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神槍使い  作者: 怠惰な男の子
2章~偉大なる魔術師(仮)~
28/58

26話

26話目!!そして今日2話目です。

しかし、この話は殆ど進まないので期待しないでくださいね?

ぶっちゃけ、冒頭に出てくる魔族の存在を教えるために出来た話ですので。

では、26話目ですっ!!!

 カツン、カツンと歩く音が暗闇の中で響く。その足音を立てている者は、レオンと戦って負けた――それも完敗――ミリアムをゴミのように肩に担ぎながらアーロンと歩いている。

その見た目、身長は百八十センチ位あり、無駄な肉は付いておらずその代わりと言うべきか、出ている所は出ていて、引っ込む所は引っ込んでいる。顔色が真っ青だが、男性が見たら一発で落とされるだろう。髪の色は銀髪で長くストレートに下ろしていて、目は金色をしている。そして何よりも特徴的なのは、その背中に生えている黒い色をした悪魔のような羽だろう。

その彼女は歩いている足を止め、ふと、思い付いたように隣を歩いていたアーロンに話し掛ける。


「そうだ……アーロン」


 その声にビクッ!!と反応し、アーロンは横を歩いている女性の方を向く。その様子を見ていた彼女はそれを上機嫌になりながら見て本題に入ろうと提案……否、命令する。


「この女にこの前作ったマジックアイテムを付けて前に実験が失敗した森へ放せ。充分役に立ってくれるだろうからな」

「……え?……し、しかしまだ『あれ』は未完成の品ですよ?しかも時間も長時間、具体的には5日から7日ほど掛かります。失敗したらどうなるか……」


 そこで口を濁す。しかし、彼女はそんな事は知っていると言ってからもう一度言う。


「『あれ』は未完成のままで良いから放せ。どうせ完成体になるには数か月掛かるだろう?それに暴走しても迷惑を被るのは人間だけだしな。それとも私の命令に刃向うの?」


 アーロンはそれに「あり得ません」と言ってから、また歩き出す。


「エレノア様、ですがそれだと一週間もしないままミリアムは死ぬことになってしまいますね。ま、ミリアムは魔狐の落ちこぼれで五十年経っても二尾のままだったんですが」


 その言葉を聞いたエレノアはクスッと笑ってから口を開く。


――それで良いではないか。人間を殺せるのだから


 その言葉には人間への恨みがどれほどあるのだろうか。

 何故、恨みを持ったのだろうか。

 だって彼女は名の通った元人間……否、元冒険者エレノア・ウェイレットだから……


◆◇ ◆ ◇ ◆


王と謁見をするのにその行動――クッションの上に寝転がった事――をレオンが取った事で先ほどのように貴族が騒ぎ出した。


「お前!何でそ…の……?」


 が、今回はすぐにマーティンが睨みを聞かせて止める。

 マーティンにとって炙り出しはもう先ほどで終わっているのだろう。だが、マーティンにも今の行動は見逃せないらしく、レオンにしっかり立つように、と言って立たせた。

 ……もっとも渋々とだったが。


「とりあえず説明始めるぞ?」


 レオンがそう言い説明が始まる。


「最初から話すからな。……最初から話すとなると……うん。まず俺はマーティンに任務を託された後、魔法で城の頂点に行き、街全体を『真偽の魔眼』を使って見回した。そしたら、アブルの魔力で作られた隔離空間が在ってそこからアブルが魔族の女と共に転移魔法で出てきたから俺も魔法を使ってその中に入った訳だ」


 この言葉を言った瞬間一部の者達――マーティンや魔法に精通している者達――が眉を顰めた。何故なら、アブルの作った隔離空間に入るという事はアブルよりも空間魔法が使えるという事だからだ。しかし、今はそれを尋問する場ではないので眉を顰めるだけにする。


「中では案の条、魔族の女がイーゼを幻術に掛けられた所で結果三対一になったが、二人は幻術掛けられていて別に敵って訳じゃ無かったから魔族の女だけにダメージを与えて倒した。その後はアブルとイーゼの治療をして魔族の女、名前はミリアムだ。を拘束しようとしたら隔離空間が空中にあるのを忘れていて地面に落下した。アブルとイーゼは地面に衝突する前に確保出来たがミリアムの方が出来なくて、誰かに連れ去られて確保失敗といった所だ。ちなみに魔法で王都と王都周辺は調査しといたから空間魔法で逃げたと思われる」


 今度こそマーティンたちは驚愕した。『偉大なる魔術師』二人に一人で挑み、手加減するほどの戦闘力、王都中を探知する程の魔力量・空間魔法この二つがあるからだ。

 流石にこれには貴族たちも黙っている……というよりは今頃レオンが『偉大なる魔術師』だという事に気付いて黙っている。

 そんな静かな空気の中、欠伸をしているレオンをマーティンは見つめながら指示を出す。


「魔術師で空間魔法を使える者は出来るだけの範囲で魔族の女とやらを探せ。研究者などは今回の氾濫の原因を探れ。もっとも、もう分かっている事なのだが……次に治療師は怪我人の治療、その他の者は各自自分の出来る事をしてくれ」


 そう言ってからマーティンはレオンを見つめる。


「レオンよ、大儀であった。そして報酬に関しては、セフィスに話してあるから二つまで持って行って良いからな。一つは今回の報酬、もう一つはアブルが約束した報酬の代わりだ。そしてこの謁見が終わったら我の自室に来てくれ。今後の事で話がある」


 そう言うマーティンだったがレオンは内心で、まだ終わらないのかと欠伸しながら思うのだった。

 


人物のことを紹介する時って悩みますよね?

簡単な容姿だけを紹介すれば良いのか、それとも今回のエレノアさんのように髪型から体型まで紹介すればよいのか。私の場合は気分で紹介するかしないか分けるのでそこは期待しないで、皆様の妄想にお任せいたします。

あ、それと魔法や魔導具、マジックアイテムにユニーク魔法のまとめを投稿しておいたのでよければ見てみてください。

27話、28話も今日中に更新するのでお楽しみにっ!!

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