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第15話 コルンの死
村人たちは、アインを殺すために立ち向かってきた。
アッシュはアインを守るために戦うが、村人たちを傷つけるわけにはいかなかった。
そのため、アインを守り切る事ができるはずがなかった。
しかし、村人の一人がアインを剣できりつけようとした時、コルンがかばった。
コルンは地面に倒れ、出血の多さで意識が朦朧となる。
村人は「コルンが悪い。ばけものを退治しようとした自分達は悪くない」という。
彼らは「アッシュがいてくれればあんな目には合わなかっただろう」といい、「村に害をなすものは、住民であっても切り捨てるべきだ」という。
アッシュは彼らの考える正義を正義とは呼べなかった。
村人たちとは反対に、アッシュは一年前と比べて甘くなっていた。
様々な者達の生活や考え方、価値観を知った事で、些細な罪なら見逃すようになり、自分達に害の与えない弱い生き物には程越しを与えたり、手当てをするようになったからだ。
アッシュは怪我をさせる事を承知で彼らに反撃し、コルンとアインをつれて逃げる。
コルンの手当てを行うために、近くの町へと向かったが、その足は途中で止まる。
コルンはアッシュの背中で、命を落としてしまった。




