表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者ご令嬢 アッシュの物語  作者: リィズ・ブランディシュカ
第1部

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/45

第1話 灰かぶりの少年




 村の周囲を見回っていた者たちが、小さなかごを発見した。


 籠の中には大きな布の塊があり、それはぎこちなく動いている。


 男の一人が布をはぐと、そこには生れてから少したった赤ちゃんの姿。


「子供が捨てられているぞ」


「なんてこった」


「こんな寒い日に、親はいったい何を考えているんだ」


「とにかく、温かいところにはこぼう」


「俺、薬剤師のばあちゃんに知らせてくる」


「俺は毛布をもらってくるよ」


「村長さんにもしらせなくちゃな」


「でも、あそこは最近女の子が生まれたばかりだぞ」


「だけど、知らせないわけにはいかないだろ」


 あわただしい話しごえ、足音の中。


 騒動が起きているとも知らず、赤ん坊はすやすやと眠っていた。






 約9年後。

 

 鍛冶で名前のある辺境の村に生まれ育ったアッシュ・カーバングル9歳。

 彼の特徴は珍しい灰色の髪。

 他の誰もがもたない、くすんだ髪色だった。


 アッシュは捨て子だった。

 そんなアッシュを拾った村のために、彼は懸命に役に立とうとする。

 村の手伝いを率先してこなし、医療の知識を学び、自警団の一員として見回りも行った。


 村の治安や住人を守るためなら、小さな子供の些細な盗みであっても、きちんと罰をかした。

 それだけでなく、生まれたばかりの親とはぐれた害獣の子供が、農作物を盗みに来ても、ためらいもなく処分するのだった。


 村人はアッシュのその行為に思うところがあり、苦言を呈するが、アッシュは自分の意見を曲げなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ