表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役貴族転生【女装】悪役令嬢ルート ~99通りで断罪される悪役に転生して女装したら死亡フラグが無くなる代わりに周囲の目が怖くなってくんだけど?~  作者: あずももも
2章 女装してギルドを堕とした

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/147

21話 異世界転生1日目をのんびり振り返る僕

「ふぅ」


ああ、素敵な1日だったなぁ……。


まさかのゲーム世界、まさかの女装メス堕ちジュリオン様に生まれ変わるだなんて。


しかもそのきっかけときたら、メインヒロインのメアリーちゃんからのぶっかけられ(死)だし。


で、なんだか使用人たちが勘違いしてくれるもんだから、なにかあるたびに「今世の産みの母親のせい」ってことにしてたら納得してくれたし。


……エキセントリック過ぎる人が親だと、その子供も自動的に勘違いされるよねぇ……言っちゃ悪いけど、すでに死亡済みで良かった。


もし生きてたら?


……いや、うん、それはそれでなんとかしてくれたかもしれないけど……いや、絶対僕は心労がたたって倒れる、間違いない。


僕はしょせんただの一般庶民なんだ、不慮の事故(トラック転生かもしれない異世界転生)でジュリオン様になっちゃった、ただのそのへんの男なんだ。


で、そんな母さんが近くに居て胃がすり減っただろうベルトランさんに軽く稽古をつけてもらって、今の実力をそれとなく把握してもらって――やり過ぎたけども、だからこそ父さんへの許可も取らずに外に出るのを許してくれた形。


ちなみに非常時は僕――ではなく、彼が全ての権限を持つらしいね。


大丈夫?


耄碌じいさんに全部任せちゃって?


え?


7歳の子供に任せるよりは安全?


どうやら政治に一切関わってないっぽい後妻さんとかその娘には任せられない?


……あのエキセントリックママンの話は今日だけでお腹いっぱいなのに、誰ひとりとしてネクストママンの話をしなかった時点でね。


うん、悪い人じゃない、悪い人じゃないはずなんだ……たぶん。


そもそもジュリオン様自身も、前世の僕としても一切情報の無いキャラ――だった人だから知らないけど。


まぁなんとかなるんでしょ。

ほんの数%以外のルートじゃジュリオン様は出てきてるんだし。


んで、いよいよ冒険。


途中まで馬車で行ってから初心者装備で放り出してもらい、無難に町へ入り、無難にギルドへ入り、無難に初心者ダンジョンを初体験し、無難に将来の魔王ジュリオン様ルートの重要人物もとい魔族を倒せたわけで。


……ごめん、盛った……普通にやらかしちゃったわ。


事故に事故が事故ってこうなったわけで、僕はそんなに悪くはないけども……いやぁ、初日から目立っちゃったねぇ。


ていうかこれ、転生初日の情報量と行動量じゃないよね。


僕、がんばった。

がんばったよね?


こんないろいろ満載のジュリオン様ボディに転生したにしては、相当にがんばったはずだ。


「ほぼ死亡確定のジュリオン様だしなぁ……やれることは全部やらないと」


鏡の前には、部屋着――さりげなくエミリーちゃんがかばんに押し込めていた――あの子のパジャマだよね、あの子の匂いするし――を身に付けた、銀に紫の毛束が目立つ髪が肩程度まである……うん、女の子にしか見えないジュリオン様(幼)。


まぁね……ゲームを俯瞰する前世の世界の夏冬の祭典に年中無休のダウンロードサイトで必ず(女性向け)ランキングの上位を埋め尽くすほどに人気だった(女装姿で男性向けにも出没)ジュリオン様だ。


顔のビジュアルとしては、まず間違いなくメインヒロインたちに劣らない。


実際この世界でも――自惚れだとは思わない程度に、この顔ほど整ったものは、未だに目にしていない。


たぶん、あったとしたらセレスティーヌ母さん、ただひとりだ。


もう死んでるけど。


次点でメインヒロインのエミリーちゃん&アメリアちゃん。

ちょい離れて受付嬢さん、そこからだいぶ飛んでサブヒロイン令嬢たちってとこ?


ジュリオン様ってばやんちゃすぎてどのストーリーでも徹底的に主人公と対立するもんだから、お姉さま方のあいだではむしろ主人公がけちょんけちょんに言われていたとか。


かわいそうになぁ……でもユーザーの操作する男主人公だから顔とか分からないように描かれてて美醜は不明、それなのに物語の都合でモテモテ過ぎたからしょうがないよね。


正直、顔のグラだけならモブと全く同じだからねぇ主人公……その代わりにハーレムルートではヒロイン100人+と同時重婚できるやべー男だけど。


え?


主人公とジュリオン様との結婚ガチルート?


すごい「提案」の数らしいよ?


「……おげぇぇぇ……」


で。


魔王ジュリオン様ルートでは、ジュリオン様のカリスマだけで人類サイドからも続々と離反者が出るレベルだったはずで、関係値の足りないヒロインたちまで寝取られるレベル。


基本的に悪役っぽいキャラはルートに入ったとたんにジュリオン様の味方になるし、中立なキャラでも容赦なく引き入れられていく。


つまりは単純な見た目と魔力と実力だけで人々を魅了する、それがジュリオン様。


うんうん、悪役、かつラスボスってのはこうでなくっちゃね。

まぁしょぼいルートだとただのチンピラで終わるけども。


そんなジュリオン様は、ほとんどのルートでは絶対悪として悪いことして主人公たちに殺されるし、生存ルートでも女装メス堕ちしてる。


……本当、ジュリオン様だけ明確に「死んだ」ってテキストにはっきり書かれてるんだよなぁ。


そんなエンディングが99通りはあるせいで、「どんだけ運営はジュリオン様が憎いんだ!?」「運営なりの愛……じゃないかな……」って話題で盛り上がるレベルだし。


けども、今日は盛大に事故ったおかげで最悪のルート――あくまでこの世界で第二の人生を生きていくって意味では――魔王ルートにおいて超重要な役割を果たす、魔王様の右腕なエロディーさんを倒すことができた。


復活が予想外に早かったのは――うん、偶然だろうってことにしといて。


確か原作では「魔王様と自分の復活に数百年掛けた」とか言っていたはずだし、数百年からすれば10年なんて誤差でしょ?


仮に10年後、もっと肌色(ダーク系)成分が多くなって世界の強制力とかでひょっこり蘇ってたとしても、恐らくはそのころに相当強くなってるだろう主人公たちにとっても僕にとっても、もはや敵ではないはず。


でもまぁ復活はし直すんだろうなぁ……もちろん盛大に弱体化して、もっとぽんこつになって。


うん、脅威になり得ないからどうでも良いな。


あのエロい姿が拝めないのはちょっぴり残念だけど。

だってサキュバスだもん、男のロマンでしょ?


んでこのエロいエロディーさん、「魔王様の魂を復活させるための、これ以上ない器」としてジュリオン様を選んだ――って筋書きで。


あの感じ、面食いなのも手伝ったんだろうけども……まぁえっちなのは全男子の正義だから……。


「………………………………」


……復活しておいたしてない段階なら、さくっと倒せるはず。


なら……奴隷の契約でもして、目の保養としてそばに置いても良いよね?


あくまで、あくまで保険……そう。

魔王軍との取引とかに使える駒として手元に置くだけだから。


ほら、あっちの情報とかも聞き出せそうだし……いやでもぽんこつだからなぁ……。



◆◆◆



「男の娘をもっと見たい」「女装が大好物」「みんなに姫扱いされるジュリオンくんを早く」「おもしろい」「続きが読みたい」「応援したい」と思ってくださった方は、ぜひ最下部↓の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】に&まだの方はブックマーク登録で最新話の通知をオンにしていただけますと励みになります。応援コメントやフォローも嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
そういえばこれまだ一日目なのかwww 女装と訓練(未受講卒業)と初めてのだんじょんは過密だなぁww しょぼいルートと魔王ルートでジュリオン様のブレ幅大きすぎるwww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ