お姉ちゃんの部屋
階段を上るたび、相変わらず、彩音姉さんの真っ白な下着がチラチラとワンピースの奥に見える度、私の心は乱されてしまう。
それは・・・
彩音姉さんの悩殺的なスケスケの真っ白な下着が見える度に彩音姉さんの言った
『見せたかいがあった・・』
って言う意味深な言葉が私の脳裏に蘇り、ドキッとしてしまうから!!
女の私だって、変になりそうなんだもの、男の子がこれ見たらイチコロで落ちちゃうわね・・
そう思える位、悩殺スケスケランジェリーから透けて見えるおねえちゃんの体は魅力的?それともエロい?
そんな私の心も知らずに
「彩こうやって彩と一緒に階段を上るのも久しぶりね~」
って話しかけてくる彩音姉さん。
「おねちゃんが高校上がった頃から、こうやって一緒に居る事無くなっちゃったからね~」
「うんうんそうそう、そんな感じだね」
大きくなるに従って、皆離れてゆくものなのかな・・
段々と親離れしていく時期なのかも?
などとふと、そんな事を思ってしまう私。
彩音姉さんの部屋の前、私は少し緊張している。3年ぶりに近い彩音姉さんの部屋。
姉妹と言えど他人の部屋には勝手に入らない程度の良識はある。
『誰だって見られたくない物は沢山有る!!私だって・・・』
私だって、見られたくない物は沢山有る。
オタクの私としては、あのブツだけは絶対に知られるわけにはいかないのよ!!
だから、そんな訳で私も彩音姉さんの部屋には入らないでいた。
彩音姉さんの、あの下着を見せられて?から、どんな物が出てくるのか少し怖い気もある・・・。
だって、彩音姉さん中学の時は今履いているような下着持っていなかったもん。
『この3年で、あんな下着を履けるまで、姉さんの心境にどんな変化が有ったのか』
知りたいようでもあり、知るのが怖いようでもあり・・
彩音姉さんはそんな私の気も知らずに自分の部屋の鍵を開けて部屋の中に入っていった。
「おじゃましま~~~す」
私もそう言って、彩音姉さんの後について部屋の中に入りながら私は、部屋の中を隈無く見回していた。
だって、人の生活空間ってすご~~く興味有るでしょ?
『あんなスケスケの悩殺下着着けてる姉さんの私生活空間怪しく無い訳が無い』
「ひゃん~」
私は急にお尻から背中を下から上に撫で挙げられて変な声を上げてしまっていた。
私は彩音ねえさんの部屋に変な物が無いかどうか興味津々見回して物色するのに気を取られていた為、おねえちゃんのイ
タズラに気がつかなかったの。
イタズラが成功した事が嬉しかったのか満面の笑顔で
「彩そんなに私の部屋を見回して、怪しい物でも有ると思ってた?」
私に声をかけながら後ろから、私の顔を覗き込んできたおねえちゃん。
「3年ぶりに入ったおねえちゃんの部屋なんだもの興味あるでしょ」
「うんうん、そんなに経つんだね~早いよね。で私の部屋は昔と変わってるかな?」
「可愛い物が一杯増えた程度かな」
そう・・
机、チェスト、タンス、キャビネット、ドレッサー、テレビ台、全て白のアンティーク調の家具で統一されて家具の高さも全部同じ高さに揃えられて凄くすっきりした感じ。
ベッドは姫系の可愛いベッド・・・私もこんなの欲しい!!
そして可愛いぬいぐるみとかがいたる所に置いてある。
「あと・・・お化粧道具が増えた感じかな」
「うんうん、お化粧はみっちり教えてもらったからね~あれから一杯貰ったものもあるし買ったものも沢山あるよ。」
「私なんて何にも持ってないな・・女の子なのに恥ずかしい」
「一杯有るから彩に合うようなの一杯あげるよ」
つづく・・・