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第10話 村の変化
久しぶに、村と害獣の状況を見るために、アッシュは見回りに出た。
すると、害獣はずいぶんと減っていた事が判明する。
アッシュが有名になった事で、町を守るための人出が他の地域から寄こされたためだ。
勇者パーティーの一人の地元ならばと、丁重に扱わなければならないという取り決めがなされ、それによって人が派遣されたのだった。
顔の知らない人間が村の中を歩いているのに違和感を持つアッシュだったが、特に不満を抱く事はなかった。
村の人たちは彼らを受け入れ、彼らも村に受け入れられていたからだ。
しかし、コルンはその変化についてアッシュに何かを話したがっていた。
アッシュがいない1年間に、村によくない事が起こったという。
「もしかしたら、アッシュはこの村を嫌いになっちゃうかもしれないね」
アッシュはコルンの言っている事がわからなかった。
話したい事がたくさんあるというコルンは、アッシュの見回りについていくことになった。




