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多田氷雨の作品集

夜の魔物

作者: 多田氷雨




煙のような雲が夜空を流れて行く。




その向こう。


大きくてまあるい赤い月佇む。


夜を不気味に赤く照らす月。


その下。


見上げる僕が一人。


赤い月を見ると、体内の血液が騒ぐ。


全身が震える。


鼓動が早くなる。


血が、欲しくなる。


美しい女性の美しい血液が欲しくなる。


白く生え揃った歯の一部が、牙に変わる。


全身が血を欲する。


赤い月の夜、僕は化け物に変わる。


女性を誑かし、血を吸い尽くす魔物になる。


今夜も僕は赤い月に抗えず、夜の魔物になる。


美しい血を持つ女性を求め。




赤い月照らす夜の中を彷徨う………







美しい女性レディー

僕に貴女の血液を飲ませてください。

なんて……


あなたさまの刹那の時間をくださり、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 血……♡ 飲ませてくれ……。 焼酎か、ウォッカで割る♡ 泡盛も、良いな……♡ が、 やっぱり、生♡♪ 生♡血液を飲み干したい♡♪ うめー……──☆彡
[良い点] はい、ぜひ……♡ ちょっと怖いですが、それがいいのですよね(*´∇`*)
2022/11/13 00:00 退会済み
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