュの種族。
だが、強いだけあって長命であり、人前に姿を滅多に現さない。それが街の人々の視線の多さを物語っていた。
「相変わらず君といると視線が集まるね」
「お前も正体バレたら同じだからな。ハイエルフのケイ」
「む?それを人前で言わないでよ。幸い周りの人には聞こえていないみたいだけど」
ハイエルフ。それは龍人にも並ぶ稀少性のある種族の事だ。
エルフ、ダークエルフよりも魔法の扱いがうまく、またある程度筋力もある。
さらにエルフなどには無い精霊の声を聞きとる能力を持っており、精霊と契約しなくとも精霊魔法を扱えるのだ。
これが『大罪:怠惰』のケイの種族。
だが、見た目はエルフと変わらないため視線は皆無、では無いだろう。
「どちらにせよお前にも視線は集まるだろ?」
「む!?僕はこの容姿はいやだな」
ハイエルフはただでさえ美人、美男子なエルフ、ダークエルフよりも格が違う程の美形なのだ。
さらに身体的にも優れており必ず高身長で目も利く。その影響もあり女性からは視線を注がれていた。
「とりあえずギルドにそろそろ着くから早く行こうよ」
「そう、だな」
ケイが視線を苦手とするようにラッシュも少しは気になるのだろう。ケイの提案にラッシュはすぐに頷くのだった。
「やっぱり何処のギルドも扉は大きいよね」
「今更何を言っているんだ。お前一応SSランクの冒険者だろ?」
ケイの言葉にラッシュが呆れたように呟く。だが、ケイはそれを無視し扉を開ける。
「ラッシュはどうする?」
それがギルドに入ってケイが毎回ラッシュに聞く事だ。
「俺はお前の依頼手伝うわ。誰も面白そうな奴がいねぇ。一応ギルマスは強いがイーゼだしな」
それに残念な表情をしながらラッシュは答える。
「イーゼ?ああ。ラッシュはイーゼの事嫌いだったよね」
「煩せぇな。さっさと選べよ」
「ほ~い。というか依頼はもう選んでいるよ」
そう言いケイはいつ持って来たのかラッシュに依頼書を見せる。
「ドラゴンの討伐か。大歓迎だ。それにしても何故それを?」
「龍、竜の素材はあるけどドラゴンの素材を切らしちゃって……後ラッシュは知恵無い奴を倒すのが好きなんでしょ?それにこいつ『タイラントドラゴン』だから大きいじゃん?」
こうして二人はドラゴン討伐に出かけるのだった。
あ!アルファポリス様の方でもお気に入り登録してくださると嬉しいです。
あ!ケイとアブルって性格似てる……
あ!作者が隅々まで見直しした『神槍使い』が見たいのであれば、アルファポリスを見ることをオススメします。
と、いうあとになって付け足していった三つのあ!でした。
あ!やっぱり9時更新に。
そしてプラス1。




