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神槍使い  作者: 怠惰な男の子
2章~偉大なる魔術師(仮)~
46/58

44話 魔法たくさんだ!!しかし名前を考えるのは面倒

44話目!!49話目の不吉な数字が恐ろしい。と最近思っています。なので飛ばそうかな……それはいけないのですがね。それとイーゼの年齢変更です。

風雪(ふうせつ)結晶(けっしょう)


 またレオンに魔法が放たれる。

 その魔法を受けたレオンは氷の結晶の中に閉じ込められ、次なる魔法のコンボとなる。


(りゅう)刺源(しげん)(こつ)


 次は無魔法により、魔法で生み出され粉々に生み出されていた氷、土がレオンに襲い掛かる。

 そして氷が砕けた先に待っていたのは……


黒断(こくだん)白銀(しろがね)


 闇魔法を纏った、拳大の白銀たち。

 それが一斉に放たれる。


「ガァァァ!!……ゴホッ!ゴホ……」


(ちん)(むくろ)(ぐさり)


 それでも足りないというように敵はレオンに向かって魔法を放っていく。


(さくら)(めい)()


(だん)(れき)(いしずえ)


蓮牙万雷(れんがばんらい)


 それを見ている者がいた。

 いじめのように次々と放たれ、自分に似せた体がどんどん傷つけられていくのを見ながら彼は魔法を詠唱する。その詠唱は長く、長く敵の魔法が止むまで唱えていた。


風嵐刹那(ふうらんせつな)


 そして敵が魔法を止める。


『ブライト・ウィズ・ノア』


 そしてレオンが魔法を放った。

 それはレオンの持つ属性を全て注ぎ込んだもので瞬間的に敵を隔離した。

 そして脳裏を焼かんばかりの光が辺りを包み込み――


「取り敢えず第一試練はクリアだよ」


 何かを聞いたような気がした。それは何か懐かしいもので……


◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「ん……んぅ…ふぁ~、痛っ!」


 目が覚めて最初に見た景色は迷宮の天井、そして起き上がると痛みが襲ってきた。


(ん?何だ、この縄は)


 そう思い、レオンはブリューガングで縄を斬り、治療魔法で痛みのある部分を治療する。


「レオン!起きたん……」

「レオン!起きたのならこの状況を説明してもらいましょうか?具体的には聖封の事に、この迷宮の事よ」


 レオンの後ろにはレオンが目覚めたのに気が付き、喜色に顔を染めるアブルに、少し怒り気味のイーゼがいたのだった。



 イーゼの怒気に押され、契約の魔法で他人に言わない事を約束した上でレオンが二人に話した事は5つ。

 1つ目は聖封に関する事で、アドルフ・エイブラハム・マルケネイクと自分の関係。

 2つ目は迷宮に関する事で、迷宮のマスターになった経緯。

 3つ目は王国に関する事で、自分がこの国の味方をする理由。

 4つ目は自分に関する事で、魔造人間で不老だという事。

 5つ目は目的に関する事で、勇者と連携して魔王を倒さなければならないという目的がある。


「……――ってな訳だ。だから俺は何も言わなかったんだぞ」


 レオンは溜息を吐きたい気持ちを抑え二人への話しを終える。

 だが、そんな気持ちを一瞬で無くしたのはアブルだった。


「ん?レオンが生まれたのが2週間程しか経っていないんだよね?だったらレオンって子供……」


 その言葉に素早くレオンが反応し、続きを言わせるものかと言葉を発する。


「俺の見た目は12歳だからそう設定しているけど、実際には16歳だからな。それでも子供と言われるだろうけど……」

「うん。16歳は成人に入るけど子供だね。だって僕は24歳だよ?ちなみにイーゼはハーフだけどエルフという事もあってただ今74歳。アレックスたちの方が上だけど、あいつらは純粋なエルフだから寿命も800超えるし、ただその分精神の成長が遅いんだ」


 だが、反論したレオンの言葉にもアブルは嬉々として反応し、レオンを虐める。

 そこでイーゼが口を挟んでくる。


「まさかレオンにそんな秘密があったとはね。それなら私も納得した。迷宮は勇者の訓練にでも使うと良いわね。元々レオンに勇者の世話を任せようとしたのだし。後、アブル、人の年齢を言わないでくれる?」


 レオンはアドルフに頼まれた事を達成出来、自由になれるため喜びを噛みしめ、イーゼにその件について深く聞く。

 すると次の会議で議題に上がるためそれまで待てと言われたため、暇潰しについて深く考えるのだった。



 そんな事があってから2週間ほど。

 色々と用事があり、イーゼがイナグに行く準備が整わなかったのだ。その間にレオンは必要な物を買い込んでいたり、錬金の本の購入や魔法の訓練をしていた。


「じゃ、アブルまた1週間後に」

「うん。準備に2週間、滞在が1週間ってレオンも大変だね」

「まあな。俺は3日前に行ったイーゼと違ってそこまで急ぐ必要が無いからな」


 この話しに出てきているイーゼは、色々とギルドの仕事が漂ってきていると連絡を受け、先に出発していた。


「レオンもイナグでも頑張ってね~」

「またな」


『我は理・法則を捻じ曲げ、時を超え、空間を跳び、古の超越者の一部の力を使う。魔力という多大なる代償を払う者。その力を使い、我の(ねがい)を叶え、彼の場所へ届けたまえ』


 旅人というキーワードが無いのは、今回はレオン一人だけで転移するためだ。

 そしてレオンは光に包まれていき……


『空間転移』


 イナグへ転移するのだった。


「レオンは本当に大変だな。僕も魔法の修業をするか。レオンには迷宮に入っていいって許可も貰ったしね」


 そう言うアブルの手には『創の鍵』が握られていた。

 しかし、これは迷宮の入り口に転移するものでマスタールームに転移するためのものでは無い。

 もちろんアブルもそれを知っていて修業に使おうと考えていた。

 アブルもその場から姿を消し、『14の理を司る最恐の迷宮』に行くのだった。

 尚、レオンがイナグに行くという事を聞いたアレックスたちは精神が幼いという事もあって少し我が儘をアブルに言い、困らせたのだがこれは別のお話。

作者の都合により一気に年が増加したイーゼさん。この一瞬でまさかの30も年齢が進むとは……

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