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神槍使い  作者: 怠惰な男の子
1章~異世界へ~
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14話 戦闘だ!!中二病も添えた

久しぶりの投稿です。

皆さんすいません!!

事情などは活動報告の方で説明しておりますので、気になる方は見てみてください。

 レオンとアブルが気を抜いてしまい頭と呼ばれる男達を地下へ逃してしまった。


「ちっ!アブル!ちょっとでかい魔法使うから合図を出したら戦線を離脱してくれ!」

「分かった」


 レオンは同じ失敗を繰り返さないように周りを観察しながら詠唱を始める。


『雷よ、汝が成す形は光のように早く動く虎。我の思いのままに大地を動き、敵を焼き、体という器を痺れさせ、()れ』


 ブリューガングを通してレオンの目の前に、虎が形成されていく。


『雷琥』


「退け!」


 その言葉を合図にアブルは首を縦に動かしてからレオンの後ろに移動した。返事をしないのはアブルなりの行動なのか、疲れているからなのか。


(それはないか。これでも『偉大なる魔術師』の一人だし。前衛って本人が言っていたからな)


レオンが雷の虎を操るために手を動かす。するとそれに従うかのように虎が走る。

 手を下に下ろすと地面に電気が走り、手を横に一閃すると虎が直線に目に見えぬ速さで動く。虎に触れた者は、掠っただけでも火で燃え上がり、直撃だと跡形も無く燃やし尽くされた。

 六分。これが、頭が逃げた後の部下が生き残った時間だった。

 これが逃げるために作った時間ならば別に問題は無かっただろう。二人は転移を使えて、レオンに至っては空を自由に飛べるのだから。

 だが、稼いだのは逃げるためではない。人質を取りに行くという簡単過ぎる目的。時間的に阻止するのは不可能。

 だが、アブルは笑顔で提案してきた。


「僕、良い作戦考えたよ。単純だけど……」



その頃地下の者達は抜け穴を通って外に向かっていた。


「さすがにあの化け物みたいな子供もこの抜け穴は気が付かないよな」

「そうですぜ。お頭。あれは俺達がスラムのちゃんとしてるやつに頼み込んだ抜け穴で『隠蔽』も掛けてあるし、今まで仲間にも見つかった事無いじゃないですか」


 この賊が使っている抜け穴は、この建物を拠点とした時にこっそりと作ったもので、一部の者以外はこの抜け穴の存在すら教えていなかった。なので、今までは誰にも見つかっていなかったのだ。


「頭、あいつらが来ねぇとも限らねぇ事ですし急ぎましょ」

「それ以上近づいたらこいつを殺すぞ!ガキ!」


 提案した内容とは違う声、それも警戒をしている声が頭から聞こえてきた。

 そのため部下の二人は後ろを振り返りながら武器を抜く。

 だが、部下たちが最後に見たのは通路の岩肌になった。


「お前ら、とりあえずここ抜けるぞ。ガキはそこから動くなよ。この女の首が吹き飛んで――」

「残念。頭、では無くバルト。首が飛んだのは君だよ」


 そう言いアブルが現れる。だがレオンは戦いが終わった事よりも……


(今の言葉って日本で言ったら明らかに中二病を疑われ始めるよな。それよりも首が飛ぶって怖い事言うなよ。物理じゃなくて、頭という立場から奴隷に落とされるだけだろ)


 レオンは殺人という言葉に恐怖を覚えていた。

 ちなみに今回アブルが考えた作戦というのは、レオンが転移で先に姿を現して三人の気を引いて、アブルがこっそりと三人を撃破していくというものだ。


「中二病って何?レオン」

「なんでもないよ」


 思考が読めるアブルでも仕事口調が自分に似合っていないのは重々承知しているようだ。

こうやってレティの誘拐事件は終わり、レオンのお金は戻ってきて、ギルドに恩を売ることが出来たのだった。

 

後日、犯罪者は奴隷にでき、その奴隷を買った半分のお金が手に入るとデューイに言われ、損した気分になるレオンだった。なぜならお金の計算が面倒臭く、全てギルドに寄付するという選択肢を取ってしまっていたからだ。

またレティにトラウマは出来なかったとの事。何気に神経が太い事で有名だからだ。


すいません。風邪が治ったばかりでパソコンしていたら怒られてしまったので、今日は約1500文字と短くなります。明日にこうご期待をっ!!

あと、1話から13話まで簡単に見直しをしました。魔法の方も取りあえず説明していないものはメモしておいたため、後日説明していきます。

これからもよろしくお願いします(^^♪

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